2022年6月30日木曜日

【最後の相場師、故・石井久氏の名言】桐一葉・落ちて天下の秋を知る

■こんばんは、鮒谷です。


 私(鮒谷)の好きな言葉に

 「桐一葉・落ちて天下の秋を知る」

 という言葉があります。



■この言葉の生みの親、

 最後の相場師とも言われた
 立花証券の元会長、故・石井久氏は、

 スターリン暴落
 (昭和28年のスターリン死亡を
  きっかけに起きた株の大暴落)

 を予想し、的中させた人物として
 知られています。



■当時のことを、石井氏ご自身が、
 こう振り返っています。


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 昭和二十七年になると、私は株式新聞の
 仕事に専念するようになった。

 私を評価してチャンスを与えて下さった
 小玉社長への恩返しのつもりだった。

 条件は

 「編集を任せてもらう」
 「退却ラッパを吹いたら辞める」

 の二点。


 (中略)


 株式新聞に書きまくり、
 地方の証券会社が主催する講演会に
 呼ばれて全国を回った。

 交通事情の悪かった当時のこと、
 泊まり掛けの出張が多かったから、

 一年で三百日は
 家を留守にする強行軍だった。


 講演の最後には必ず

 「新聞を取って下さい。

  年間千数百円で皆さんの財産が
  保全されれば保険料としては安いはず。
 
  退却ラッパを吹くので
  しっかりもうけて下さい」

 と締めくくった。


 (中略)


 いよいよ公約を果たす時が来た。

 ダウ三百六十円を超えて急騰した
 相場は、過熱して、

 二十八年二月には次の目標と言ってきた
 四百六十八円を達成した。

 買いたい投資家が皆買ってしまい、

 朝鮮戦争の和平接近の動きを見て
 私は総退却を決意した。


 (中略)


 二月十一日付株式新聞のトップに

 「桐一葉・落ちて天下の秋を知る!」

 の見出しで退却ラッパの記事を書いた。

 これをきっかけに相場は
 ならくの底に沈んで行った。


 三月五日のソ連首相スターリンの死、

 三月二十八日の休戦会談再開提案が
 暴落に追い打ちをかけ、

 四月一日にはダウ二百九十五円十八銭まで
 突っ込んだ。

 わずか二カ月で高値からの
 値下がり率三七・八%は、

 今日なおスターリン暴落として
 記録に残っている。



 この記事は一週間、載せる載せないでもめた
 いわくつきの記事だった。

 編集の記者連中も皆、
 掲載に反対だった。

 「間違えたら新聞の名声が吹き飛ぶ」

 「もっとはっきりしてからでも
  いいではないか」

 と言うのがその理由だった。


 私は

 「読者に約束した義務がある」

 と小玉社長にかけあって
 了解を取った。

 スターリンの死は余計だったが、
 私は読者への約束を果たすことができて
 ホッとした。


 (初出は日経新聞「私の履歴書」ですが、
  立花証券のサイトから引用しました)


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■この

 「桐一葉・落ちて天下の秋を知る」

 の記事は、スターリン暴落を
 言い当てたとして、

 証券界の語り草となっています。



■世は陰と陽の繰り返し。

 それが分かっているにもかかわらず、
 往々にして、人は世の中の変動に
 足をとられてしまいます。

 なぜでしょうか。



■思うに、人の寿命は数十年とか
 せいぜい100年であるのに対し、

 陰陽が逆転するサイクルは、
 それ以上のスパンで繰り返されることもある。

 だから、大局観を持って、
 大きなパターンを認識するのは
 難しいのでしょう。



■それゆえ人類は、
 何回同じことを繰り返しても、

 またぞろ同じ轍(わだち)に車輪を
 取られることになってしまう。



■人が経験から学ぶには、

 人生の上で何度も、その失敗ないし
 教訓が反復される必要があります。

 そのうちに

 「こうしてはいけない」
 「こんなときは、こう行動すればいい」

 とパターン認識と教訓の形成が
 なされていきます。



■しかしながら、

 バブル期を経ての崩壊、などは数十年に
 一度くらいの間隔でしか起きないので、

 人生のうちに多くても
 2〜3度しか経験できません。

 自分の経験から学ぶだけであれば、
 時間が足りず、学習しきれない。



■ここに、歴史から学ぶ必要性が
 あるのです。


 【 自分の見ている時間軸よりも
  長い時間軸での学びによって、

  より大きなパターンを
  認識できるようになる 】

 のでしょう。



■資産運用の王道は、
 まさにこれではないでしょうか。


 ここ数年、ないし10年程度の
 局地的な視点で見ていたら、
 
 ルールが変わって
 大きく足をすくわれる、

 ということは普通にありますし、

 そのたびに阿鼻叫喚の地獄絵図が
 繰り広げられてきたものです。



■そうならぬように

 「学ぶべきことを学ぶ」

 ことが大切なのではないでしょうか。
 
 「学ぶべきは術ではなく道」

 ということです。

 今のような先の読めない、
 不確実な時代においてはなおのこと。



■ここまでお読みくださり、

 なにか感じられた点があるとすれば
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 ■講師プロフィール

 元三井住友銀行チーフエコノミスト

 慶應義塾大学経済学部卒
 ロンドン大学修士課程(金融学)修了

 1992年、三井住友銀行(当時さくら銀行)入行。

 法人営業、個人営業、起債業務、
 セールストレーダーを経たあと、

 エコノミスト、アナリストとして20年に
 わたって経済・金融市場の分析業務に従事。

 スイス、米国、英国、シンガポールなど
 海外駐在経験が豊富。

 帰国後は個人向け資産形成業務の
 企画・運営に従事。


 日経新聞、NHK、ロイター通信など、
 インタビューや寄稿多数

 日本証券アナリスト協会検定会員

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■以下は勉強会内容の
 インデックスとなります。

 お申し込みに際しての
 参考にしてください。


 (ここから)
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 1.インフレ、円安
   改めて考える資産形成の重要性

 ▼預金にはリスクがない
  というのは間違い

 ▼何のために資産形成をするのか
  を理解する

 ▼資産形成をするとどうなるのか


 2.目標資産額の決め方
   〜必要なのは2,000万円?
    それとも1億円?

 ▼将来どのくらいのお金が必要なのか

 ▼間違いだらけの資産形成に注意

 ▼年間の収支やライフイベントを
  確認する


 3.資産を増やす、守る、その極意

 ▼必要資産額を把握し、
  どう資産運用していくかを考える

 ▼どのくらいの投資額で
  どのくらいのリターンを
  目指せばいいか

 ▼自分が取れるリスクに見合った
  資産形成


 4.マイ・ポートフォリオを作る

 ▼いよいよ自分のポートフォリオを作る

 ▼核となる投資とその後の展開

 ▼非課税制度の活用と
  先を見据えた運用


 5.始めたあとが大事、
   感情のコントロールと長期的目線

 ▼初めの一歩も重要だが、
  始めたあとが大事

 ▼心に留めておくこと、
  やってはいけないこと

 ▼人間の心理や市場の性質を知っておく


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 (ここまで)



■この勉強会のゴールは

 「あなた自身にカスタマイズされた
  独自のポートフォリオ」

 を作成することです。


 単にお勉強して終わり、ではなく、
 終了時には

 「成果物」

 を手にして頂けるよう
 設計してくださっています。


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             鮒谷周史拝





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