2017年8月26日土曜日

No.4【仏教に明かされた本当の生きる意味+失恋しました】(仏教を現代へ)

こんにちは。中村僚です。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

さて本日は、あなたの輝く未来へ向かって

生きる意味に最短最速で近づく21のステップ、

第4のステップをお届けします。


今回は、教行信証(きょうぎょうしんしょう)の

最初に書かれている

本当の生きる意味の結論です。

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8月26日355号 ステップその4
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■仏教に明かされた本当の生きる意味
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「生きる意味」の答えがズバリ書いてあるのが、

鎌倉時代の古典『教行信証』(親鸞)です。


その冒頭から記されている結論が、この

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難度海(なんどかい)を度する大船
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です。


この冒頭の言葉について、

『釣りバカ日誌』のスーさん、

『美味しんぼ』では海原雄山

などで活躍した俳優、

三國連太郎氏は、こう言っています。

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私が一番感動するのは、『教行信証』の冒頭の言葉です。
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その教行信証の一番最初の言葉が

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難度海(なんどかい)を度する大船
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です。


▼まず、「難度海」とは、人生のことです。

「度」というのは、「度する」「渡る」ということで、

「難度海」というのは、渡るのが難しい海、

人生を「難度海」と言われています。


現代の日本人も、学校を卒業すれば

社会の大海原へと出て行き、

荒波にもまれなければなりません。


強力な競合相手がうようよいる中を

生き残りをかけて何十年も働くのです。


社会に出る前の、就職活動や、受験戦争すら、

好きな人はいないでしょう。


▼かつて芥川龍之介は、

私たちは母親の胎内にいた時、

何のために生まれてきたのか

どこへ向かって生きればいいのか

全く知らないで、この世に生まれてくるから、


途方もなく広い、大きな海に、

ぽーんと放り込まれたようなものだと

書いています。



私たちの人生を『難度海』だといわれるのは、

途方もなく広がっていて、

一体どこへ向かって泳いでいいかわかりませんので、

渡ることが、難しい、海だと言われるのです。



▼数年前、フィリピンのパラオという美しい海で、

日本人の女性ダイバーが海難事故にあいました。


遠く離れた沖合のダイビングスポットに連れて行かれて、

ドボンと、海中深くダイビングしていったのですが、

浮かび上がってみると、潮に流されて、

船がどこにあるかわからなくなってしまったのです!


さあ、あなたも、そんな状況を思い浮かべてみて下さい。


周り中、島影一つ見えず、海ばかり。

どれだけ大きな声で叫んでも、誰も助けてくれない。

遠くの方に、飛行機が見えても、

船が見えても、誰も自分の声を聞いてくれない。


そんな海に取り残されてしまったら、

どんなに不安で孤独なことでしょう。


▼そこへ次から次へと

大波小波が押し寄せてきます。

口いっぱいに潮水を飲んで苦しんでいる。

また次から苦しみの波が押し寄せる。



▼そんなに苦しい状態でダイバーは、数日間、

ブギボードにすがりついて、死の漂流を続けました。


最後に、水死体となった彼女らが握っていてたボードの中には

水の中であっても消えることのないマジックで、

水死する直前までの苦しみの胸中が、

ミミズのはったような字で刻まれてあったといいます。



「遠くに飛行機が見える

誰も助けてくれない」



しばらくの間、支えにしていたブギボードを握る手も

最後には力が入らず

くたくたになってダイバーは、

海の底深く沈んでいってしまいました。



▼ちょうど同じように私たちの人生も、

◎1一体何の為に、どこに向かって泳げばいいのかわからず


◎2次から次へと押し寄せてくる人生の様々な困難、

苦難を乗り越えて

泳いでゆかなければなりません。


◎3あまりにも苦しいものだから、

自分をしばし、支えてくれる、

友達とか、恋人とか、両親とか、学校の先生をたよって

少しでも楽になるように、

何かをあてにして、しがみついて生きているのですが、

これらは所詮、板きれみたいなものですから、

しばらくの一時的な支えです。


◎4そうやって私たちは、最後、力つきて、

死んでいかなければならないのです。


もしこれが人生とすれば、まさに、

渡ることの難しい、苦しみの海

『難度海』ではないでしょうか。


▼教行信証には、

その難度海で溺れ苦しんでいる私たちを

明るく楽しく渡す、大きな船があるぞ

と書かれています。


それが、

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難度海(なんどかい)を度する大船
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なのです。

▼この大きな船は、仏教を聞けば、

どんな人でも乗ることができるのですが、

「すでに乗っていて、それに気づく」

ということではありません。

これは、500年以上前から現在まで存在する

有名な間違いです。

「そのままでいい」のでもありません。

実際、そのままじゃ難度海ですから、

ダメですよね。

生まれたときからこの大きな船に乗っている人は

誰もいないのです。


ですから『教行信証』の著者、親鸞聖人であれば、

29歳のときに乗ったと『教行信証』に書いてあります。

そして、この苦しみ悩みの人生を

明るく楽しく渡す大きな船が存在することと、

どうすればその船に乗れるのかが、

詳しく書かれているのです。


▼ですから仏教を聞けば、どんな人でも、

『難度海を度する大船』に乗ることができます。

そして、「人間に生まれてよかった」と、

苦悩渦巻く人生が、

光明輝く人生に転ずるのです。


そんな本当の幸せになることこそが、

本当の生きる意味であり、

本当の生きる目的だと

仏教に教えられています。


ぜひその本当の幸せになるところまで

仏教を聞いていただきたいと思います。

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■21ステップ 4日目 終了
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本日もお読み頂き、どうもありがとうございました。

あなたは、今日の内容から、どんな学びがえられましたか?

ぜひノートにまとめたり、他の人と話してみたりして、

アウトプットしてみてください。


今回の内容を、

ビデオでも撮ってみましたので、

ぜひ聞いてみて下さい。


なぜ生きるの答え
http://youtu.be/rn765UTNeRE

やはりビデオだと、

メールの文字だけで伝えられないところまで

聞けるので、理解が深まると思います。


▼ところで、これは私自身が

すがっていたものに裏切られた一例ですが、

私の中学校時代は、何もかもうまくいかず、

特に難度海の人生でした。


小学校は、親友にも恵まれ、いつも笑顔で

「テレビの見過ぎじゃないか」

といわれるくらい、楽しい日々だったのですが、

中学に入ると一変して暗黒時代となります。


校則も厳しく、勉強もふるわず、

やりたかったサッカー部が、

過去に問題を起こして廃部になっており、

なんとなく入ったテニス部では、

ずっと球拾いでした。


しかもその時、おそらくそれまでの

人生最大であろうショックを受けたのです。


それは、初恋の人への失恋でした。


小学校のときもそれなりに好きな子は

たくさんいたのですが、

中学校で知り合ったある女の子に、

一目で恋に落たのです。


一人でいるときも、

その子のことがひとりでに心に思い浮かび、

勝手にドキドキしていました。


そこまで惚れてしまうと、

すぐに他の友だちにも分かってしまい、

からかわれては怒っていました。


ところが、その子からは、

「好きだよ」

と言われ、まんざらでもなく、

「友だちとして」仲良くしてもらって

いたのです。


そういう状態でしばらく楽しく

暮らしていたのですが、

やがて、実はその子には、

彼氏がいたことが分かったのです。


もはやどうしようもないのですが、

猪突猛進タイプだった私は、本人に聞くと、

その通りだと、完全にふられてしまったのです。


あまりのショックに、

その場に崩れ落ち、

しばらく立ち上がれませんでした。


彼女に悪気はないと思いますが、

今まで騙され、もて遊ばれていたように感じ、

まっ暗になってしまったのです。


人生というのは、何と苦しいのだろうと

夢も希望もない毎日でした。


それでも、単純だった私は、

生きる意味など考えることもなく、

義務教育のレールを

そのまま進学していくだけだったのです。


でも今では、決して崩れることのない、

本当の幸せを知ることができました。


あの時苦しかったことも、

本当の仏教に出会うための、

何かの因縁だったのかなと

感謝しています。


あなたもきっと、今まで色々な苦しいことや

悲しいことをたくさん乗り越えてこられたと思います。

そんな苦しみや悲しみが次々おそってくるのが

難度海の人生ですが、

仏教を聞けば、どんな人でも

難度海を明るく楽しく渡す大きな船に乗れます。


あなたも早く、難度海を度する大船に乗って、

明るく楽しい人生を味わって頂きたいと思います。


全ステップ終了まで、あと17日です。

1日5分、「人類の到達した最深の思想」

にふれることを習慣化してください。


それではまたメールします。

お体くれぐれも大切になさって下さいませ。



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発行:中村僚(長南瑞生)
生きる意味は仏教に学びなさい
日本仏教アソシエーション株式会社
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