1月11、12日に東京で、3月7、8日に大阪で速読編セミナーを開催します。
このセミナーはどなたでも受講できます。
詳細は
https://mypage.mag2.com/htmlMagazine.do?issueId=161933143
をお読み下さい。
2月9日に大阪で、2月23日に名古屋で、九星気学セミナーを開催します。
このセミナーは、過去バージョンアップセミナーを受講した人だけが受講できる限定セミ
ナーです。
お問い合わせは、 melma@bc.iij4u.or.jp までお願いします。
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願望実現に補助線を引こう
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おはようございます、佐藤正遠（さとうしょ〜おん）です。
このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から11年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。
その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位と4年連続で受賞しました。
私がどんな人間なのか？はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
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バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。
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成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ！という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。
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本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。
ツイッターは2つのアカウントがあります。
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◆ 今日の前フリ ◆◇
1月に開催する東京での速読編は、あと6席で満席となります。年に一度しか開催しないの
で、来年こそはアタマを良くしたいという方は、お見逃しなく。
昨日は1年ぶりに歯のクリーニングに行きました。私は電動歯ブラシも使っているので、
それほど汚れていないはずなんて思っていたんですが、大きな間違いでして、1年も放置
しておくと歯垢が付くんですね。
1時間掛けてゴリゴリと落としてもらったら、舌に当たる歯の感触がガラッと変わりまし
て驚きました。年内にこういうのを終わらせると気分が良いですね。
帰りには年賀状を投函しまして、着々と残務が終わっていきます。
年内の配信は今日を含めてあと3回となりました。ここからは溜まった未読本を消化しつ
つ、セミナーのアジェンダを盛り込んでいこうと思います。
本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/3360_1225.jpg
☆ ケーキの切れない非行少年たち
今回は、10月課題図書の
ケーキの切れない非行少年たち
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を読んで、これを要約し、私が感じたところをまとめてみました。いつもと文体が違うの
ですが、気にせずにエッセンスだけを掴んで頂けたらと思います。
発達障害や知識障害を持っていると、認知機能に問題が生じ、認知行動療法が機能しなく
なる。医療少年院での治療が必要になる。非行少年を分析した結果分かったことは、これ
だけなのだが、これがどれだけ大きな障害なのかを、解説したい。
医療少年院で手が掛かる少年に、複雑図形の描き写しをやらせた結果が衝撃的である。本
書の帯にその図が書かれている。アマゾンの上記リンクにもその帯が掲載されているので、
未読の人でもこれだけは見て欲しい。円形状のホールケーキを３等分させた結果がこれで
ある。これは認知能力の低さが理由であり、地獄の一丁目であったのだ。
認知機能が弱いと、モノゴトを正しく理解できなくなる。反省や自己洞察は認知機能が一
定レベル無いとできない行為であり、認知機能とは、見る力、聞く力、見えないものを想
像する力なのである。これが弱いため、普通のコミュニケーションができず、このことが
犯罪の遠因になっている（P24）。
認知機能の低さは、想像力の欠如をも生み、それは時間の概念さえ欠落させる。つまり自
分の行為が未来に於いてどのような結果をもたらすのかという思考ができないため、非行、
犯罪に走りやすいだけでなく、長期的な未来を考えてそのために努力することもできなく
なる。（P54)そのため成功体験や達成感を人生で得られない。
認知機能の低さは、感情の統制にも影響を与え（P57)、ガマンができない、ストレスが溜
まるという状態になりやすい。それらの不快な感情を解消させるために、性非行に走る少
年もいる。特に怒りの感情は、冷静な思考を停止させるため、ネガティブな状況を生み出
しやすい（P63)。
そのことに大人が気付かず放置したため、犯罪を犯すようになってしまったという実態に
は戦慄を禁じ得ず、またその実態を社会がつまり我々が、ほとんど理解していないことが
大きな問題である。そのため彼らが救われることはなく、子供時代には少年院に、成人し
たら刑務所に行くことになるのだが、これは教育の敗北である。このような子供たちに適
切な教育を施していれば、犯罪を未然に防げるだけでなく、犯罪者を納税者に変えること
すらできる。著者のゴールはここにあり、その実現のためには、このような状況を広く社
会に知ってもらう必要がある。
果たして自分がこのような状態で、人間として生きなければならないとしたら、どのよう
な感情を自己ならびに社会に持つのだろうか。ここは我々が想像力を働かせて考えるべき
ポイントである。たまたま幸運にも、そのような状態で生まれていなかったから、認知力
も、時間の概念も、努力の尊さも、感情のコントロールもでき、そのため受刑者になるな
どの大いなる不都合な状態に陥らずに済んでいるのである。これは我々の努力の結果獲得
できたことではないことに留意すべきである。また彼ら非行少年も、彼らの努力が足りな
かったことが原因で、このような状態になっているのではないということも知れば、彼ら
こそが被害者であることに納得がいくであろう。
人間を含む動物は、感情が行動のベースになっていて、それを制御する理性は、認知機能、
時間の概念などの組み合わせで作られているのに、そこが劣っていたら感情をコントロー
ルすることなどできるわけがない。大事なポイントは、それが性格ではなく、脳の機能障
害が原因であることである。つまり彼らにいくら罰を与えても、なんら有効でないどころ
か、治療時間の浪費、罰を与えられることによる自我への傷付き、社会から貼られる負の
レッテルという有害面しか与えないというところである。
これほど的外れな行為も無く、ここに税金が投入され、犯罪者を作り、それによる被害者
も作り出していることに、政治家、行政に携わる人、そしてこころあるオトナは気付くべ
きである。
本書の前半部分はこのような社会の闇に光を当てる、驚くべき実態にフォーカスされてい
るが、後半ではこの認知機能を回復させるトレーニング、「コグトレ」が紹介されている。
トレーニングの詳細は、本書を参照して欲しいが、このトレーニングが一定の成果を挙げ
ていることに、未来への光を見た。犯罪者にさせない、犯罪被害者を生み出さない、そし
て彼らに人間として当たり前の、生きる喜び、希望を持てる社会になって欲しいとこころ
から願わずにはいられない。
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ありがとうございました。
佐藤正遠（さとうしょ〜おん）
株式会社メディウム・コエリ
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