2024年6月14日金曜日

なぜ、国はインフレを放置するのか?

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こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。


前回のメールで「老後4,000万円問題」について書きました。


簡単に言えば、

「このままインフレが続くと
老後は年金以外に4,000万円くらいの資産がないと
生活が難しくなってしまう」

という話でした。


数年前は「老後2,000万円問題」と呼んでいましたが、
最近は物価が上がってきたので、
日本円なら4,000万円くらいは必要だということですね。


さて、こういったインフレについての話を聞くと
次のように言う人がいます。


「でも、日本政府がインフレを
なんとかしてくれるかもしれない」

「国の政策で物価上昇を0%になったら、
老後4,000万円問題もなくなるのでは?」
と。


ですが、こうした考え方は視点が低いと言わざるを得ません。


なぜなら、「日本政府にとってインフレは得」なので
国は物価上昇を止めないからです。


これ、どういうことかわかりますか?


この話について前回のメールでも少し触れたところ、
何名かの読者から返信をいただきました。


「日本がインフレで得をするとはどういうことなのか?
相馬さんの見解が知りたいです」

「不勉強なもので、
物価上昇を国が放置するとは知りませんでした。
理由を解説いただければ幸いです。」


自分や家族を守るお金に関わる内容なので、
知りたい方が多いようですね。


それでは、ここで少し解説しましょう。



1番のポイントとなるのは、
「物価が上がると借金のある人が得をする」という原則です。


たとえば、あなたに480円の借金があったとしたら、
どのように感じますか?


「え、480円の借金? そんなのすぐに返せる」
と思いますよね。


友達にお菓子代でも借りたくらいの金額で、
今すぐに返せるでしょう。


ところが、あなたが生きている時代が、
もし120年前であれば事情が変わります。


1900年代の480円と言えば、
丸1年間働いて稼ぐ給料くらいの金額でした。


実際、1906年に発表された
夏目漱石の『坊っちゃん』という小説にこんな記述があります。


「月給40円で遥々(はるばる)こんな田舎へくる」


これは、東京理科大学の前身である学校を卒業した
立派な教員の月給が40円だという意味です。


ようするに、1906年頃であれば
家賃、食費、水道光熱費、娯楽費なども
40円あれば余裕で払えたわけです。


逆に言えば、汗水流して働いても
1か月で稼げる金額は40円程度。


ですから、もし480円の借金ができてしまった場合、
給料全額を返済に回しても、

480円÷40円=12か月

ですから、丸1年間はかかります。


もちろん、実際は生活費が必要なので、
480円の借金返済には何年もかかるでしょう。


では、考えてみてほしいのは、
「その借金を返さないまま、
物価が上がったらどうなるか?」ということです。


現在なら小学生でも480円くらいは持っていますよね?


ですから、のらりくらりと返済を引き伸ばして
仮に現在と同じくらいまで物価が上がったとしたら
借金のある人は大喜びです。


なぜなら、返済に何年もかかりそうな借金が、
短期間で返済できる金額に移り変わるのですから。



さて、ここからわかるのは
「物価が上がると、実質的に借金は目減りする」
という原則です。


そのため、巨額の借金がある人ほど、
「もっと早くインフレしてくれ!」と祈るほうが正しい。



ここまで言えば、察しのいいあなたならわかりますよね?


そう、巨額の借金がある人には、まさに日本政府が当てはまります。


あなたも知ってのとおり、日本の借金の額は1,286兆円。


政府としては1,286兆円もの莫大な借金を
なんとか返済したいのです。


こういった話をすると、
「国には資産もあるから
必ずしも借金を気にしなくてもいいはずだ」
といった主張をする人もいます。


ただ、資産はあるにしても借金のほうが多いですし、
少なくとも政府は借金を減らそうという方針を立てています。


そのため、ここ数年のインフレは政府からすると、
干天の慈雨(かんてんのじう)とも言えるでしょう。


つまり、インフレはとても嬉しい出来事であり、
物価上昇を止める気なんてさらさらない。


こうした見方は単なる私の想像ではありません。


根拠が気になるなら、日銀が公式発表している
客観的な情報に目を通してみてください。


たとえば、日銀のHPの記載を読むと、
「2%の物価上昇」を目標としています。


物価を下げようという方針はないどころか、
物価を上げようとしているわけですね。


ここからも、インフレが一時的ではなく
将来にわたって続く可能性が高いと言えるでしょう。



そして、このインフレの弊害は、
「借金がなくて日本円で貯金している人が損をする」
ということです。


これは借金が目減りする現象と表裏一体で
インフレすれば必ず起こります。


120年前は480円あれば1年以上暮らせましたが、
現在ならお弁当を買うにも足りないくらいですよね?


それと同様に、物価が上昇していくと、
私たちの持っている日本円の価値はガクンと下がる。


今年のインフレ率は前年比3.5%でしたから、
あなたが日本円で持っている預貯金の価値も
さっそく3.5%は減少しました。


来年も、再来年も、その先も、
まるで下りエスカレーターに乗っているように
どんどん日本円の価値は目減りしていくでしょう。


今後、インフレすると日本円で貯金をしたところで、
下りエスカレーターを駆け上がろうとするように
なかなか登れない状態になります。



もちろん、1970年代のような
極端なインフレが起きたら話は別です。


1970年代と言えば、学校の教科書にも載っている
オイルショックの時期ですね。


たとえば、1974年2月に日本のインフレ率は
前年比+24.9%になりました。


さすがにこの水準までくれば、
政府も物価の上昇を止めようとするでしょう。


言い換えると、教科書に載るような
歴史的なインフレでも起きない限り、
物価の上昇を止めるメリットが政府にはないのです。


これが日本政府がインフレを止めない理由であり、
私たちに老後4,000万円問題が起こる背景ですね。



ここまで読んで
「知らないうちに時代が激変している」と気づいて
不安を感じてきたかもしれません。


だからこそ今後の時代は
日本円以外の資産を持つことが非常に重要になります。


そのためにも、

「将来のお金の不安がある人のための
ストレスなし・節約なしの資産のつくり方」

について私はお伝えしたいと思っています。


そこで、以前の開催で好評だった
資産形成の講座をまた募集することにしました。


過去に開催したときには
次のような声を参加者からいただいた講座です。


「何も考えずにつみたてNISAを使ってましたが、
今回の暴落の対応方法を聞いてなかったとしたら
正常な精神状態ではいられなかったと思います。
それどころか、暴落を活かして
10%も資産を増やせたことに驚いています。」


「NISAやiDeCoについては、ある程度勉強して
理解していたつもりでしたが、現在のような暴落相場で
早急な目線の切り替えはできなかったと思います。
シナリオが崩れたら潔く目線を変える立ち回り方は、
本講座でなければ得られなかった視点でした」


「NISAをしていたのですが、何もせずにいれば
暴落により資産が減っていたと思うと怖いです。
この講座がなければ何も対策できず、
ただ目減りしていくのを静観しか出来なかったと思います」


「今回の暴落相場では+8%の利回りになりました。
暴落中に資産を守るだけでなく、
むしろ積極的に増やす方法があることも目から鱗でした」


「過去の積立金額プラスアルファを原資にして、
積立による損失を回避できたばかりか
積立とは比較にならないリターンを得られました」


他にも多くの声をいただいており、
私としても非常に手応えを感じました。


「前回は参加できなかった」といった場合は、
数日後に登録フォームを公開しますので、
ぜひ楽しみにしていてくださいね。



相馬一進


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