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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る
作者: 中川清徳 2021年10月17日
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正真正銘の「煮ても焼いても食えない」人
(続きは編集後記で)
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編集後記
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正真正銘の「煮ても焼いても食えない」人
「卑下」というのは、謙遜の美徳が外に態度として表れたものであ
る。
これとは別に、困った癖ともいうべき「卑下」が二種類ある。
その一つは、ひきょうと呼びたいぐらいの、人前に出るのをおびえる
ような態度をとるもので、まことに男らしくない。もし相手をその
人物相応に評価できる能力を持っているのならば、自分自身も堂々
と相手にそれ相応に評価してもらおうではないか。
この手の気弱な人間には、激励の言葉をかけて気分を鼓舞してや
ろう。だが、あまりあからさまに褒めてやると、かえって萎縮する
恐れがあるから、高く評価していることをさりげなく知らせてやれば
よい。
もう一つの「卑下」は、少々難物だ。
内心では騎り高ぶっているくせに、言葉だけは卑下して見せるという
人種である。
たとえて言えば、漢学の先生などが、「小生不敏(ふびん)なりと
いえども…」と、謙遜を装いながら大気炎をぶち上げているのが
それである。
(1日「ひと粒」の黄金の知恵 森鴎外著 齋藤孝訳
イープレスト刊より)
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