2026年9月6日日曜日

■先輩より時給が低い!会社は説明が必要?■

☆★☆────────────────────── 中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報 「労務管理は王道こそ最善」 大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ 人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る! 発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳 2026年9月6日 Vol.6546 ────────────────────── ■通勤手当、“慣例運用”のままで大丈夫ですか?■ 制度を否定するのではなく、 今の運用を整理する視点が大切です。 https://note.com/nakagawatingin/n/ndf40c962478f ──────────────────────────── ■下級武士の甲冑はレンタルだった?■ (続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ) ──────────────────────────── ■先輩より時給が低い!会社は説明が必要?■ ──────────────────────────── 「先輩と同じ仕事をしているのに、 私の時給の方が低いのはなぜですか?」 アルバイトからこう聞かれたら、 どこまで説明すべきか迷いますよね。 本人を納得させようとして、 先輩の時給や評価内容まで話してしまうと、 別の問題につながりかねません。 一方で、「会社が決めたことだから」と 突き放してしまえば、不信感が残ります。 では、現場ではどう考えると よいのでしょうか。 Q 先輩アルバイトとの時給差について、 会社には説明する義務がありますか? A アルバイト同士の待遇差そのものは、 本人から求められた場合に説明が必要となる 正社員との待遇差には直接当たりません。 したがって、先輩の時給を示して、 二人の差額や理由を細かく説明することまで 求められているわけではありません。 ただし、本人の賃金を決める際に、 会社が何を考慮したのかについては、 説明できるようにしておく必要があります。 「あなたは先輩より経験が浅いから安い」 という相対的な説明ではなく、 本人の仕事内容、成果、能力、経験などを どのように時給へ反映したのかを 丁寧に伝えるとよいでしょう。 Q 先輩の時給を本人に教えてもよいですか? A 個人の具体的な時給や評価内容を 別の従業員へ伝えることは避けましょう。 「先輩は時給1,200円ですが、 あなたは1,100円です」と伝えれば、 先輩本人の労働条件を明らかにすることに なってしまいます。 説明するのは、他人の賃金額ではなく、 会社の時給決定の仕組みです。 例えば、採用時は経験や保有技能を確認し、 その後は仕事の習熟度、担当できる業務、 勤務状況などを見て見直すというように、 自社の考え方を説明します。 同じ作業をしているように見えても、 仕事の正確さや速さ、新人への指導、 トラブルへの対応などに違いがある場合も ありますよね。 その違いが賃金へどう反映されるのかを 言葉にできることが大切です。 Q 就業規則に具体的な時給がなければ、 説明しなくてもよいのでしょうか? A 就業規則に全員の具体的な時給を 記載する必要はありません。 しかし、金額をどのように決めるのかが 担当者の感覚だけになっていると、 説明が難しくなります。 「店長が総合的に判断した」だけでは、 本人も納得しにくいでしょう。 時給の決定や見直しに用いる項目を整理し、 社内で共通の考え方を持っておくと 説明しやすくなります。 また、2026年10月からは、 アルバイトなどを雇い入れるときや 契約を更新するときに、 正社員との待遇差の内容や理由などについて 説明を求められることを、本人へ明らかにする 必要があります。 相談を受ける担当者や窓口についても、 あらかじめ決めておくと安心です。 ワンポイントアドバイス 時給を決める項目を、まず三つから五つに 絞ってみましょう。 例えば、経験、担当業務、習熟度、 仕事の成果、勤務状況などです。 次に、時給を見直す時期と、 昇給するための目安を整理します。 立派な評価制度を一度に作る必要はありません。 簡単な「時給決定表」を一枚用意するだけでも、 説明のばらつきを減らせます。 本人が本当に知りたいのは、 先輩がいくら受け取っているかだけではなく、 「自分は何をできるようになれば、 時給が上がるのか」という点かもしれません。 賃金差への質問を不満と決めつけず、 会社の期待を伝える機会として受け止めれば、 働く意欲につながることもあります。 皆さんの会社では、アルバイトの時給を どのような基準で決めていますか。 いざ質問を受けてから慌てないように、 一度立ち止まって確認してみましょう。 ──────────────────────── ■短期間で実行できる賃金制度づくり■ ──────────────────────── 制度を見直したいと思いながら、 手を付けられずにいる企業は少なくありません。 中小企業の実情に合わせ、 3〜6か月で形にする賃金制度づくりを支援しています。 まずは概要だけ知りたい、という段階でも大丈夫です。 https://nakagawa-consul.com/inquiry/index.html ────────────────────── 【本からの気づきメモ】 ────────────────────── ■下級武士の甲冑はレンタルだった?■ 戦国時代の甲冑は、すべての武士が 自分で用意できたわけではありません。 高価な甲冑を買えない下級武士には、 大名から借りる「お貸し具足」がありました。 甲冑を買うためにローンを組み、 親子3代で返したという記録も残っています。 丈夫な鉄製の兜は、先祖からのお下がり。 鎧は立派なのに、兜だけ古い組み合わせも 珍しくなかったようです。 借りることさえできない人は、 木の皮を胴体に巻き、 少しでも身を守ろうとしました。 戦場に落ちていた武具を拾い、 自分用に作り替えることもあったようです。 美しい武具だけでなく、傷や修理の跡からも、 当時の懐事情や切実な工夫が伝わってきます。 華やかな武将の陰には、 限られた道具で生き延びようとした 名もなき武士たちがいたのです。 ────────────────────── 免責事項 ────────────────────── このメルマガでは、 わかりやすさを重視し、 法律や判例も簡潔に ご紹介しています。 本内容に基づくトラブル等については、 責任を負いかねます。 あらかじめご了承ください。 ────────────────────── メールマガジン 社長、上司が「あの人はすごい!」と いわれるピカイチ情報 ☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳 ☆公式サイト https://nakagawa-consul.com ☆問い合わせ info@nakagawa-consul.com ☆バックナンバー https://nakagawa-consul.com/blog ☆登録・解除 https://www.mag2.com/m/0000283000.html ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎社長、上司があの人はすごいといわれるピカイチ情報 の配信停止(unsubscribe)はこちら ⇒ https://regist.mag2.com/reader/Magrddel?reg=unsubscribe_direct_footer&id=283000&e=kasasagi777%40gmail.com&l=hbp03fe602

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