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願望実現に補助線を引こう
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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ〜おん)です。
このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から12年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。
その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位、さらに2018年には同五位、
2019年には同四位、2020年も同六位と7年連続で受賞しました。
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付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。
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◆ 今日の前フリ ◆◇
「引き寄せの法則と開運術」というセミナーで、植物、就中お花が人間の邪気を吸ってく
れるという話をするのですが、このタイミングで我が家のお庭に地植えしているバラが4
本もお亡くなりになりました。バラって寿命が10年程度と言われていて、確かに一番古い
株は、11年目になるので寿命の通りだと言われればその通りなのですが、それにしても4
株が同時に枯れちゃうってどういうことよ?と思いました。
これはウチの母の認知症と関係があるんでしょう。バラが母のマイナスエネルギーを吸っ
てくれたのだと私は解釈しています。
ということで、早めに次のバラを植えるようにしようと思います。ますます終活の準備が
必要なのかもと思うようになりました。
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☆ ルッキズムと能力格差の話パート2
差別はいけないことだ、という文化が定着しても、本人の努力とは関係ないところでの評
価差って明白にあるんです。どんなにそれはいけないことだと言っても、ルッキズムのよ
うに実態はあるんですよ、明白な差が。そしてその差で採用が決まったりするわけ。
お隣の韓国や中国では、それは仕方の無いことだと割り切って、整形して変えてしまえば
良いじゃないかというところまで来ているんです。
そして本当の問題は、ルッキズムはそうやって整形という逃げ道があるのに対して、能力
って簡単に克服できないところにあるんです。つまりルッキズムよりも重たい問題がそこ
にはあるはずなんです。
▼ 生まれつき物覚えが他の人よりも悪い
▼ 理解力に難がある
▼ 論理でモノを考えられない
▼ 細かな作業でミスをしてしまう
▼ 動作がのろい
▼ 他者の感情が読み取れない
▼ そもそも勉強が全然ダメなんですよ
こういう部分に於ける差を克服するのって、簡単じゃないですし、それは一部個性と呼ば
れていた時代もあって(これが能力だといってしまうと問題になるからだと思います)、
その能力が備わっている人には、これが「できない」という人の気持ちなんて分かるはず
が無いんです。
私は同じようなことを、身体を動かすというジャンルでは常に感じていて、そこに強烈な
劣等感を持っています。逆上がりができたのは中学生の頃でしたし、逆立ち(倒立)は未
だにできません。前屈で指が床に着いたことは一度もなく、かけっこはいつもビリ、水泳
をやってもスキーをやっても、頭で考えたこと、イメージしたことを、筋肉に伝える時の
歩留まりが極端に低いんです。
だから平たく言えば、何をやっても下手。なかなか上手くならない。
そのため私は身体を動かすことを職業にすることを、小学生の頃に諦めました。身体では
なく頭を使って生きる、という逃げ道が、あっただけマシです。ルッキズムに近いですね。
ですからオリンピックなんて、私のように運動能力に難がある人間には、虐待みたいな感
じがするわけですよ。生まれつき運動能力に秀でたところがあるから、だから努力し甲斐
もあるし、努力の結果超人的なことができるようになるわけです。これはルッキズムと同
じ性質の差別なんじゃありませんかね。
ところがこれは差別とは言われないわけ。同様に頭が良くない(イコール頭が悪い)とい
うことも、これもまた差別とは言われないわけ。
ところが、直球で言うと「頭が悪い」という問題は、これは根が深いですよ。頭を使う、
そしてそこから何かの有意義な結論を生み出すというのは、身体を使う人にも差別化要因
になりますからね。
有名な話ですが、将棋連盟の会長をやっていた故米長九段が、当時現役の相撲取りだった
小錦と対談をして、「どういう人が相撲が強くなるんですか?」と訊いたら、小錦が
● 頭の良い子は強くなれますね
って答えたわけです。プロのスポーツ選手だからこそ、身体能力に於ける差を、頭を使う
ことで補ったり、さらに差を付けたりすることに利用できると、これは大きな違いを生み
出すわけです。
日常の会話でサラッと、
■ あの人は頭が悪いからねぇ〜
なんてことを言いますが、これが先天的な能力の違いに起因するモノだとしたら、背が低
いとか、目が小さいとか、頭がハゲているとか、色盲だとか、肌が黒いとか、足が不自由
だという要素で差別したらマズいというのと、実は同じことをやっていると思うんですよ。
ところがこの能力で差別をしている人たちは、自分たちが相手の先天的な違いによって差
別をしているという意識が無いんです。つまりルッキズムと同じことを、目に見えない領
域(それが「能力」ということ)で、かなり暴力的にやっているという自覚が無いんです。
IQというのはそんな脳みそのレベルをある程度把握できるモノサシですが、これが低い人
でも、なんのハンディキャップももらえずに、他の人とイコールの条件で競争をしなきゃ
ならないんですね。これって厳しくないですか?しかもこのモノサシが、本人の人生に於
ける幸福度と密接な関係があるわけでね。
ここ数年社会現象として、能力(脳力)開発みたいなテーマに多くの人が食いつくという
か、半ば躍起になっているように見受けられるんですけど、その根底のところに、このよ
うな如何ともしがたい格差があることに、多くの人が気付いてしまったからというのがあ
るように思います。そして多くの人が、ここに言い知れぬ不安を持っていて、もしかして
人によっては実感として格差を感じる機会があるのかもしれません。ネットやSNSってそ
ういうのを無慈悲に白日の下に晒す機能がありますからね。
昔は自分以外の人間の暮らし向きというか、ライフスタイルって余程のことがなければ目
にすることは無かったというか、簡単に目を逸らせることができたんですけど、今やフェ
イスブックやインスタという私生活暴露ツールがあるわけです。こんなのを見ていたら、
否が応でも相手との格差が認識されるわけですよ。それが身近な、例えば中学の同級生と
かだったら、切なさも一入です。
となると、こういう格差を埋めるビジネスがこれからはもっと増えると思います。本当に
脳力と能力を高めることができるコンテンツには、もっともっと人が群がって来るでしょ
う。既に大都市圏だと、ちょっと裕福な家庭ではお受験が当然になっていますよね。あれ
と同じように、これからは先天的な能力が高い人も、低い人も、自分の能力・脳力を高め
るということが、もっと強い欲求で求められる時代が来るはずです。
持つモノと持たざるモノとの違いが、ここから生まれているのだということが明らかにな
れば、そういう流れになるのは当然です。
つまり、そういう意欲を持たない人との格差が、ますます開いてしまうということです。
みなさんの未来はどちらに舵を切りますか?
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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。
佐藤正遠(さとうしょ〜おん)
株式会社メディウム・コエリ
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