2026年9月12日土曜日

■豪雨のとき「帰ってもいい」では人は動かない■

☆★☆────────────────────── 中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報 「労務管理は王道こそ最善」 大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ 人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る! 発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳 2026年9月12日 Vol.6552 ────────────────────── ■退職金制度をゼロから考えるセミナー■ 退職金制度は本当に必要なのか── 常識にとらわれない視点で整理します 中小企業の実例をもとに 会社と社員の将来を踏まえた 退職金制度の考え方を解説します https://nakagawa-consul.com/seminar/004_web.html ──────────────────────────── ■ケアマネジャーの8割がカスハラを経験■ (続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ) ──────────────────────────── ■豪雨のとき「帰ってもいい」では人は動かない■ ──────────────────────────── 「雨がひどくなってきました。 社員を早く帰した方がよいでしょうか」 「まだ電車は動いています。 もう少し様子を見てもよいでしょうか」 豪雨が予想される日、 経営者や総務担当者は迷いますよね。 ある会社でも、線状降水帯が発生するという 警告が繰り返し流れていました。 しかし、心のどこかには、 「今回もいつものことだろう」 という気持ちがありました。 朝、社員にこう伝えました。 「電車が心配な人は、 早く帰ってもかまいません」 ところが、その言葉だけでは ほとんどの社員が動きませんでした。 昼から雨が激しくなり、 午後には道路に水があふれ始めました。 改めて帰宅を促しても、社員からは、 「今から外に出る方が危険です。 落ち着いてから帰ります」 という返事がありました。 その後、地下鉄が止まり、駅も閉鎖。 新幹線、JR、私鉄、高速道路まで 次々と動かなくなりました。 携帯電話もつながりにくくなり、 会社には帰宅できない社員が残りました。 Q 「不安な人は帰ってもよい」では、 なぜ社員は動かないのでしょうか? A 本人の判断に任せる言い方では、 帰りにくい人がいるからです。 「忙しいのに自分だけ帰ってよいのか」 「早退したら給与はどうなるのか」 と迷う人もいるでしょう。 災害時は、 「今日は何時で会社を閉めます」 「全員帰ってください」と、 会社が明確に決めることが大切です。 Q 早く帰した時間の給与は、 どう扱えばよいのでしょうか? A まずは会社として、 事前に方針を決めておくとよいでしょう。 この会社では、早退や翌日の遅刻についても 給与を支払うことにしました。 帰れずに宿泊した社員には、 宿泊費なども会社が負担すると伝えました。 翌日は正午で会社を閉じ、 一日分の給与を支払うことも明言しました。 それを聞いた社員たちの表情は、 一気に明るくなりました。 「大丈夫ですか」と心配するだけでなく、 お金の不安も取り除く。 この対応が、社員の安心と 会社への信頼につながったのでしょう。 Q いつ会社を閉めるか、 事前に判断するのは難しくありませんか? A そのとおりです。 雨の強さや交通機関の状況を 完全に予測することはできません。 だからこそ、判断の基準を 平常時に決めておくことが重要です。 雨が激しくなってから考えるのではなく、 警告が出た段階で交通機関や河川の状況を確認し、 何時までに判断するかを決めておきます。 空振りになったとしても、 社員の命と安全を守る判断なら、 決して無駄ではありません。 ワンポイントアドバイス 緊急時に社員へ伝える内容を、 次のようにまとめておきましょう。 「何時で業務を終了するか」 「誰が帰宅を指示するか」 「早退や遅刻の給与をどうするか」 「宿泊費や交通費を負担するか」 「電話が通じない場合の連絡方法」 電話は災害時につながらないことがあります。 ショートメッセージや社内の連絡網など、 複数の手段を用意しておくと安心です。 また、建物への浸水に備えて、 土のうや止水板などが必要かどうかも 確認しておきたいところです。 豪雨の教訓は、 「気をつけて」だけでは足りないことです。 帰宅の指示とともに、 給与や宿泊費の扱いまで明確にしてこそ、 社員は安心して行動できます。 世の中は、気持ち半分、ゼニ半分。 社員の安全を願う気持ちを、 具体的な会社の対応として示せるか。 次の大雨が来る前に、 一度、自社の備えを確認してみませんか。 ──────────────────────── ■労務の迷いをその都度整理できる安心感■ ──────────────────────── 判断に迷う場面も、落ち着いて一つずつ確認できます。 https://nakagawa-consul.com/service/mail_adviser/ ────────────────────── 【本からの気づきメモ】 ────────────────────── ■ケアマネジャーの8割がカスハラを経験■ 介護サービスの調整役を担うケアマネジャー。 利用者宅を訪ね、本人や家族の相談に乗ったり、 ケアプランを作成したりする大切な仕事です。 ところが、ケアマネジャー709人への調査では、 約8割がカスタマーハラスメントを受けた経験が あると回答しました。 多いのは、威圧的な言動や精神的な攻撃、 長時間拘束されるといった被害です。 事業者の約7割が何らかの対策を講じていますが、 「十分」と答えた割合は、わずか1.5%でした。 国や自治体は、危険が予想される利用者宅への 複数人訪問を支援し始めています。 防犯ブザーやICレコーダーなどの購入を 補助する取り組みも進められています。 一方、介護現場は深刻な人手不足です。 複数人訪問だけでなく、危険性が高い場合には 行政や警察とも連携する仕組みが求められています。 ────────────────────── 免責事項 ────────────────────── このメルマガでは、 わかりやすさを重視し、 法律や判例も簡潔に ご紹介しています。 本内容に基づくトラブル等については、 責任を負いかねます。 あらかじめご了承ください。 ────────────────────── メールマガジン 社長、上司が「あの人はすごい!」と いわれるピカイチ情報 ☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳 ☆公式サイト https://nakagawa-consul.com ☆問い合わせ info@nakagawa-consul.com ☆バックナンバー https://nakagawa-consul.com/blog ☆登録・解除 https://www.mag2.com/m/0000283000.html ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎社長、上司があの人はすごいといわれるピカイチ情報 の配信停止(unsubscribe)はこちら ⇒ https://regist.mag2.com/reader/Magrddel?reg=unsubscribe_direct_footer&id=283000&e=kasasagi777%40gmail.com&l=hbp03fe602

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