こんにちは。
相馬一進です。
前回のメールで、「貧乏ヒマなし」から脱出できた
過去の講座の参加者の声を紹介しました。

・朝から深夜まで働いても月商30万円程度だったが、
余裕を持って月商100万円を維持できるようになった方
・寝ても覚めてもストレスまみれの生活を抜け出し、
1年後には月商3,400万円まで伸ばせた方
・平日に娘が学校に行っている間の
1日1.5時間の労働で年商1億円を達成した方
といった方々の声でした。
そして、「貧乏ヒマなしからの脱出」について、
何通かにわたって解説するとお伝えしました。
お金と時間の悩みから解放される人を増やしたいですし、
動画やオンラインセミナーも公開する予定だからです。
ということで、今回も「貧乏ヒマなし」についての続きです。
今回は、前回とはまた別のストーリー
「なぜ単価を下げたら収入が上がったのか?」
という内容を紹介します。

講座の参加者の中に、個人事業主として
映像制作と作曲をする方がいました。
ここでは仮に高橋さん(仮名)と呼びましょう。
高橋さんは、テレビ番組制作会社や作曲会社、
セミナー会社などから依頼を受け
映像制作と作曲をしているそうです。
問題は、仕事内容が労働集約的で、
毎日タスクに追われていることでした。
あなたも想像するとわかると思いますが
映像制作の仕事は、作業に何時間もの時間がかかります。
さらに、クライアントとのミーティングや
絵コンテ(=撮影の台本のこと)の準備、
編集の修正なども必要です。

加えて、個人情報なので詳細は伏せますが、
家庭の事情もあってさらに時間がないようでした。
結果、ほぼ休日がない状態で働き続ける
「1人ブラック労働」「セルフ社畜」のように
なってしまっていたそうです。
もちろん、高橋さんは自分なりに
貧乏ヒマなしから脱出する努力をしていました。
たとえば、高単価な依頼を請けるように
心がけていたようです。
というのも、
映像の仕事の中には、1件数千円の安い案件から、
1件数百万円以上の高い案件もあります。
そこで、1件で数十万~数百万円になるような
単価の高い案件を選ぶようにしたわけです。
一見すると、このように単価を上げれば、
貧乏ヒマなしから脱出できそうですよね?
ところが、現実は違いました。
単価の高い案件を選んでいるのに、
ほぼ休日もなく働く状態が続いたのです。
これ、なぜかわかりますか?
その答えは、仕事を単価で選んでしまったから、です。
書き間違いではありません。
「高い単価の仕事を選んだからこそ、
さらに貧乏ヒマなしになった」のです。
「え、なんで? 単価が高いなら儲かるでしょ?」
と、思うかもしれません。
これは、単価の高い仕事が
必ずしも高時給とは限らないことと関係しています。
たとえば、単価30万円の案件と
単価50万円の案件があったとします。
単価で比較すると、
単価50万円のほうが稼げそうですよね?
実際、高橋さんは単価で判断して
50万円のような案件を選んでいました。
ただ、前述のとおり高橋さんは、
毎日ブラック労働の状態だったのです。
そこで、「もしや」と思った私は、
次のようにアドバイスしました。

「高橋さん、単価の高い案件にかかる手順を洗い出して
時給換算してみていただけますか?
そして、単価の高い案件が、
時給換算して高時給なのか、計算してみましょう」
と。
最初、高橋さんはピンとこない表情でしたが、
作業内容を列挙して教えてくれました。
すると、私の予想通りの真実が発覚しました。
なんと額面上は単価の高い案件が、
時給換算すると安かったのです!
というのも、高橋さんのビジネスにおいて、
単価の高い仕事ほど労力がかかります。
たとえば、初めて行くスタジオで撮影したり、
前例のない編集方法を使ったりするのです。
すると、関係者との打ち合わせが増えたり、
絵コンテ(撮影の台本)の準備が必要になったりと、
収録前から時間がかかります。
加えて、撮影後も撮り直しが必要になったり、
修正が入ったりするそうです。
一方、単価の安い30万円のほうは、
事前準備が短く修正も少ないそうです。
結果、
・単価50万円の案件は、時給換算だと安い
・単価30万円の案件は、時給換算だと高い
という、単価と時給の逆転現象が判明したのです。
その差はなんと2倍以上。
この事実に気づいた高橋さんは苦笑していました。

「いや、なんとなく単価の高い仕事のほうが
割に合わない気はしてましたが、
あらためて時給で比較するとヤバいですね」
と。
しかも、単価の低い仕事はやることが簡単なので
外注スタッフに任せやすいともわかりました。
つまり、単価の安い案件ほど作業が減って、
自由な時間が増えるわけですね。
ということで、単価の低い案件のほうが、
お金にも時間にも余裕が増すという
意外な事実がわかってきたわけです。
これ、あなたも当てはまっていませんか?
個人事業主や起業家は、
あまり自分の仕事を時給換算しません。
おそらく、駆け出しの頃は時給換算せずに、
安い仕事からスタートする必要があるでしょう。
初心者の頃から仕事を選り好みしていると、
そもそもビジネスができないからです。
とはいえ、ある程度軌道に乗ってきた後は、
時給換算してみたほうがいい。
すると、「あれ、単価が高いと思っていたけど、
時給換算するとこの仕事は安すぎだ」
と気づくことがあります。
こういった視点を持てると、
貧乏ヒマなしから脱出しやすくなるので
個人事業主や起業家にはおすすめです。
ただし、時給換算するだけで
貧乏ヒマなしから脱出できるわけではありません。
なぜなら、時給換算すると低くなる原因には
様々なパターンがあるからです。
また、仮に原因に気付いたところで、
時給を高められるわけではありません。
たとえば
「誰かに仕事を任せれば良さそうだ」と気付いても、
仕組み化に落とし込めないこともあるでしょう。
あるいは、そもそも時給の低さ以外にも
貧乏ヒマなしになってしまう理由は多々あります。
では、どうしたらいいのか?
そういった別の理由については、
また明日以降のメールで解説していきます。
「貧乏ヒマなし」から脱出するための本質を話すので、
次回も楽しみにしていてくださいね。
相馬一進
●追伸
来週には「貧乏ヒマなしからの脱出」についての
動画やオンラインセミナーも公開する予定です。
興味があればこちらも楽しみにしていてください。
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株式会社エッセンシャル
東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山1214号
info@esntl.jp
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