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人生を激変させるための処方箋
http://showon-sato.com
【スキル×運】で年収1000万を目指せ!
・・・━ 第 4543 号 ━ ・・・
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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ〜おん)です。
このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から16年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。
その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、そこから2022年まで
9年連続でキャリアアップ部門で受賞しています。そしてこの度、タイトルを改題し
【スキル×運】で年収1000万を目指せ! で第二幕を開けることとしました。
バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。
http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/
成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。
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本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。
ツイッターは
https://twitter.com/SatoShowon
そして2023年4月11日からポッドキャストを使った音声配信を開始しました。
https://podcasters.spotify.com/pod/show/satoshowon
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◆ 今日の前フリ ◆◇
私のメールマガジンって、数ある無料メールマガジンの中では非常に文字数が多いんです
ね。そして文体や使っている単語や表現も中級者クラスで、さらにコンテンツとして書い
ていることが厳しめなので、
■ 日本語力が低い人は付いて来られない
ことが多いんです。
逆に日本語力が高い人からは、読み応えがあって示唆に富む内容だって思ってもらえるん
ですね。みなさんがどういう感想を持ったのかは分かりませんが、毎号しっかりと読んで
内容を理解できるのであれば、あなたの日本語力、ならびに知力は日本人の平均以上だと
思います。
というか、そういう人でないとすぐに解除しますからね。その意味で、顧客の選別(知力
の高い人だけを顧客にしたいということですね)の機能も持っているので、内容を平易に、
そしておバカでも分かりやすい表現にすることは考えていません。
ま、真剣に読み続けていると、それだけで日本語力が上がって来ますから、頑張って読み
続けて下さい。
さて、今日はこれから神戸と大阪で忘年会です。2日連続ですが、リアル忘年会は今年は
ここだけなので、楽しみたいと思います。
本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2024/11/4543_1206.jpg
☆ 日系的人事のジレンマとは
前回、既存の社員の年収を上げることは社内バランスの問題から難しいということを書き
ました。この問題について私は間近で揉めごとを見て来ました。
前回書いたように、私はとある外資のITサービス会社に潜り込めた、その理由はその会社
が新規の大きなビジネスを受注し、そのビジネスをやるに当たってバイリンガルの人間が
必要だったからです。
そのお客さんの会社に常駐してビジネスをしていたわけですが、そこには新卒で入って純
粋培養で育って来た若手社員もたくさんいたんです。彼らの多くは英語が怪しくて、エン
ジニアのスキルでどうにか仕事をしているという感じの人が多かったんですね。
そんな彼らも、一緒に仕事をしている外国人スタッフと給料の話になるわけです。我々は
中途採用で、年齢もそこそこ上だったので、600万くらいの年収をもらってもなんとか理
由が付くわけです。しかし彼ら若手社員の多くは、新卒で入社して3年から5年くらいの人
たちなので、年収は安いわけです。
そして同僚の外国人スタッフ(これは別な会社の人間で、しかもややこしいことに微妙に
非正規雇用で、時給は高いけれど、ボーナスも、退職金も、福利厚生もない人たち)は、
額面の手取りがこの若手社員達よりも15万くらい高いワケですよ。それが大きな揉めごと
に繋がりまして、
● 同じ仕事をしているのに、なぜこんなに手取りが違うんだ?
という不満が本社にも行ったわけです。
この若手も私も同じ会社で確かに外資系なんですけど、日本での営業が長く給与テーブル
はかなり日本的な年功序列だったんですよ(これは後に社長が変わってドラスティックに
変化しますが)。おまけに若手ということで、人件費がどういう計算で成立しているかを
理解していないという状態で、見た目の手取額の違いだけで、
■ 我々は会社に搾取されているんじゃないか?
って騒ぎ出したんですね。今の私なら、彼らが納得する説明ができますが、当時の私は会
社にジョインしたばかりの中途社員、しかも高卒、そして私は中途ということでそこそこ
の年収をもらっていたわけで、そんな私が火中の栗を拾うわけがありません。
で、手取りが高い外国人スタッフの会社は、どうも社保も納めていないようなブラック企
業というか、微妙にアングラでビジネスをやっている感じだったんですね。
日本の会社を経営してみれば分かりますが、社員に給料をたくさんあげたいと思っても、
15%にもなる会社負担の社会保険料や、後払いとなる退職金、年に2回の賞与、それ以外
の福利厚生を全部人件費として考慮したら、自ずと社員に還元できる金額って決まって来
るわけ。片や相手は、それらをスルーした外国人傭兵部隊なわけですから、フェアな比較
になるわけがないんです。
これを正しく説明できる人が本社側にいなかったのと、若手社員にもそれを理解できる素
地がなかったのとで、非常に揉めたんですよ。で、ここで前回の話と繋がるんですが、こ
こで彼ら若手のベース給与を上げてしまうと、他の社員とのバランスが取れなくなって、
もっと大きな問題になるんです。
そういう時に、中途社員というのは過去の歴史とか、他の社員とのバランスを考慮するこ
との必要がない人だということで、非常に重宝される存在になるんです。これが転職者の
方が年収が高くなることにも繋がるんですね。
ちなみに、この会社はどうしたのかというと、時間外(つまり残業代)をフルマックスで
払うことで、合法的に(つまり他の社員も文句を言わない形で)若手社員の手取りを上げ
ることに成功しました。ま、たまたまその仕事にオーバナイト(夜勤だけどほぼそこにい
れば良いだけのラクな仕事)のようなシフトがあって、そこに新規の採用をせず、体力の
ある若手社員でシフトを回すことで彼らの残業代を稼がせて見た目の手取りを増やすとい
う裏ワザを使ったんですけどね。
つまり既存社員のベース給与に手を入れることは非常に難しいのに対して、転職者にはサ
クッと出せることが多いので、転職が年収アップの有力な方法になるのです。
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ありがとうございました。
佐藤正遠(さとうしょ〜おん)
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