2017年8月28日月曜日

No.6【世界的美女・幸せな小野小町の不幸+本当の生きる意味が満たす5つの基準プレゼント】(仏教を現代へ)

こんにちは。中村僚です。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

さて本日は、あなたの輝く未来へ向かって

生きる意味に最短最速で近づく21のステップ、

第6のステップをお届けします。


★今回は、生きる意味のよくある4つの誤解と、

本当の生きる意味が満たすべき5つの基準を書いた

小冊子を、最後にプレゼントします。


その前に、昨日の続きで、

「相対の幸福」のもう一つの問題点です。

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8月28日357号 ステップその6
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■世界的美女・小野小町の苦しみ
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▼絶世の美女として有名な、

女流歌人・小野小町は、艶麗な作風で、

情熱的な歌が多くあります。


▼その小町が自分の人生をふりかえったこの歌を

ご存じでしょうか。

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花の色は 移りにけりな いたづらに
我が身よにふる ながめせし間に
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自分を「花」になぞらえ、

どんなに美貌に恵まれ、楽しい時があったにしても、

いつまでもそのままでいられるわけもなく、

花のようにうつりゆく。


▼「よにふる」は

「世に経る」と
「夜に降る」の掛詞(かけことば)でした。


▼「ながめせしまに」も

「眺めせしまに」
「長雨せしまに」の二つの意味。


▼花の色も、夜、長雨が降ってくると、

あっという間に色あせて、うつりかわってゆく。


同じようにこの私も、

あでやかで楽しかったあの時は一時的で、

世のうつろいを眺めている間に、

あっという間に月日が経ってしまった……。


▼人間、好きな人とはずっと一緒にいたいのに、

必ず別れなければなりません。

大事なものであれば、ずっと自分のものであって欲しいのに、

必ず離れてゆきます。


▼これを仏教で、

『諸行無常(しょぎょうむじょう)』

といいます。

平家物語の冒頭に出ていて、学校で覚えましたよね。

「祇園精舎の鐘の声、

諸行無常(しょぎょうむじょう)の響きあり」


この「諸行無常」の

「諸行」とはすべてのもの。

「無常」とは常がない、

すべてのものは常がない、ということです。

一切は続かない、うつりかわってゆくのです。


▼「諸行無常」は、あらゆる宗教と仏教を明確に分ける、

仏教の旗印です。

なんと、ほかに「諸行無常」と教えている宗教はないのです。

必ず「固定不変の魂」なり、何なり、

かわらないものが設定されています。


しかし、仏教では、固定不変の魂などありません。

この世のすべてはうつりかわってゆく。


私たちの幸福もつづかない。

私たちの肉体もつづかない。

100%死んでゆかねばなりません。


一体どうすれば本当の幸福になれるのでしょうか。

仏教では、

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無常を観ずるは菩提心の一なり
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といわれます。


「観ずる」とは見つめること。

「菩提心(ぼだいしん)」とは、本当の幸福になりたい心。

「一」は「はじめ」と読みます。

第一歩ということ。

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無常を観ずるは菩提心の一なり
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とは、この「諸行無常」の現実を見つめることこそ、

本当の幸福の第一歩である。


しかも、無常の中でも特に激しい、

私たちの人生に大きな影響があるのは、

「自分の死」ですから、

本当の幸福になるファーストステップは、

自らの死をまじめに見つめることだ

ということです。


現代は、

「今さえ楽しければいいや」

という人がほとんどですが、

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無常を観ずるは菩提心の一なり
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すべての幸福は続かない、

死によって一切が崩れてゆく。

このことが知らされれば知らされるほど、

崩れない、本当の幸福はないものかと

求める気持ちが強くなるということです。


もちろんあなたも、

今だけ楽しければいいわけではないと思いますので、

ぜひ変わらない幸福になって頂きたいと思います。


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■21ステップ 第6回 終了
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本日もお読み頂き、どうもありがとうございました。


これまでお話ししてきましたように、

私の中学時代は、苦しみが次々やってくる

まさに難度海の人生でした。

校則も厳しく、勉強も振るわなくなりました。

気が小さい私は、初恋の女の子にまでふられ、

「一体なぜこんなに苦しまねばならないのだろう」

と悩み続ける暗黒の日々でした。


高校は何とか楽しくしたいと、

サッカー部に入ったのですが、

あまりのすさまじさに到底レギュラーになれず、

日々、やっとやっと練習について行くありさまでした。


▼そんな時、授業でやった物理が意外と好きで、

しかもテレビで見たアインシュタインにあこがれ、

「将来自分も歴史に名を残す物理学者になりたい、

それなら東大に入ろう」

と、自分の実力もわきまえず、単純に思ったのです。



それを聞いた両親は

「大学には行ってもいいが、塾にやるお金はない」

と言い、

周り中の友達は、お前には無理だと笑いましたが、

「無難な人生で終わるより、一回位冒険した方が面白いじゃないか」

と、高校2年の秋、勉強を始めたのです。



しかし、現実は厳しく、模試ではいつも

「合格は無理です。志望校を変更しましょう」

とのE判定。



不安と焦燥の中

「それでも何とか物理学者になりたい」と、

1日18時間の地獄の勉強を

1年以上続けました。



▼ところがです。

ここまでもかなりつらかったのですが、

最大の問題は、次なのです。



入試直前の、ある寒い冬の朝でした。


いつものように、自転車で図書館へ向かっていると、

突然、赤いスポーツカーが、すごいスピードで、

横からつっこんできたのです!!


ぶつかる!


もはやどうやっても避けられないことがわかった

その瞬間、

ぶつかるまでの時間の流れがスローモーションになりました。


それまでの思い出が走馬燈のようにかけ巡り、

はじめて小学校へ行った桜咲くあの日のこと

運動会当日の楽しかった日のこと

中学校で友達とテニス部で苦労したこと

高校に入ると最初は楽しかったけど、

後半は今日まで受験勉強で苦しかったこと、

次々と浮かんでは消えてゆきます。


一通り人生をふりかえり終わると、

「自分の人生は、一体何だったのだろう」と、

スポーツカーに激突!


時間は元通り動きだし、体は空中へ吹き飛ばされ、

目の前が真っ暗になりました。



気づいた時には、路上に倒れていました。

激突した車のフロントガラスはバリバリにひび割れ、

自転車はぐにゃりと鉄くずのようになっていました。


相手の運転手は真っ青になり、

私もショックで受験など

ふきとびそうでしたが、

それでも今まで頑張ってきたことを思い出すと、

「ここであきらめるわけにはいかない」と、

震える足でそのまま図書館へ向かったのです。



サッカーで体を鍛えていた為か、

幸いにも無傷で、なんとか無事、

受験を終えました。

 そして桜満開の4月、晴れて赤門を

くぐることができたのです。


でも、もしあの時、車にひかれて死んでいたら、

私の人生は一体何だったのでしょうか。

「あれができてよかった」

などとは、1つも思えませんでした。


高校3年の冬に交通事故で死ぬとわかっていたら、

受験勉強はしたでしょうか?

(するはずなし)


私たちは普段、忙しい忙しいで、

その時その時目の前にやってくることに振り回されていますが、

それは、人生で本当にやらねばならないことなのでしょうか?

もっと別のところに、本当に大切なことが

あるのではないでしょうか。


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無常を観ずるは菩提心の一なり
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一切の幸福は続かない。

死によってすべてがはかなく崩れてゆく。


残り1年の命となってもしなければならない

人生で本当に大切なことは何なのか。


これについて、以前もっと詳しく書いて

ご縁のある方に有料でお読み頂いていた

小冊子があります。


今まで多くの人に話をしてきた経験上、

生きる意味について多くの人が抱いている思いは、

だいたい4パターンになることが分かっています。


その生きる意味の

よくある4つの誤解について、

自分の人生に置き換えてよく分かるように、

高校生活のストーリー仕立てで、

解説したものです。


さらに、

本当の生きる意味が満たすべき5つの基準も

まとめてあります。


他にも、頂いたご質問に

お答えしてあるつもりですので、

今すぐご覧下さい。

http://meaning.main.jp/downloads/mindsmirror.pdf



それではお体くれぐれも大切になさって下さいませ。


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発行:中村僚(長南瑞生)
生きる意味は仏教に学びなさい
日本仏教アソシエーション株式会社
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Email : support@all.buddhism.ne.jp
Youtube: http://www.youtube.com/user/RyoBuddhism
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