2022年3月23日水曜日

「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 論はひとつでは成立しないから。


3月27日に東京で易経セミナーを開催します。
本セミナーはバージョンアップ編を受講した人だけか受講出来る限定セミナーです。
詳細は、

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また、4月9日に東京で、「引き寄せの法則と開運術セミナー」を開催します。
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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3896号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ〜おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から14年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、そこから2021年まで
8年連続でキャリアアップ部門で受賞しています。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
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バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

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本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

来月の課題図書を発表します。来月は、


ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争
https://amzn.to/3IuhqxW


です。

なんでこの本を選んだかというと、戦争とは兵器を使って戦うというだけでなく、実は宣
伝広告によって勝敗が決まるという側面が、兵器以上に効いてくるからなんです。

現在、ロシアとウクライナが戦争をしているわけですが、我々一般人がこの戦争に対して
感じていることを言葉にすると、


  ▼ ロシアがウクライナを侵略した

  ▼ プーチンは独裁者だ

  ▼ 悪いのは一方的に攻めたロシアだ

  ▼ 西側諸国は一致協同してロシアを懲らしめるべし


ですよね。

ところがこれもまた、我々がそう思うように誰かが仕向けたことなんですよ。それが宣伝
広告ということです。我々が日々目にし、耳にするこの戦争に関するニュースは、それ自
体が取捨選択されたバイアスの掛かったモノであって、バイアスを掛けた人達がいて、彼
らは我々が前述したような感想を持つような情報だけを厳選して、送っているんですよ。

確かに、ウクライナ国民は完全に被害者で、彼らは可哀想で、救ってあげなきゃならない
存在なんですが、そこだけを見ていると木を見て森を見ずの譬えになってしまうんですよ。


そして私がいつもいつも言っているように、大衆の80%以上がどちらかの方向に動いたの
なら、それは動かした人がいて、それとは真逆のところにも目を向けなきゃいけないので
す。

3日ほど前のツイッターで、某芸能人が


  ● プーチンにも正義はある


って趣旨のことを言って、メチャメチャ叩かれたんですが、それは非常に大事な視点で、
ここをほじくらなきゃならないんです。(だから今回も例示で●を使っているんですよ)

プーチンは一貫して、西側つまりNATO諸国とアメリカに対して、ウクライナの非武装化、
中立化を要求しています。これが何を意味しているのかを正しく報道している西側諸国は
ほとんどありません。ここがこの戦争のキーだってのに。

ご存じのようにウクライナはロシアと地続きで、首都のキエフとモスクワは直線距離で約
800キロしかないんです。つまり東京と青森くらいの距離なんですよ。で、キエフに核ミ
サイルを配備したらどうなるのかというと、発射後たったの3分でモスクワに届くんです
ね。

いくらロシアが優秀な防御網を持っていても、たったの3分という至近距離で撃たれたら
これを防ぐことはできません。つまり、ウクライナにNATOの核ミサイル(それはつまりア
メリカの息が掛かった核ミサイルということです)が配備されたら、ロシアは詰むんです。
二度とアメリカに逆らえなくなるんです。

モスクワからワシントンに向けて核ミサイルを撃っても、これは距離がありますから十分
に迎撃可能なんです。ところが逆のことはできないんです。だから配備されたらロシアは
負けるんです。

そして密かにアメリカはウクライナに核ミサイルを配備しようとしたんです。だからプー
チンは怒り心頭に発したわけ。将棋でいえば詰めろの状態だったんです。放置していたら
次には詰まされてしまうんですから、ロシアとしては詰めろ逃れの詰めろを掛けるしかな
いんです。それがウクライナ侵攻なのです。

ロシアの侵攻の直前に、ロシアのラブロフ外相は、


  ● ロシアの安全が脅威にさらされているのだ


って言ってたのはそのことです。それに対して12月27日の段階でロシアは、「安全保障の
問題に関して、NATOと1月12日に協議をする提案を受け取った」と言っていて、ここでウ
クライナをNATOに加盟させて、その結果として核ミサイルを配備するのは止めろと強く要
求しているんですよ。

その要求をアメリカとNATOが拒否したから、この戦争が始まったんですよ。日本のワイド
ショーとか新聞しか見ていないとそういう背景が分からないでしょ。

つまりプーチンにも正義はあったんですよ。

そういうことを報道しないで、一般大衆を情報操作して、世論を作るのが戦争広告代理店
なんです。それがボスニアとセルビアとの戦争の時にも行われて、世論操作に長けたボス
ニアが国際社会を味方に付けたんですね。そのウラ側が解説されたノンフィクションが本
書なんです。

この本に書かれていることと同じことが、現在進行形でロシア対ウクライナで行われてい
るの。

ソビエト崩壊後、アメリカはかなり汚いやり方で、ロシア包囲網を作り続けているんです
よ。それに対してプーチンは何度も抗議をしているのに、アメリカはガン無視し続けてい
るということも、今回の戦争の背景にあるんです。

ウクライナの街の映像を見て、市民が戦争に巻き込まれている映像に脊髄反射を起こして
ロシアを非難するというのは、この戦争広告代理店の術中にズボズボとハマる愚かな態度
だということが、この本を読んだら分かるはずです。

このような文脈から、プーチンのこの演説を読むと、今回の戦争が一方的にロシアが悪いとは言えないと思えるはずです。


プーチン大統領によるウクライナ宣戦布告演説の全文日本語訳
https://note.com/orogongon/n/n10bb6edabda4


http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2022/03/3896_0323.jpg


☆ 論を展開させろ

久し振りに日本語力養成講座的なことを書いてみようと思います。

文章を書く際に、自分の言いたいこと、伝えたいことを書きますよね。つまり、


  ● 私は○○だと考える〜


みたいに、主義主張を述べるわけです。もちろんこれを読み手に理解、共感してもらうた
めの諸々のテクニックをご紹介し、詳しく解説してきました。例えば、こんな感じ。


☆ 文章とはロジックの塊
https://showon-sato.com/index.php?cID=86&magazine_no=3716

☆ 論を持とう 
https://showon-sato.com/index.php?cID=86&magazine_no=3504

☆ 論の立て方
https://showon-sato.com/index.php?cID=86&magazine_no=3505

☆ 結論をサポートするように
https://showon-sato.com/index.php?cID=86&magazine_no=3506

☆ 反論を封じ込めるために
https://showon-sato.com/index.php?cID=86&magazine_no=3507



でもね、オトナの書く文章では、一行だけの、ひとつだけの結論は論とは言いません。あ
るひとつの結論を出発点として、次に何が言えるのか、そこからどのような話に展開させ
るのかが重要なんです。

例えば、前回は


  ● お給料は生活のための必要経費だ


という論を立てて、その説明をした後に、


  ● だから何もしなければ老後は大変になる


と論を展開させて、さらに


  ● そのためには何をすべきか


と次々と論を展開させているわけです。

もちろんこの結論どうしも因果関係で結ばれているので、ひとつのストーリーとして、つ
まり読み物として機能するわけです。

こういう文章を書くためには、何かひとつ論を立てたら、その論を上から見たり、横から
見たり、引っ繰り返してみたり、拡大させてみたり、という操作をすることで、


  ● そこから導かれる次の論がどこかに存在しないのか


を考えるのです。

この作業を思考を深めるというのです。

私は普段のウォーキング中や、車を運転している時に、これをやっているのです。

半分は頭の体操みたいな感じで、


  ▼ こういう論が成立するのなら、これも同じ論法でイケるのか?

  ▼ ここは条件を変化させたら、結論が真逆になるぞ

  ▼ この条件ってどこで規定されるのかな?

  ▼ これって他の国ではどうなっているんだっけ?

  ▼ これに関する例外って存在するのかな?


と、次から次へと展開するのです。

現代人に決定的に足りないのは、こういう思考なんです。与えられた結論を理解すること
はできても、そこから新しい思考を産み出すことをしないんですね。こんなのは習慣の問
題で、考えることがクセになったら、ヒマに任せて次々に出て来るはずなんですよ。

そこに乱読で加わった無秩序な知識の塊が存在すると、論と論が思わぬところで接続され
て、意外なことに気付いたりするんです。


こうやって考え続けているから、14年もメールマガジンを書き続けることができたんです。

まずは自分事で構わないので、例えば自分の老後はどうなりそうなのか?というテーマで、
1時間ほどあれこれと考えてみたら良いんですよ。そこで思いついた事実やロジック、結
論をメモに残しておくんです。

この繰り返しが頭を良くするんですからね。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ〜おん)
株式会社メディウム・コエリ

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サラリーマンで年収1000万円を目指せ
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