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┏ Ｎｏ.0533 2021/07/28発行
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【コロナ融資が足りなくなった時はどうする？】
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おはようございます。
永尾です。
長引くコロナ禍で、コロナ融資を使い果たし足りなくなった方からの相談
が増えて来ました。
コロナ融資の一般的な制度では、８,０００万円×３＝２４,０００万円ま
での枠がありますが、誰でも限度額まで借りられるわけでは無いことはご
存知だと思います。
制度が始まった前半に借りた方と後半に借りた方では、足りなくなった時
の追加融資の方法が違う場合があります。
今日は、そのようなお話です。
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「１３５．何故、業績悪化しても財務改善できないのか？」
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本日の経営者のための一言
Ｎｏ533
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※※※ コロナ融資が足りなくなった時はどうする？ ※※※
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コロナ融資が始まったばかりの時は、貸し出す金融機関も制度利用を承認
する役所も、大勢の利用者が押しかけ大混雑しました。
利用する地域によっても混雑具合は違いましたが、比較的その会社に貸し
出せる満額に近い融資を受けることができた利用者が多かったと思います。
しかしながら、一段落した後半のコロナ融資は、運転資金の3か月分から
最大１２か月分程度に抑えられた感じがあります。
特に零細企業には、そのような制限が加わったような現場感覚があります。
誤解を恐れず簡単に言えば、前半タイプは２度目の融資は難しく、後半
タイプは2度目の融資も可能性があるのではないかと思います。
勿論、それぞれ会社の業績や財務状況によって違いますので、あくまでも
現場感覚の傾向の話です。
前半は、ある意味借りられるだけ借りていた上で、足りなくなったと言う
事は大幅な赤字が発生しているケースが多いからです。
既に貸せるだけ貸して、更に赤字補填資金を貸せる金融機関は政府系と言
えども簡単ではないからです。
このようなケースでは、制度融資と言うより、日本政策金融公庫の新型コ
ロナ対策資本性劣後ローンの方が適している場合が多くあるでしょう。
もう一方の後半タイプは、会社の限度額を超えない範囲での月数の運転資
金を供給したと言う事で、若干余裕があるケースが多いと言えます。
このようなケースでは、信用保証協会の伴走支援型特別保証を利用した融
資が適しているのではないかと思います。
融資と言うものは、行く方向を間違えると相手にされないばかりか、正し
い行き先を金融機関が教えてくれる事もありません。
ですから、行き先を間違えて断られると、「もう借りられないんだ。」と勝
手に思い込んでしまう方が結構いますので、正しい借り方を知ることは重
要なのです。
それから、もう一つ重要な事は、コロナ融資時に通常の融資なら障害にな
っていた問題を解決したかどうかですね。
例えば、税金や社会保険料の未納があっても、コロナ融資が下りたにも係
わらず、支払っていない等ですね。
このあたりの通常融資審査で問題視される部分を残したまま2回目の融資
が同じ基準で受けられるとの考えは通用しないと言えるでしょう。
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