2021年5月31日月曜日

[残業代] 会社が損をする場合の規程の書き方

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2021年5月31日号 VOL.4877
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「フェリー」って、そもそもどういう意味?

(続きは編集後記で)

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[残業代] 会社が損をする場合の規程の書き方
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   残業代が多くて困っています。

中川:そうですか。
   では就業規則を拝見します。

社長:はい、どうぞ。

中川:就業規則は次のように書かれていますよ。

   始業   9時
   終業   17時
   休憩時間 12時〜13時

   上記の勤務時間を超えて労働させる場合は25%の割増賃金を
   払う。

社長:先日、労働基準監督署の査察がありましたが指摘を受けてい
   ません。
   どこがまずいのですか?

中川:違法ではないので労働基準監督署は指摘しないのです。

社長:違法ではないがまずいことってあるのですか?

中川:残業代が多いとおっしゃっているからです。
   この就業規則の書き方では残業代が多いのは当然です。

社長:どこがまずいのですか?

中川:一日の労働時間が7時間です。
   そして17時を超えたら残業代が発生するからです。

社長:二つもまずい点があるのですか。

中川:そうです。
   一日7時間の労働時間ですが労働基準法では一日8時間
   で良いのです。
   8時間を超えたら割増賃金を払うことになります。

社長:当社は7時間を超えたら割増賃金を払っているがそれは
   本来なら払わなくても良いことだったのですね?

中川:そうです。
   労働基準法では割増賃金を払う必要がない労働時間に
   対して御社は割増賃金を払っているのです。
   しかも、御社は17時を超えたら割増賃金を払うことに
   なっています。
   1時間遅刻をした人でも17時を超えたら割増賃金を
   払うことになっています。

社長:当社は毎日のように残業をしています。
   その差は大きいですね。

中川:御社は50人いらっしゃいます。
   本来払わなくてもよい割増賃金は下記のようになります。
   平均25万円÷154時間×0.25×50人=約43万円/月
   一年間ですと
   43万円×12月=516万円/年
   
社長:えええ!

中川:社長、追い打ちをかけるようですが同業者が8時間勤務
だったとしたら同業者は8時間勤務で賃金(平均)が
25万円なのです。
   御社は7時間勤務で25万円なのです。
   したがって、同業者と比較する場合は次のような計算に
   なります。

   平均25万円÷154時間×1.25×21日×50人=約213万円/月
   一年間ですと
   213万円×12月=2,556万円/年です。

社長:ええ!
   2500万円も沢山はらっていたのですか。

中川:それに社会保険料や雇用保険料、労災保険料が同業他社より
   多く払っていますよ。
   それらを含めますと
   2,556万円×120%=約3,000万円/年です。

社長:これは一大事だ!
   どうすればいいですか?

中川:一日の労働時間を8時間に変更することです。

社長:わかりました。
   早速変更します。

中川:あのう。
   急に変更すれば従業員が納得しないでしょう。
   これは不利益変更になりますので簡単には変更できません。

社長:そうですか。

中川:従業員と話し合いを持ち同意を得てください。

社長:わかりました。


(中川コメント)
 一日8時間、週40時時間を超えると割増賃金を払わなければなり
ません。
しかし、多くの会社が本来なら払わなくても良い割増賃金を払って
います。
厳しい競争に勝つためには労働時間や休日日数の見直しをしま
しょう。

見直しは不利益変更となり労使トラブルの原因となりますので
同意を得ることが必須です。
不利益変更は業績が好調な時は同意が難しいでしょう。
業績が悪化していても、従業員に丁寧に説明をし同意を得ましょう。

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[題名] 社員と、もめごとを起こさない就業規則の作り方セミナー  
[配布] レジメ89ページ 資料120ページ
[講師] 中川清徳(中川式賃金研究所 所長)
[料金] 38,000円(税別) 41,800円(税込) 人数不問
[日時] 6月 7日(月) 10時00分〜16時30分(5.5時間) 
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編集後記      
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「フェリー」って、そもそもどういう意味?

カー・フェリーの「フェリー」は、もとは英語の動詞。
「渡す」 「輸送する」という意味の単語だ。日本では、フェリーは、
旅客と自動車の双方を運ぶカー・フェリー、旅客のみを運ぶ
フェリー・ボートに分けられている。
そのうち、「カー・フェリー」という表現は、日本でしか通用
しない。

かつては、欧米でも「カー・フェリー」という言い方があったが、
フェリーが大型化し、トラックを載せるようになると、
「ロー・パックス・フェリー」と呼ばれるようになった。
「ロー」は、「ロール・オン/ロール・オフ クルマが直接乗り
降りできる」の略語。
「パックス」は、「パッセンジャ 乗客)」の略語だ。

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