2017年9月1日金曜日

No.10【シンプルかつパワフルに運命を変える原理】(仏教を現代へ)

こんばんは。中村僚です。

さて本日は、あなたの輝く未来へ向かって

生きる意味に最短最速で近づく21のステップ、

第10のステップをお届けします。


今回は、ついにあなたの未来を見透し

自在にあやつる運命の原理が明らかになります。

━━━━━━━━━━━━━━
9月1日361号 ステップその10
━━━━━━━━━━━━━━
∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞
■シンプルだけどパワフルな運命の法則
∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞

運命とは一体何でしょうか?


仕事のある人であれば、

今なぜ、この仕事についているのだろうか。

将来はどのような仕事をするのか。


結婚している人ならば、

なぜこの人と結婚したのか?

していなければ、将来どんな人と結婚するのか。


今自分はなぜ

こんな病気になったのか。

将来、どんな病気になるか、

将来、幸せになるか、不幸になるか。


どんな人でも、自分の運命ほど、

知りたいことはないと思います。


仏教の根幹は『因果の道理』ですが、

お釈迦様の教えられた原因と結果の関係の、

一番の特色は、

私たちの一番知りたい

「運命について」の原因と結果の法則だ

ということです。


その、運命はどうやって決まるのかということについて

お釈迦様はシンプルにこう教えられています。

━━━━━━━━━━━━━
善因善果(ぜんいんぜんか)
悪因悪果(あくいんあっか)
自因自果(じいんじか)
━━━━━━━━━━━━━


▼『善因善果(ぜんいんぜんか)』とは、

善い原因は善い結果、


『悪因悪果(あくいんあっか)』とは、

悪い原因は悪い結果を引き起こす、

ということです。


善いタネをまいて

悪い結果が起きることもなければ、

悪いタネをまいて

善い結果が現れることもありません。



分かりやすく言いますと、

大根の種をまけば大根が出てくる。

スイカのタネをまけば

スイカが出てくる、ということです。


大根の種をまいてスイカが出てきたり、

スイカの種をまいて大根が出てくることは

絶対にありません。


まいた種と同じものしか生えてはこないのです。



大根の種をまきながら、

「何が出てくるかなあ」という農家の人もないし、

スイカが出てきたのを見て、

「あのとき何の種を蒔いたかなあ」

と迷う人もないでしょう。


まいたものが分かれば何が出てくるか分かりますし、

出てきたものを見ればまいた種が分かるからです。


▼ということは、ある程度、未来が見えてきます。


大学受験に向けて、勉強する気になれず、

遊んでばかりいる人は、何が出てくるかわかりますし、


大学に入っても、将来のことを考えず、

遊んでばかりで4年間過ごしてしまったら、

おそらくピンチでしょう。


▼次に『自因自果(じいんじか)』とは、

自分のまいたタネは、自分が刈り取らなければならない、

ということです。


他人のまいたタネの結果が私に現れるという

「他因自果(たいんじか)」ということもありませんし、

私のまいたタネの結果が他の人に行くという

「自因他果(じいんたか)」ということも絶対にないと、

教えられています。


▼ここでお釈迦様が

「タネ」といわれているのは

「行い」のことであり、

「結果」とは

「運命」のことです。


▼自分が勉強すれば

自分の成績が上がるのであって、

友達の成績が上がると思ったら

誰も一生懸命努力する人はいないでしょう。


酒を飲んで酔っぱらって怪我をするのは、

飲んだ本人であって、

隣にいる人がフラフラになるということは

絶対にありません。


━━━━━━━━━━━━━
善因善果(ぜんいんぜんか)
悪因悪果(あくいんあっか)
自因自果(じいんじか)
━━━━━━━━━━━━━
とは、

幸福という運命は、

善い行いが生み出したものであり、

不幸や災難という運命は、

悪い行いが引き起こしたものなのです。


善いのも悪いのも、自分の運命のすべては、

自分のまいたタネが生み出したものですよ、

と仏教では教えられています。


神というものがいて

私の運命をつくったのでもなければ、

先祖のタタリで不幸になるのでもない。

キツネやタヌキがついているからでもなく、

印鑑や手相、星や日取りの善し悪しで運命が

決まるのでもありません。


あなたの運命のすべては、

あなたのやった行為の生み出したものであり、

それは万に一つも例外はないのだよ、

と教えられているのが仏教なのです。


▼この「運命は、行いが生み出す」ということは、

意外と日本では、誰でも小さい頃から、

昔話でふれています。


たとえば、「花咲かじいさん」でも、

善いおじいさんは、宝が出る。
悪いおじいさんは、ゴミが出る。

善いおじいさんは、灰で桜が咲く
悪いおじいさんは、灰が殿の目に入って捕まる。

━━━━━━━━━━━━━
善因善果(ぜんいんぜんか)
悪因悪果(あくいんあっか)
自因自果(じいんじか)
━━━━━━━━━━━━━

を鮮明にしています。


「舌切りスズメ」も、


スズメをかわいがっていたおじいさんが訪問し、

小さなつづらを持ち帰ると、宝でした。


スズメの舌を切ったおばあさんが行くと、

大きなつづらを持ち帰ると、おばけでした。


笑ってしまうほど明快です!


日本人の多くは、仏教文化に親しんでいるので、

当たり前と思う人が多くありますが、

★これを明らかにされたのは、

なんと、人類史上、お釈迦様ただ一人です。


世界中の人、ほとんどは、

神が運命を与えると思っています。


東洋でも、先祖のタタリや、

キツネやタヌキと思っているのです。



お釈迦様が明らかにされた

本当の運命の法則、この

━━━━━━━━━━━━━
善因善果(ぜんいんぜんか)
悪因悪果(あくいんあっか)
自因自果(じいんじか)
━━━━━━━━━━━━━
がわかれば、


結論は

━━━━━━━━━━━━━━
廃悪修善(はいあくしゅぜん)
━━━━━━━━━━━━━━

となってきます。

「廃悪修善」とは、

悪をやめて、善を修める。


こうしてあなたの未来の不幸や災難がへり、

幸せへ、幸せへと、導かれてゆくのです。



▼では、あなたを不幸や災難へとぐいぐい引っ張ってゆく、

やめねばならない悪い種まきとは何でしょうか?

自覚なくやってしまっていたら、大変です。


逆にあなたを輝く幸せへ導く、

善い種まきとは何でしょうか?


このことはとても大切なので、

また明日、続けましょう。


∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞
■21ステップ 第10回 終了
∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞

本日もお読み頂き、どうもありがとうございました。


この話をすると、必ず出てくるのが、

この質問です。

----------------------------
> 生まれながらにしてすでに障害があった子供に対しては
> まだなにもしていないのになぜか
> という疑問に対してどう説明すればいいですか
----------------------------

おたずねの生まれつきの障害は、

障害まで行かなくても、色々な特徴を持った人もあり、

逆に驚異的な才能を持ってる人もあります。

同じ両親から生まれても、人それぞれ

性格も才能も違います。


例えば天才作曲家のモーツァルトは、

5歳で作曲したそうですが、

彼のお姉さんは、同じような教育を受けながら、

そこまで才能が花開くことはありませんでした。


このような、

生まれつきの才能や容姿、

または、家族や場所や時代も、

人それぞれの結果です。


すべての結果には必ず原因があるという

因果の道理からしますと、

原因は、結果より前にありますから、

生まれる前に原因があるということになります。


仏教では、

私たちは、生まれる前、果てしない遠い過去から、

死んだ後、永遠の未来に向かって、

生まれては死に、生まれては死に、

生死輪廻を繰り返していると説かれています。


ちょうどそれは、とうとうと流れる大河のようなもので、

肉体は、その上にぽっとあらわれてしばらく流れて

ぱっと消えるあぶくのようなものです。

消えるとまた次の泡ができてしばらく流れて消えます。


そうやって、肉体は生まれては死に、生まれては死に、

私たちの永遠の生命は、因果の道理にしたがって、

自分の心と口と身体で造った業力によって

ものすごい勢いで変わりながら、

果てしなく生死の迷いを繰り返していると

仏教では説かれています。


▼ですからご質問の

「生まれながらにしてすでに障害があった子供」

という生まれた時点の結果は、

原因は必ず結果より前にありますから、

仏教では、それまでの過去の因(行為)によるもの

ということになります。


そういう生まれつきのことや、

生まれた後でも、

病気か事故か何かで苦しんでいる「他人」に対して、

「それは自業自得だよ」

などと追いやったら、もちろんかわいそうです。

それでは無慈悲ですから、

かわいそうな人は親切に助けてあげましょう。

それが仏教です。


仏教は、自分のこととして聞かねばなりませんので、

他人ではなく、「私」に不幸や災難がきた場合に、

自分の種まきを反省して、

より善いたねまきをするようにしましょう、

ということをお釈迦さまは教えられているのです。


つまり、幸せの方程式として、

1「他人」が不幸→親切

2「自分」が不幸→反省

ということです。

これはどちらも明日お話しする予定の、

善いたねまきですから、

どちらにしても善果が来て、

どんどん幸せになって行きます。


結果には必ず原因があり、

原因に応じた結果が現れます。

まかぬタネは生えません。


仏教は、他人に親切にして、

自分のたねまきを反省して、

向上して行きましょう、

というかなり力強い教えなのです。


このように未来の運命は、

今のたねまきによって変えることができます。

パワフルに運命を変えていきましょう。


▼ところで、私たちはなぜ、

そうやって、生まれ変わり死に変わり、

果てしのない苦しみ迷いの旅を続けているのでしょうか?


それは、欲や怒りや愚痴といった煩悩によって

悪業をつくっているのが原因だと教えられています。


ところが、さらなる仏教の真髄からいえば、

苦しみ迷いの根本原因は、実はプレゼントの小冊子

あなたを一生苦しめる人生最大の間違い
http://buddhism.ne.jp.s3.amazonaws.com/downloads/RootCauseofSuffering.pdf


にまとめてあった

「無明の闇」というくらい心であることが明らかにされています。


ですから、無明の闇が破れれば、

煩悩あるがままで、永遠の生命の迷いが解決されます。

そうなると、肉体はまったく問題になりませんから、

未来永遠の幸福となります。


生まれつきの障害があろうが、

老いと病で肉体が衰えようが、

死が来ても崩れない絶対の幸福になります。


ですから、この無明の闇を断ち切られ、

永遠の迷いの解決をするのが、

人間に生まれた目的だと

仏教で説かれています。


そして仏教は、

人間に生まれたときしか聞けませんので、

------------------------------------------------------------
人身受け難し、今已に受く。
仏法聞き難し、今已に聞く。
この身今生に向って度せずんば、さらに
いずれの生に向ってか、この身を度せん。(お釈迦さま)
------------------------------------------------------------
と言われます。


生まれ難い人間に生まれ、

聞きがたい仏法が聞けた今生は

千載一遇のチャンスです。


ぜひ無明の闇が破れるところまで

仏教をお聞き頂きたいと思います。


全ステップ終了まで、あと11回です。

1日5分、「人類の到達した最深の思想」

にふれることを習慣化してください。


次回は、相手の立場に立つということも含めて、

今回に引き続き、お釈迦様の教えられた

何が善いたねまきなのかということについて

お話し致します。



もしお友達やご家族にもこのメルマガを紹介して頂ける場合は、

こちらのアドレスに空メールを送れば登録できます。

↓ ↓ ↓

add@all.buddhism.ne.jp


それではまたメールします。

お体くれぐれも大切になさって下さいませ。


----------------------------
┌──┐
│\/│
└──┘
発行:中村僚(長南瑞生)
生きる意味は仏教に学びなさい
日本仏教アソシエーション株式会社
URL : http://japan-buddhism.co.jp
Email : support@all.buddhism.ne.jp
Youtube: http://www.youtube.com/user/RyoBuddhism
----------------------------
Copyright (c) '17 - Ryo Nakamura All rights reserved.

◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます
※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです

◎生きる意味は仏教に学びなさい
のバックナンバーはこちら
http://archives.mag2.com/0001575646/index.html?l=hbp03fe602

◎生きる意味は仏教に学びなさい
の配信停止はこちら
http://www.mag2.com/m/0001575646.html?l=hbp03fe602

0 件のコメント:

コメントを投稿