2022年3月28日月曜日

「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 ワザは一瞬で決まる。


3月27日に東京で易経セミナーを開催します。
本セミナーはバージョンアップ編を受講した人だけか受講出来る限定セミナーです。
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           願望実現に補助線を引こう

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         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3899号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ〜おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から14年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、そこから2021年まで
8年連続でキャリアアップ部門で受賞しています。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
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いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

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成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

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本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
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◆ 今日の前フリ ◆◇

先日の音楽レッスンでドラムを教えてくれた講師はまだ20代と思わしき人で、彼との会話
で久し振りにカルチャーギャップを感じました。

音楽教室ですから、どういう音楽を聴いているのかとか、音楽の趣味の変遷みたいな話に
なるわけですよ。で、ビートルズから始まって、ブリティッシュロック、プログレに行っ
てというところまでは彼も、ウンウンって聞いていたんですが、


  ■ 日本の音楽だとニューミュージックですかね


って言った途端、彼が固まりまして、


  ■ え?新しい音楽・・・ですか?


その反応に私の方が仰け反りました。

え?イヤ、ニューミュージックってジャンルがあるでしょ、ユーミンとか、オフコースと
か大瀧詠一とか、財津和夫とか・・・って言ったら、さすがにユーミンは知っていました
が、彼らがニューミュージックなんですか?と今ひとつピントが合っていない状態です。

ま、20代の人が知ってるわけないよね。私の子供みたいな年齢なんだから・・・

昭和という時代を全く体験していないんですから、彼らにとっては歴史の教科書の話と同
じなんでしょうね。

若い人と話すと色々と考えさせられます。


http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2022/03/3899_0328.jpg


☆ 人間の機微を捉えてワザを掛ける話

人間の行動には機微というものがありまして、ここを押さえられると一瞬で勝負が決まっ
てしまうことがあるんですね。これは理屈で相手をグリグリと攻めて寄り切るのではなく、
武術でワザが決まって、一瞬で勝負が決まる時のような感じです。


こういうワザのキレって、怪しい系のワザが決まる時にそっくりなんです。その意味で、
私もワザを磨きたいなと思うわけですが、私が見聞きした中で強い印象が残っているのは、
故米長邦雄永世棋聖の結婚にまつわるエピソードです。

これは良書リストにも入っている


運を育てる─肝心なのは負けたあと
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に詳しいんですが、米長氏が26才で結婚をしようとした頃の話です。当時付き合っていた
女性と結婚するにあたり、相手のご両親に挨拶に行くんですね。ところが氏の職業が将棋
のプロ棋士ということで、一般人には全く理解できない世界なわけですよ。

そもそも給料はいくらなのか、それはこの先何歳まで保証されているのか、ちゃんと家族
を養えるのかなどなど、親御さんから見たら不安しか無いわけです。なるほど将棋が強い
のは分かったが、このような親御さんの不安を解消するには至らなかったんですね。

そこで彼女のお父さんはツテを辿って、同業であるプロの将棋指しの大先輩、升田幸三九
段に会いに行くんです。そこで、


  父)将棋の世界に米長邦雄という男はいますか?

  升田)ああ、いるよ。それがどうした?

  父)この男は将来有望なのでしょうか?

  升田)彼は有望な男だ

  父)生活できるんでしょうか?

  升田)なぜお前さんは、そんなことを訊くのだ?

  父)実はウチの娘と付き合っていまして・・・

  升田)結婚するのか?

  父)このまま行くとそうなりそうで、心配で先生にお尋ねしようと・・・


はい、ここであなたが升田幸三なら、この父親になんと言いますか?

同じ職業の後輩が結婚をしたい、でも相手の父親は将棋指しという職業を知らず不安に思
っている。ここはどうにか上手くまとめてあげたいところだが・・・という情況ですよね。

ここでプロ棋士がどういう職業で、年にいくら稼げるのか云々という説明をするようじゃ
ダメなんですよ。それは理屈を使って寄り切ろうとしているわけですね。ここでは相手の
機微を捉えて、スパッとワザを掛けて倒さないとならないんです。

全ての情況を理解した升田幸三九段は、その刹那、「バカモン!」と父親を一喝するんで
す。え?そんな手が成立するの?って感じですよね。そこで繰り出したワザが、


  升田)米長は将棋界の宝だ!お前みたいな男の娘と結婚をするような器ではない!身
の程を知れ、バカ!


この啖呵には痺れました。この一言が出たら形勢は一発逆転どころか、即詰みのゲーム
オーバーですよね。
相手の機微を捉えて、完璧なタイミングで、鋭い一太刀を浴びせたということでは、なか
なかこれ以上の例を知りません。これを読んで、プロ棋士って本当に頭が良いんだなと痛
感しました。

これが、じっくり一晩考えて指した手ならまだ分かるんですよ。瞬間芸で、この切れ味。
こういう人とはケンカをしてはいけません。私もこんなワザを掛けられるようになりたい
と思うわけですが、これができるようになるには、脳みその柔軟性と瞬発力を鍛える必要
があるんですね。

いくら知識を増やしてもダメなんです。モノの本質がどこにあるのか?を見極めることが
できないと、こういう啖呵をその場で繰り出すことはできないんですね。



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ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ〜おん)
株式会社メディウム・コエリ

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