2017年4月26日水曜日

「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 大事な仕事はシングルタスクで。

近場のセミナー情報

5月19日に東京で読書会を開催します。

5月13日に大阪で基本編セミナーを、5月14日に大阪でマネーマネジメントと金運編セミ
ナーを開催します。

6月3日は東京で、18日には札幌で「10年後に後悔しない生き方」セミナーを開催します。
6月4日は東京で「スペシャル編セミナーパート1」を開催します。(このセミナーには受
講資格があります)

お申し込み、お問い合わせは、 melma@bc.iij4u.or.jp までお願いします。


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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第2714号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ〜おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から9年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年にはキャリアアップ部門で一位と3年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

https://twitter.com/SatoShowon
こちらは私の日常をツイートしています。

https://twitter.com/salary_1000man
こちらはメールマガジンの過去ログを要約したモノを定時配信しています。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日の朝、NHKのニュースを見ていたら、ふるさと納税の返礼品の返戻率を上限30%に
抑えろという総務省の指導(正確には命令ね)で混乱、窮地に立たされている自治体を特
集していました。

ふるさと納税については過去に、


ふるさと納税について考える
http://showon-sato.com/index.php?cID=86&magazine_no=2096

ふるさと納税のここが素晴らしい
http://showon-sato.com/index.php?cID=86&magazine_no=2097

どうやればふるさと納税で成功出来るのか
http://showon-sato.com/index.php?cID=86&magazine_no=2098


こんな感じで特集を書いたので、未読の人はまずはここから読んで頂きたいのですが、こ
の政策自体は非常に良かったのでそれをスポイルする今回の指導は、全くナンセンスだと
思います。

ふるさと納税の何が良いのかというと、役所という組織に、「フェアな競争」と「市場原
理」という民間では当たり前の価値観を認識させたところなんです。
フェアな競争とは、「機会の平等」であって「結果の平等」ではありません。でも役所と
いうところは長年この結果の平等を追いかけていたんですね。そうなるための裏ワザとい
うか武器として「補助金」、「税控除」、「規制」を使って来たんです。しかしこれらは
一時的なカンフル剤として使用すべきモノで、農水省のようにこれを以外に戦略を持って
いないということになると、関係者の体力とヤル気はドンドン落ちていくものなんですよ。

米作りなんてその最たるもので、減反というのは米を作らなければ、つまり仕事をしなけ
ればおカネをあげますよ、という政策でこれを45年も続けた結果日本の米農家は堕落した
んです。本来は厳しい競争に晒して、自らを鍛え上げ品質と生産性を高めて、マーケット
を世界に求めるということだって出来たはずなんですけどね。これをいうと反対意見がド
カドカ来るのでこれ以上書きませんけど。

どうように市場原理も長らく役所とは無縁でした。ところがふるさと納税によって、より
にもよって役所同士が競争せざるを得なくなったわけで、民間企業で働く我々的には、


  ● やっとお前らもサービスってもんを真剣に考えるようになったのね


と小気味よい気分を味わったわけですが、これが一部の自治体(たぶん大都会の東京とか
横浜とか大阪ね)が猛烈に文句を付けたんでしょうな。

こんな返戻率を何%にするのかなんて、それぞれの自治体が決めれば良い話なんですよ。
どんな企業にだって、


  ■ 材料費は販売価格の30%までにしろ


なんて言えないわけですから。こういうことを通達でやることの愚というか、そもそもそ
ういう御触れを出すことの歪さを感じ取れないところがおかしいと思うんですよね。

昨日のニュースでは高知県の奈半利(なはり)町というところが紹介されていたんですが、
ここはふるさと納税で年間20億の寄附を集めている自治体で、そして20億という金額は町
の予算の半分を占めているそうです。つまりふるさと納税で町の税収が1.5倍になったと
いうことですよ。

このおカネを使って町おこしをしようというのが、本来の趣旨であったわけですよ。で、
実際にこの町では人の雇用がかなり生まれたわけで、まさにベストシナリオを作ったんで
すね。こういうのが今回の通達でパーになっちゃうのって、本来の趣旨的にはどうかと思
うんですけどね。

そして文句を付けている自治体って、本質的にはやればどうにでもなる、勝とうと思えば
勝てるところが、怠慢をぶっこいて負けたから国にねじ込んだという図式が垣間見えると
ころにやるせなさを感じるんですよね。

そもそも市場原理というのは、選ぶ側に全面的な選択権があるわけで、その結果選ばれた
(選ばれなかった)ということは、そこになんらかの理由なり改善点なりがあるというこ
とです。自由主義経済とはこの繰り返しで成長、進化、良化してきたわけなんですね。

だから今ではぼったくりのお店や、羊頭狗肉、サービスに偽りありみたいなところが、昭
和の時代に比べたら減ってるでしょ。これはそういうお店が顧客に支持されないからです。
特に昨今の誰でも情報発信が出来る時代では、口コミの威力は大きいですから良い評判も、
悪い評判もあっという間に広まってしまうわけで、ここには政治的関与が及ばないのです
よ。

それを役人が肌で知るというのは非常に意義深いと思って、この政策をずっと評価して来
たんです。それがこんな感じで減価しちゃうのは残念だと思うんですよね。



本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2017/04/2714_0426.jpg

☆ マルチタスクとシングルタスク

マルチとは「複」、シングルとは「単」という意味なので、マルチタスクとは複数の事を
同時並行でやることを意味し、その反対に一つのことしか出来ない事をシングルタスクと
いう、と理解している人がたくさんいます。

それはそれで全面的な間違いとは言えないんですが、こう考えるとあたかもマルチタスク
がシングルタスクの上位概念のように思えますよね。それは大きな間違いなのです。

マルチタスクでやる仕事というのは、正直どうでも良い作業系の仕事で、前提として、


  ● 質が落ちなければ複数のモノを組み合わせてやっても弊害が無い


という話に過ぎないんです。

ところがシングルタスクでやるべき仕事というのもあるんです。これはマルチタスクとは
真逆で、


  ● 質を極限まで高めるために一つのことに集中して取り組む


仕事なんです。

片や「質が一定レベルよりも落ちなければ」という条件が付いているのに対して、もう一
方はその質を「極限まで高める」ためにやるんです。つまり最初の思想が全然違うんです。
ですからこれをどちらが上位でどちらが下かという議論をするのが根本的に間違っている
のです。

今から取り組む仕事が、どちらの方向性を要求しているのか、つまり一定レベルの質を維
持して早く終わらせることが要求されているのか、上限を振り切る何かを要求されている
のかによって、マルチタスクでやるべきなのか、シングルタスクで取り組まなきゃならな
いのかを考える必要があるんです。

それを何でもかんでもマルチタスクでやるのが正しいと考えているビジネスパーソンは少
なくありません。

もちろんそもそもマルチタスクで仕事を捌けないというのは、その議論以前の話で、これ
は21世紀にはなかなか辛い人生を送らなきゃならないことになっちゃいますから、自助努
力でこのスキルは身に付けて下さいね。そのための方法論は過去9年間で何度も書いてい
るはずですので、最近読み始めた読者さんは過去ログを読んで下さい。


マルチタスクが出来るようになった、という人は、目の前の仕事を切り分けるという意識
を持ちましょう。この仕事が作業系で、何をどうやってどの順番で手を動かしたら欲しい
成果が出ると分かっている仕事は、それらはほとんどがマルチタスク向けの仕事なんです。
こういうのは最少のエラーで、最大速度でサクッと終わらせることを考えましょう。

ところが仕事には、手を機械的に動かすだけじゃ解決しないものってありますよね。


  ▼ 売り上げをあと20%増やすにはどうする?

  ▼ 社員の定着率を高めるにはどうする?

  ▼ 全社の残業時間を半減させるにはどうする?

  ▼ 不良率を半分にするにはどうする?


みたいな仕事ですよ。

こういう仕事をする時には、他の仕事なんてやっちゃいけません。メールも見ちゃダメで
すし、電話に出るのもダメです。こんな時には会議室にこもって、そのことだけを集中的
に考えることが出来る環境を作るくらいがちょうど良いのです。

そういう仕事をシングルタスクを要求されている仕事というのですが、役職上位者になれ
ばなるほど、そういう仕事が増えてくるんですから。ですから、本当はこちらの仕事の方
がマルチタスクよりも上位だといっても良いくらいなんですよ。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ〜おん)
株式会社メディウム・コエリ

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サラリーマンで年収1000万円を目指せ
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