2018年3月3日土曜日

【不安な時代の大安心とは?】(仏教を現代へ)

こんばんは。長南です。
3月に入り、少し日も長くなってきましたね。

もうすぐ3月15日に
『不安が消えるたったひとつの方法』という本を
https://www.amazon.co.jp/dp/4046021470/
KADOKAWA(角川書店)から出します。

現代は変化の時代です。
一寸先はわからない不安な時代ですが、
この本に書いてあるユニークな方法によって
不安の元をなくすと、信じられないような
変わらない大安心の世界に出られます。

それはどんな世界なのでしょうか?

今回は「変わらない大安心とは?」です。

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3月3日 411号
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■不安な時代の大安心とは?
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現代は不安な時代ですが、
不安の根本をつきとめて、
それをなくすと、
変わらない大安心になります。

それはどんな世界かというと、例えば
鎌倉時代の古典『歎異抄(たんいしょう)』にも
書いてあります。

フリガナをふると「たんいしょう」ですが、
しゃべり言葉では「たんにしょう」と言います。

『歎異抄』は、江戸時代までは秘本とされていたのですが、
今では日本で最も読まれている仏教書で、
日本の思想の歴史でも重要な位置づけにあるので、
大学入試センター試験にも
3年に1度くらいの頻度で繰り返し出てくる有名な本です。

今年もやっぱり出ていました。

日本を代表する哲学者の西田幾多郎が、
「一切の書物が焼けても、歎異抄が残れば我慢できる」
と言うほどの深い内容をもっています。


その『歎異抄』に、
不安の元がなくなった大安心の世界を
「無碍の一道」と記されています。
「むげのいちどう」と読みます。

「碍(げ)」とは、訓読みにすると
「碍(さわ)り」と読みます。

「さわり」というのはさまたげるもの、邪魔するもののことで、
幸せをさまたげ、邪魔するものです。

平和な毎日を過ごしていると、
突然、携帯がなります。
「子供さんが倒れて病院に運ばれました」
それだけで、たちどころに平和が途切れて、
心配になります。

朝、会社に行こうとしたら、
いつものところに車の鍵がない……。

それだけで身動きがとれなくなって、
もう探す時間だけでも遅刻は必至。
上司には何を言われるかと気が重くなります。

鍵だけでなく、携帯や財布をなくなっても、
それだけで冷や汗ものです。

他にも、仲のいいはずの人とのちょっとしたすれ違い、
仕事のトラブル、
急な体調不良、
悪天候など、
予想外のトラブルや事件が
何の前ぶれもなくやってきて、
心の平安を奪い去ります。

そんなさわりがなくなったら、
さぞ安心だろうと、
私たちは毎日、これらの「さわり」をなくそうと
一生懸命です。

健康管理に気をつけたり、
人間関係に気をつかったり、
手間のかかることや
面倒なことでもがんばります。

ところが、これらの「さわり」は、
どれだけなくしてもきりがありません。

一つの問題を解決すれば、次の問題、
それを解決すれば、また次の問題と、
次から次とやってきます。

そして最後にやってくるのは、
人生最大のさわりである死です。

財布一つなくしてさえショックを受けて
大騒ぎしているのに、
死ぬときは財布も含めて、
家も車も子供も全部失います。

とても平静を保ってはいられません。

しかも死は100%確実で、
どうやっても避けることはできませんから、
人生を底知れない不安にそめる
人生最大のさわりなのです。

そこで仏教では、
この死の大問題を解決すれば、
不安の根本がなくなって、
無碍の一道へ出られると教えられています。

無碍の一道の「無碍」とは、
「碍りが無い」と書きますが、
さわりがなくなるのではなく、
さわりがそのまま、さわりとならなくなるのです。

人生最大のさわりが
きれいさっぱりなくなってしまいますから、
他のさわりは何の問題にならなくなります。

何がきても、
この幸せを壊すことはできない、
絶対の幸福です。

それは、死がきてさえも壊れない、
大安心の世界です。

無碍の一道の「一道」とは、
たった一つの世界ということで
絶対の世界です。

どんなさわりもさわりとならない
絶対の幸福が
無碍の一道の世界なのです。

ではどうすれば、
不安の根本をなくして
無碍の一道へ出られるのかというと、
3月15日発売の
『不安が消えるたったひとつの方法』に
https://www.amazon.co.jp/dp/4046021470/
書いてあります。

ぜひお近くの書店で予約しておいてください。

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■編集後記
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この本は、実は1年半くらい前から
手がけているのですが、
たくさん書きすぎてしまって、
かなりの部分を削らざるをえなくなってしまいました。

最終原稿は6章からなるのですが、
草稿より3章くらい減っています。

でもそこには、クライマックスにいたる
重要な伏線を張っていたところなので、
3月21日午後に東京で行う
出版記念セミナーにて、
もっと詳しいことをお話ししたいと思います。

ついでに参加された方には、
『不安が消えるたったひとつの方法』
の未公開原稿もプレゼントしたいと思います。

例えばこんなことが分かります。

・不条理な世界に生きるブッダの悩み
・頭のいい人ほどひそかに尊敬しているブッダの偉業
・生まれたばかりのブッダを見た人が泣いた理由
・スパルタ教育が通用しない子供時代のブッダ
・どんなに頭が良くても分からない問題
・国民的美少女と結婚すれば幸せ?
・欲しい物が何でも手に入れば幸せ?
・本当の幸せへ向かう4つの出会い
・真理を体得する出発点は?

この未公開原稿は、出版記念セミナーに
来られた方だけにプレゼントします。
後から手に入ることはありません。

今、もろもろの準備に大忙しですが、
セミナーの募集受付は、
通信コースの受講者の方には、
明日3月4日(日)朝8時から
メルマガ読者の方には、
3月6日(火)18時から
始めたいと思います。

会場の関係から
定員67名
ですので、案内がありましたら
すぐお申し込みください。

それではお体くれぐれも大切になさってくださいませ。



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発行:長南瑞生(中村僚)
生きる意味は仏教に学びなさい
日本仏教アソシエーション株式会社
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Email : support@all.buddhism.ne.jp
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