2021年10月30日土曜日

【鮒谷が「◯ィファニーのアクセサリー」から全力で距離を置く理由】

■こんにちは、鮒谷です。


 今日は

 「他人の作った物語に消費されない
  知的強靭さ」

 を持つことを心がけてみては、

 そんな話をいたしますね。



■昨日のメルマガでは、

 「絵画は頭で鑑賞する」

 「ワインは頭で飲む」

 のと同様、 


 「時計は頭でつける」
 「洋服は頭で着る」

 「家は頭で住む」
 「車は頭で乗る」

 「アクセサリーは頭で装う」
 「ホテルは頭で泊まる」

 「健康食品は頭で摂取する」

 ものである、


 そんなお話をしました。



■この話の中で
 私(鮒谷)が重要だと考えているのは

 「原価(製造にかかった実際のコスト)は
  金銭換算が可能」

 であるけれども、


 「物語部分は(創造の産物なるがゆえに)
  金銭に置き換えることが原理的に不可能」

 というところ。



■たとえば、

 あと少しして
 クリスマスシーズンになると

 「◯ィファニーのアクセサリー」

 などが、
 飛ぶように売れていくでしょう。


 
■そのブランドに何の恨みもありませんが、
 ぶっちゃけ、私は何の興味もありません。

 なんて書いたら、関係各所から
 総スカンを食らいそうですが、

 でも本当にそうなのだから、仕方ない。
 (ごめんなさい)



■では、なぜ、
 私がそこに興味を覚えないかというと、

 (より正確には、あえて関心を示さないように
  しているのかというと)


 そうした世界に惹きつけられ、
 取り込まれてしまうと

 「いくらカネがあっても足りなくなり、
  自らが不幸になる」

 という結末がハッキリ見えているから。



■物の値段、
 特に、ブランド品の価格には、


 当然のことながら発生する

 「製造原価(→数値化可能)」

 に加えて、


 企業努力によって構築された

 「ブランド固有の物語、ならびに、
  各商品ごとに付与された物語の値段

  (→数値化不可能)」

 が組み込まれています。



■特に後者、すなわち物語部分は


 「極めて巧みに物語を作られると、

  数値化が不可能なほどの価値が
  付与されることもだって起こる

  =原理的・構造的に青天井となりうる」


 のが恐ろしいところ。



■その極端な例が絵画で、

 一枚の絵画が
 百億単位になることすらあるのは、

 ひとえにその絵の背景にある「物語」が
 圧倒的に人を惹きつける魅力のあるもので、

 でも、それが一品物であるから、
 需給バランスが崩れ、青天井になるわけです。


 ※絵画ではありませんが、

  マリリン・モンローの使っていた◯◯、
  ケネディの所有していた◯◯、
  アインシュタインが用いていた◯◯、

  などなど、
  いずれもそこに物語が生まれるから、

  「二束三文の◯◯だったものが、
   何百倍、何千倍の値段に高騰する」

  ことだってありますね。  



■ブランド品については、
 もちろん品質がいいのは承知の上で、


 ただ、あるブランドに魅せられ、
 その世界に絡め取られると、

 延々、そのブランドの物語で満たされることを
 求めて、カネを払い続ける羽目になり、


 そしてそれは、上述の理由によって、

 原価をはるかに超えるレベルで価格設定された
 商品である可能性が高いわけだから、


 うっかりすると(悪い言葉でいえば)
 企業側が作り出した物語にはめ込まれ、

 「ケツの毛まで抜かれる」

 ことになりかねないから、

 「必要以上に近寄らない」

 と私(鮒谷)は決めています。



■もちろん、

 それらのブランドが文化を支えるという
 側面があったりもしますから、

 そういった価値を否定するものではないことは
 申し添えておかなければなりません。



■ただ、文化の一側面を担うブランドを
 守る主役たるべきなのは、

 スーパー金持ちな王侯貴族
 (や、それに類する人たち)であって、

 少なくとも私ではないし、


 私はそこまで(その企業が貢献している)
 文化的な側面にカネを払ってまで守りたい、

 とは思っていないし、そもそも、
 そんな金もないから距離を置き、

 大勢の人がブランド品に群がる現象を
 超・醒めた目で眺めている、

 というだけの話。



■なんで、こういう話をしているかというと、
 私自身もまた、ある意味において

 「物語を作る側の人間」

 であるから、

 物語の持つ力や素晴らしさを
 理解するのと同時に、

 購買者側も、商品に込められた物語に
 醒めた視点を持つ必要がある、

 といったことが分かったから。


 言葉を換えれば、

 「物語の持つ力とともに、
  その限界も分かってしまった」

 ということです。



■物語を否定するわけではないけれども、
 物語に対する

 「一定レベルの免疫」

 を備えておかないと、


 さまざまな企業や人が提示してくる世界に
 都度、入り込まされてしまい、

 結局、いくらカネを投入しても満たされない
 世界から抜け出せなくなるでしょう。



■今の時代においては、
 間断なく、

 「さまざまな物語を(意図的に)
  内包させた商品やサービス」

 が押し寄せてくる中で、


 こうしたことを意識していないと
 あれも、これも、それも、全部!となり、

 「足るを知る心」

 が失われていくこととなるのです。



■無尽蔵あるいはそれに匹敵する程の富が
 あればまた別かもしれませんが、

 そんな財産もないのに
 そうした世界に突っ込んでいけば、

 ブランド品をしこたま買い込み
 カード破産する人の例を挙げるまでもなく、


 どう転んだって、
 満たされることなく、

 不幸せになることが
 構造的に見えているのだから、

 そんな世界にわざわざ突っ込んでいこうと
 いう気には全くならない、

 ということです。



■究極のところ

 「他者が作った物語に触れるのは
  趣味や楽しみのレベルではいいけれども、

  その物語に依存してはならない」

 と思っているし、


 と同時に、その代わりに

 「自分が独自に編んだ、自らの物語を
  生き切ることこそが最も幸せなことである」

 と信じているということです。



■ちなみに補足しておくと、

 そんな斜に構えた私でも
 ブランド品を買うことがあります。


 それは

 「信頼できるブランドは品質を
  (ある程度まで)約束してくれている」

 と信じているから。



■ノーブランド商品・サービスの購入には

 「調査のためのコスト(時間)や、
  失敗したときのリスク
  (時間や金銭、精神的な損失)」

 の可能性が存在するから、


 安心や信頼を購入するために、
 あえてそこに

 「物語構築費用分の、
  (ある意味)過剰なコスト」

 が含まれていることが分かっていても
 そうしたものを求めることもある、

 ということです。



■それが分かった上で購入しているのだから
 わたし的には何の問題もありません。


 たとえば私は、ホテルを泊まるときには、
 ほぼ100%、

 「ここ、と決めている、
  いくつかのブランド名が冠されたホテル」

 にしか泊まりません。



■もちろん、そのホテルに宿泊し、
 問題が生じることもないわけではありませんが、

 そのブランドが冠されたホテルチェーンが、

 「当該ブランドが定めた品質を、
  標準化しようとする仕組みと努力」

 が存在することは認めていますし、


 それゆえ、

 「ホテル選択を誤ったことに起因する
  ハズレリスク(時間ロスと精神の摩耗)、

  の確率を相当程度まで
  軽減するための投資」

 と捉えることができるからです。


 食品を購入するときだって、同様ですね。

 下手なものを掴んだときのリスクが
 でかすぎるから。



■、、、ということで、

 話が大きく脇にそれたので、
 話を元に戻しますが、


 「真に幸福を追求しようと思うなら、

  他人の作った物語に消費されない
  知的強靭さを身につける必要がある」

 と考えることに
 同意下さる方があるならば、


 「そもそも、物語とは何?」

 ということについて
 一定の理解を持っておくことは

 「現代を生きる私たちにとっての
  必須リテラシー」

 ということにもまた、
 ご理解頂けるのではないでしょうか。



■そんな考えに同意、共感下される
 奇特な方があるならば、

 おそらく、以下の音源についても
 楽しく聴けるし、学んで頂けると思います。


 当音源を聴くことで、

 以下のような内容について
 ご理解頂けるようになるでしょう。


 (ここから)
 -----------------------


 <1日目音源>


 ▼故事成語は物語の基本形。
  語彙が乏しい人は自分の物語を生きられない。

 ▼物語とは人生の○○である。

 ▼「人生詰んだ」、そう思ったときにこそ
  物語を持つべき理由とは?

 ▼物語を持つことで身につく、
  人生の○○力とは?

 ▼「なんで俺(私)だけが!」、そんな出来事が
  あった際に自伝・伝記を読むべき理由とは?

 ▼10代、20代の方に伝えたい、
  人生をご機嫌に過ごすために、
  たったひとつの身につけるべきこととは?

 ▼中高大、会社員時代、
  一向に芽が出なかった鮒谷が、
  人生を諦めなかった理由とは?

 ▼『私の履歴書』マニアの鮒谷ですらたじろいだ、
  超・大器晩成画家の物語とは?

 ▼100歳から講演家に!?年齢を理由にためらう
  あなたに伝えたい、大器晩成の成功者あれこれ。

 ▼鮒谷が自らの仕事を希望提供業と
  規定している理由とは?

 ▼コンサル、コーチ必聴!
  クライアントの行動を促進する、
  物語の3層構造とは?

 ▼平成進化論とNHK連続テレビ小説に通底する
  ある概念とは?

 ▼鮒谷が、人あたりがいいだけの人と、
  専門性があってもキャラが立っていない人を
  同じカテゴリーとみなす理由とは?

 ▼レンコン農家が○○するだけでバカ売れした!?
  そんな事例に学ぶ、現代人が求めているものとは?

 ▼鮒谷がアイドルの写真集ではなく、
  田中角栄写真集などの硬派(?)な写真集を
  好んで購入する理由とは?

 ▼人に動いてもらうために必要な3点セットとは?

 ▼有形無形問わず、何でも売るために必要な
  たったひとつの要素とは?

 ▼ポケモンGOと鮒谷の共通点とは何か?

 ▼世阿弥に学ぶ、営業力アップの秘訣とは?

 ▼鮒谷が当意即妙に物語を編める秘訣とは?

 ▼ポジショントークの極み、
  それが知れるものとは?


 <2日目音源>


 ▼ポケストップに学ぶ、
  現実世界のからくりとは?

 ▼情報氾濫社会で、お客さまに
  振り向いてもらうための秘訣とは?

 ▼ホップ・ステップ・ジャンプ!
  お客さまの心をつかむスリーステップ構造とは?

 ▼お前はもう、買っている。
  お客さまの秘孔を突く鮒谷神拳奥義とは?

 ▼営業のキモはお客さまに
  ○○○○していただくことにあり。

 ▼ここだけのタネ明かし!
  鮒谷のセールスマジックの裏にあるものとは

 ▼「売らずに売る」その言葉の背景、
  お伝えいたします

 ▼セミナーの終わりは実は○○だった、
  お客さまの満足度を高める、
  コペルニクス的転回メソッドとは?

 ▼鮒谷が持つ、打ち出の小槌とは?

 ▼加速度的にレベルアップしたいなら
  〇〇の力を活用しよう。

 ▼鮒谷が顧客に渡すことを
  心掛けているものとはなにか。

 ▼アリストテレスが教えてくれた、
  セールスの極意とは?

 ▼お客さまに臨場感をもたらす
  第三の男メソッドとは?

 ▼借景?、本歌取り?、オナモミ?
  鮒谷が比喩を用いる際に意識するポイントとは?

 ▼鮒谷が語彙力を重視する理由。

 ▼一期一会のコミュニケーション。
  その場で一気に親密度を上げるために、
  鮒谷が常日頃心がけていること

 ▼鮒谷が工具セットを買ってきて気づいた、
  言葉と工具の共通点とは?

 ▼同じ世界に生きているのに、
  ヒャッハーの世界を生きる人と、
  豊饒な世界に生きる人。一体、どこが違うのか

 ▼メルマガや日記を書くことで、
  人が豊かになっていく、本当の理由について


 -----------------------
 (ここまで)



■お求めは以下より、お願いいたします。

 販売予定本数まで残り少しとなったので

 「あと2日」
 
 で定価に戻します
 (約1万円の値上げとなります)。
 


 -----------------------

 【鮒谷周史の、

  圧巻!『物語』を自在に操れる者だけが、
  人生を思い通りに生きられる

  放談会音源】

  https://form.os7.biz/f/5467593b/


 ▼全収録時間:約220分(3時間40分)

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 【ご参考】

 <当音源をお聴きくださった方からお寄せいただいた
  114ページにおよぶご感想紹介>
 https://ssdlfiles.s3.amazonaws.com/testimonials_monogatari.pdf


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             鮒谷周史拝






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