☆★☆────────────────────── 中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報 「労務管理は王道こそ最善」 大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ 人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る! 発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳 2026年8月24日 Vol.6533 ────────────────────── ■60歳以降の給料、何を基準に決めていますか■ 慣例を否定せず、今の制度をどう整理すべきかを考えます https://nakagawa-consul.com/seminar/051_web.html ──────────────────────────── ■自動車の安全設計にもAIを活用■ (続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ) ──────────────────────────── ■残業45時間を超えてもよい?指導見直しの注意点■ ──────────────────────────── 「来月から残業の指導が緩くなるそうですね」 「それなら、45時間を超えて働いてもらっても 問題ないのでしょうか?」 このように思われた経営者や総務担当者も いらっしゃるかもしれません。 2026年9月から、労働基準監督署による 残業削減の指導方法が見直されます。 これまでは、特別条項付きの三六協定により、 一定の範囲まで残業が認められている会社にも、 月45時間以内に収めるよう、 一律に指導する運用が行われていました。 今後は、会社が従業員の健康を守る対策を 講じているかなどを確認したうえで、 より柔軟に対応する方向です。 ただし、残業時間の上限に関するルールそのものが 変更されるわけではありません。 ここを取り違えないことが大切です。 Q これからは月45時間を超えてもよいのですか? A いつでも自由に超えられるわけではありません。 三六協定における残業時間の原則的な上限は、 これまでどおり月45時間、年360時間です。 特別な事情があり、特別条項を設けている場合には、 一定の範囲内で原則を超えることができます。 それでも、休日労働を含めて月100時間未満、 年間の時間外労働は720時間以内など、 守らなければならない上限があります。 「指導が柔軟になること」と、 「残業の上限がなくなること」は別だと 考えるとよいでしょう。 Q 特別条項があれば、毎月使ってよいのですか? A 特別条項は、通常は予想できないような 業務量の大幅な増加などに対応するためのものです。 繁忙期だからという理由だけで、 いつも当然のように使うものではありません。 月45時間を超えられる回数にも限りがあり、 年6回までとされています。 毎年同じ時期に長時間残業が続いているなら、 仕事の分担、人員配置、受注時期、納期設定などに 改善できる点がないかを見ることも大切です。 Q 会社は何を確認しておけばよいでしょうか? A まず、実際の残業時間が三六協定の範囲に 収まっているかを確認するとよいでしょう。 協定を締結していても、定めた上限を超えれば 問題になる可能性があります。 また、タイムカードの時間だけでなく、 休日労働や持ち帰り仕事、始業前の準備作業が 正しく把握されているかも確認が必要です。 長時間労働者への面談、健康状態の確認、 業務量の見直し、休暇を取りやすくする工夫など、 健康を守る対応も欠かせません。 ワンポイントアドバイス 毎月、給与計算が終わった段階で、 残業時間を一覧表にしてみましょう。 月30時間、40時間、45時間を超えた人を 色分けすると、増加傾向を早めに把握できます。 45時間を超えてから対応するのではなく、 30時間を超えた頃に上司が本人へ声をかければ、 業務の偏りや体調の変化にも気づきやすくなります。 今回の見直しは、必要な残業まで一律に抑えることで 企業活動が萎縮しないようにするものです。 人手不足や納期への対応に悩む中小企業にとって、 現場の事情を考慮してもらえることには 一定の意味があるでしょう。 一方で、残業が長くなれば、 従業員の疲労や事故の危険も高まります。 「上限まで働かせられる」と考えるのではなく、 「必要なときに制度を適切に使う」と考えることが 経営者に求められる姿勢ではないでしょうか。 指導方法が変わるこの機会に、 三六協定の内容と実際の残業時間が合っているか、 一度立ち止まって確認してみてはいかがでしょうか。 ──────────────────────── ■毎月無料で学べる労務のヒント■ ──────────────────────── 日々の実務をそっと支える情報をお届けします。 https://nakagawa-consul.com/nl/index.html ────────────────────── 【本からの気づきメモ】 ────────────────────── ■自動車の安全設計にもAIを活用■ 自動車の衝突安全対策では、車体のデザインと 安全性能を両立させる細かな調整が欠かせません。 ホンダは、この設計作業にAIエージェントを活用し、 開発期間を4割以上短縮することを目指しています。 AIが衝突安全データを学習し、技術者の視点から デザインや設計の修正案を瞬時に複数提示します。 人間のデザイナーは、その中から最適な案を選びます。 これまで人同士で重ねてきた擦り合わせの一部を、 AIが担うことで、開発の速度と性能を高める仕組みです。 従来、自動車開発でのAI活用は、走行性能や燃費に 関わる空力性能が中心でした。今後は歩行者保護を含む 衝突安全性能にも活用が広がります。新しい開発手法で つくられた最初の車両は、2030年ごろに登場する見込みです。 ────────────────────── 免責事項 ────────────────────── このメルマガでは、 わかりやすさを重視し、 法律や判例も簡潔に ご紹介しています。 本内容に基づくトラブル等については、 責任を負いかねます。 あらかじめご了承ください。 ────────────────────── メールマガジン 社長、上司が「あの人はすごい!」と いわれるピカイチ情報 ☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳 ☆公式サイト https://nakagawa-consul.com ☆問い合わせ info@nakagawa-consul.com ☆バックナンバー https://nakagawa-consul.com/blog ☆登録・解除 https://www.mag2.com/m/0000283000.html ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎社長、上司があの人はすごいといわれるピカイチ情報 の配信停止(unsubscribe)はこちら ⇒ https://regist.mag2.com/reader/Magrddel?reg=unsubscribe_direct_footer&id=283000&e=kasasagi777%40gmail.com&l=hbp03fe602
0 件のコメント:
コメントを投稿