こんにちは！
尾崎です。
今日は、ランニング。
日中は、オフ。
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第371号 2021年1月31日
今週の決算『帝国ホテルはどう稼いでいる？』
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■帝国ホテルが、
2021年3月期の第3四半期決算を発表しました。
（2020年4月〜12月の9ヶ月分）
コロナの影響で厳しいとされる業種の1つ、
ホテル事業を営んでいます。
オークラ、ニューオータニと並んで、
御三家と言われますよね。
私は、宿泊したことはありませんが、
会計士の合格祝賀会が、
帝国ホテルでした。
豪華だったなぁ。
ひたすら飲んでいたので、
あまり覚えていませんけど笑。
■帝国ホテルの株式のうち3割超を、
三井不動産が保有しており、
三井不動産の関連会社に該当します。
帝国ホテル自体は、
東証二部に上場。
やはりといいますか、
東証一部企業に比べて、
情報開示がそこまで行われていません。
機関投資家やアナリスト向けの
決算説明会の開催もありません。
ですので、決算説明資料ではなく、
決算短信から情報を拾う必要があります。
https://www.imperialhotel.co.jp/j/company/pdf/20210129.pdf#zoom=100
■売上高は、前年比6割ダウン。
営業利益は、赤字です。
まぁ、そうなりますよね。
昨年度の有価証券報告書によれば、
だいたい半分が外国人客です。
ということで、国内だけでも復活すれば、
前年比で半分までは回復の余地がある。
でも、逆に言えば、
海外からのお客さんが来なければ、
半分までしか戻らないとも言えます。
売上が昨年度並に戻るまで、
数年はかかるのではないでしょうか。
■P/L面では厳しい状況ですが、
B/S面はまだまだ強靭。
流動比率は800%超、
自己資本比率も75%ほどありますので、
財務体質は健全そのもの。
さすが、老舗のホテル、
といった印象。
過去の蓄えが豊富です。
コロナ危機でも、
即座に倒産！
ということはなさそう。
■セグメント情報に目をやると、
ホテル事業は赤字ですが、
不動産賃貸事業は黒字。
帝国ホテルタワーを企業に貸すことで、
なんとか利益を出しているのですね。
ホテル事業に一本化していないことで、
リスク分散できている1つの事例でしょう。
一等地ですから、
賃料はけっこうな額になりそう。
すぐにはオフィス解約などは
起こらないとは思いますが、
仮に入居企業がどんどん
出ていってしまうことになれば、
いよいよ危なくなってくるかもしれません。
何かしらのタイミングで、一度、
泊まってみたいホテルです。
＜1月アブローラープロジェクト＞
500/500
＜緊急事態スクワットプロジェクト＞
1150/1500
【老舗ホテル厳しい状況ではあるが
不動産は利益を稼ぎ出す】
今日も人生と勉強を楽しみましょう！
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発行者：尾崎智史
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