■こんにちは、鮒谷です。
今日は
「他人の作った物語に消費されない
知的強靭さ」
を持つことを心がけてみては、
そんな話をいたしますね。
■昨日のメルマガでは、
「絵画は頭で鑑賞する」
「ワインは頭で飲む」
のと同様、
「時計は頭でつける」
「洋服は頭で着る」
「家は頭で住む」
「車は頭で乗る」
「アクセサリーは頭で装う」
「ホテルは頭で泊まる」
「健康食品は頭で摂取する」
ものである、
そんなお話をしました。
■この話の中で
私(鮒谷)が重要だと考えているのは
「原価(製造にかかった実際のコスト)は
金銭換算が可能」
であるけれども、
「物語部分は(創造の産物なるがゆえに)
金銭に置き換えることが原理的に不可能」
というところ。
■たとえば、
あと少しして
クリスマスシーズンになると
「◯ィファニーのアクセサリー」
などが、
飛ぶように売れていくでしょう。
■そのブランドに何の恨みもありませんが、
ぶっちゃけ、私は何の興味もありません。
なんて書いたら、関係各所から
総スカンを食らいそうですが、
でも本当にそうなのだから、仕方ない。
(ごめんなさい)
■では、なぜ、
私がそこに興味を覚えないかというと、
(より正確には、あえて関心を示さないように
しているのかというと)
そうした世界に惹きつけられ、
取り込まれてしまうと
「いくらカネがあっても足りなくなり、
自らが不幸になる」
という結末がハッキリ見えているから。
■物の値段、
特に、ブランド品の価格には、
当然のことながら発生する
「製造原価(→数値化可能)」
に加えて、
企業努力によって構築された
「ブランド固有の物語、ならびに、
各商品ごとに付与された物語の値段
(→数値化不可能)」
が組み込まれています。
■特に後者、すなわち物語部分は
「極めて巧みに物語を作られると、
数値化が不可能なほどの価値が
付与されることもだって起こる
=原理的・構造的に青天井となりうる」
のが恐ろしいところ。
■その極端な例が絵画で、
一枚の絵画が
百億単位になることすらあるのは、
ひとえにその絵の背景にある「物語」が
圧倒的に人を惹きつける魅力のあるもので、
でも、それが一品物であるから、
需給バランスが崩れ、青天井になるわけです。
※絵画ではありませんが、
マリリン・モンローの使っていた◯◯、
ケネディの所有していた◯◯、
アインシュタインが用いていた◯◯、
などなど、
いずれもそこに物語が生まれるから、
「二束三文の◯◯だったものが、
何百倍、何千倍の値段に高騰する」
ことだってありますね。
■ブランド品については、
もちろん品質がいいのは承知の上で、
ただ、あるブランドに魅せられ、
その世界に絡め取られると、
延々、そのブランドの物語で満たされることを
求めて、カネを払い続ける羽目になり、
そしてそれは、上述の理由によって、
原価をはるかに超えるレベルで価格設定された
商品である可能性が高いわけだから、
うっかりすると(悪い言葉でいえば)
企業側が作り出した物語にはめ込まれ、
「ケツの毛まで抜かれる」
ことになりかねないから、
「必要以上に近寄らない」
と私(鮒谷)は決めています。
■もちろん、
それらのブランドが文化を支えるという
側面があったりもしますから、
そういった価値を否定するものではないことは
申し添えておかなければなりません。
■ただ、文化の一側面を担うブランドを
守る主役たるべきなのは、
スーパー金持ちな王侯貴族
(や、それに類する人たち)であって、
少なくとも私ではないし、
私はそこまで(その企業が貢献している)
文化的な側面にカネを払ってまで守りたい、
とは思っていないし、そもそも、
そんな金もないから距離を置き、
大勢の人がブランド品に群がる現象を
超・醒めた目で眺めている、
というだけの話。
■なんで、こういう話をしているかというと、
私自身もまた、ある意味において
「物語を作る側の人間」
であるから、
物語の持つ力や素晴らしさを
理解するのと同時に、
購買者側も、商品に込められた物語に
醒めた視点を持つ必要がある、
といったことが分かったから。
言葉を換えれば、
「物語の持つ力とともに、
その限界も分かってしまった」
ということです。
■物語を否定するわけではないけれども、
物語に対する
「一定レベルの免疫」
を備えておかないと、
さまざまな企業や人が提示してくる世界に
都度、入り込まされてしまい、
結局、いくらカネを投入しても満たされない
世界から抜け出せなくなるでしょう。
■今の時代においては、
間断なく、
「さまざまな物語を(意図的に)
内包させた商品やサービス」
が押し寄せてくる中で、
こうしたことを意識していないと
あれも、これも、それも、全部!となり、
「足るを知る心」
が失われていくこととなるのです。
■無尽蔵あるいはそれに匹敵する程の富が
あればまた別かもしれませんが、
そんな財産もないのに
そうした世界に突っ込んでいけば、
ブランド品をしこたま買い込み
カード破産する人の例を挙げるまでもなく、
どう転んだって、
満たされることなく、
不幸せになることが
構造的に見えているのだから、
そんな世界にわざわざ突っ込んでいこうと
いう気には全くならない、
ということです。
■究極のところ
「他者が作った物語に触れるのは
趣味や楽しみのレベルではいいけれども、
その物語に依存してはならない」
と思っているし、
と同時に、その代わりに
「自分が独自に編んだ、自らの物語を
生き切ることこそが最も幸せなことである」
と信じているということです。
■ちなみに補足しておくと、
そんな斜に構えた私でも
ブランド品を買うことがあります。
それは
「信頼できるブランドは品質を
(ある程度まで)約束してくれている」
と信じているから。
■ノーブランド商品・サービスの購入には
「調査のためのコスト(時間)や、
失敗したときのリスク
(時間や金銭、精神的な損失)」
の可能性が存在するから、
安心や信頼を購入するために、
あえてそこに
「物語構築費用分の、
(ある意味)過剰なコスト」
が含まれていることが分かっていても
そうしたものを求めることもある、
ということです。
■それが分かった上で購入しているのだから
わたし的には何の問題もありません。
たとえば私は、ホテルを泊まるときには、
ほぼ100%、
「ここ、と決めている、
いくつかのブランド名が冠されたホテル」
にしか泊まりません。
■もちろん、そのホテルに宿泊し、
問題が生じることもないわけではありませんが、
そのブランドが冠されたホテルチェーンが、
「当該ブランドが定めた品質を、
標準化しようとする仕組みと努力」
が存在することは認めていますし、
それゆえ、
「ホテル選択を誤ったことに起因する
ハズレリスク(時間ロスと精神の摩耗)、
の確率を相当程度まで
軽減するための投資」
と捉えることができるからです。
食品を購入するときだって、同様ですね。
下手なものを掴んだときのリスクが
でかすぎるから。
■、、、ということで、
話が大きく脇にそれたので、
話を元に戻しますが、
「真に幸福を追求しようと思うなら、
他人の作った物語に消費されない
知的強靭さを身につける必要がある」
と考えることに
同意下さる方があるならば、
「そもそも、物語とは何?」
ということについて
一定の理解を持っておくことは
「現代を生きる私たちにとっての
必須リテラシー」
ということにもまた、
ご理解頂けるのではないでしょうか。
■そんな考えに同意、共感下される
奇特な方があるならば、
おそらく、以下の音源についても
楽しく聴けるし、学んで頂けると思います。
当音源を聴くことで、
以下のような内容について
ご理解頂けるようになるでしょう。
(ここから)
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<1日目音源>
▼故事成語は物語の基本形。
語彙が乏しい人は自分の物語を生きられない。
▼物語とは人生の○○である。
▼「人生詰んだ」、そう思ったときにこそ
物語を持つべき理由とは?
▼物語を持つことで身につく、
人生の○○力とは?
▼「なんで俺(私)だけが!」、そんな出来事が
あった際に自伝・伝記を読むべき理由とは?
▼10代、20代の方に伝えたい、
人生をご機嫌に過ごすために、
たったひとつの身につけるべきこととは?
▼中高大、会社員時代、
一向に芽が出なかった鮒谷が、
人生を諦めなかった理由とは?
▼『私の履歴書』マニアの鮒谷ですらたじろいだ、
超・大器晩成画家の物語とは?
▼100歳から講演家に!?年齢を理由にためらう
あなたに伝えたい、大器晩成の成功者あれこれ。
▼鮒谷が自らの仕事を希望提供業と
規定している理由とは?
▼コンサル、コーチ必聴!
クライアントの行動を促進する、
物語の3層構造とは?
▼平成進化論とNHK連続テレビ小説に通底する
ある概念とは?
▼鮒谷が、人あたりがいいだけの人と、
専門性があってもキャラが立っていない人を
同じカテゴリーとみなす理由とは?
▼レンコン農家が○○するだけでバカ売れした!?
そんな事例に学ぶ、現代人が求めているものとは?
▼鮒谷がアイドルの写真集ではなく、
田中角栄写真集などの硬派(?)な写真集を
好んで購入する理由とは?
▼人に動いてもらうために必要な3点セットとは?
▼有形無形問わず、何でも売るために必要な
たったひとつの要素とは?
▼ポケモンGOと鮒谷の共通点とは何か?
▼世阿弥に学ぶ、営業力アップの秘訣とは?
▼鮒谷が当意即妙に物語を編める秘訣とは?
▼ポジショントークの極み、
それが知れるものとは?
<2日目音源>
▼ポケストップに学ぶ、
現実世界のからくりとは?
▼情報氾濫社会で、お客さまに
振り向いてもらうための秘訣とは?
▼ホップ・ステップ・ジャンプ!
お客さまの心をつかむスリーステップ構造とは?
▼お前はもう、買っている。
お客さまの秘孔を突く鮒谷神拳奥義とは?
▼営業のキモはお客さまに
○○○○していただくことにあり。
▼ここだけのタネ明かし!
鮒谷のセールスマジックの裏にあるものとは
▼「売らずに売る」その言葉の背景、
お伝えいたします
▼セミナーの終わりは実は○○だった、
お客さまの満足度を高める、
コペルニクス的転回メソッドとは?
▼鮒谷が持つ、打ち出の小槌とは?
▼加速度的にレベルアップしたいなら
〇〇の力を活用しよう。
▼鮒谷が顧客に渡すことを
心掛けているものとはなにか。
▼アリストテレスが教えてくれた、
セールスの極意とは?
▼お客さまに臨場感をもたらす
第三の男メソッドとは?
▼借景?、本歌取り?、オナモミ?
鮒谷が比喩を用いる際に意識するポイントとは?
▼鮒谷が語彙力を重視する理由。
▼一期一会のコミュニケーション。
その場で一気に親密度を上げるために、
鮒谷が常日頃心がけていること
▼鮒谷が工具セットを買ってきて気づいた、
言葉と工具の共通点とは?
▼同じ世界に生きているのに、
ヒャッハーの世界を生きる人と、
豊饒な世界に生きる人。一体、どこが違うのか
▼メルマガや日記を書くことで、
人が豊かになっていく、本当の理由について
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(ここまで)
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販売予定本数まで残り少しとなったので
「あと2日」
で定価に戻します
(約1万円の値上げとなります)。
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【鮒谷周史の、
圧巻!『物語』を自在に操れる者だけが、
人生を思い通りに生きられる
放談会音源】
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▼全収録時間:約220分(3時間40分)
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【 本数限定 】
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【ご参考】
<当音源をお聴きくださった方からお寄せいただいた
114ページにおよぶご感想紹介>
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鮒谷周史拝
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