2019年4月24日水曜日

【絶対の幸福とタケノコ】(生きる意味をすべての人へ)

こんばんは。長南です。
春になってくると、
絶対の幸福が分かりやすくなるものがありますので、
今回は盛りだくさんでお届けします。

━━━━━━━━━━━━━━
4月24日461号
━━━━━━━━━━━━━━
∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞
■絶対の幸福とタケノコ
∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞

このメルマガでお話ししてきた
仏教に説かれる「絶対の幸福」とは
どんな幸せなのでしょうか?

普通、仏教を聞く前に知っている幸福は、
続かない幸福です。

大学合格の喜びや、
仕事で何かを達成した喜び、
結婚の喜び、
美味しいものを食べた喜びなど、
人生には色々な喜びがありますが、
それらは一時的で、すぐに色あせます。

昨日食べた料理が美味しかったと、
今でも喜んでいる人はあまりないと思いますので、
束の間のはかない幸福です。

私たちは、幸福を求めて生きていますが、
そんなはかない幸福では
人間に生まれてよかったとは思えません。

変わらない幸福を求めて生きているのです。
その変わらない幸福を
絶対の幸福と呼び、
それが仏教に明らかにされているのです。

一時的な 幸せではなく、
どんなことがあっても、
絶対変わらない幸福です。

これは、よく誤解があるので、
一言言っておくと、
「ありのままを生きる」とか、
「今を生きる」とか、
「生かされていることに感謝」、
「すでに救われていることに気づく」
ということではありません。

そんな生き方や、感謝、喜びの心は、
続かないと思います。

では絶対の幸福とは、
どんな幸せかというと、
「転悪成善(てんなくじょうぜん)」
といわれます。
「転悪成善」とは、
悪が転じて善と成るということで、
苦しみがそのまま喜びになる、
ということです。

これを「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」ともいいます。
煩悩がそのまま菩提になります。
煩悩というのは苦しみのことで、
菩提というのは喜びのことです。

即というのは、そのままですから、
苦しみがなくなって、喜びになるのではありません。
苦しみがそのまま喜びに転じるのです。
煩悩以外に菩提はありません。
煩悩と菩提は一つです。

こういわれてもわからないと思いますので、
わかりやすいものでたとえられます。

もし秋であれば、よくたとえられるのが
干し柿です。
干し柿というのは、甘い柿を干してもだめで、
渋柿で作ります。

------------------------------------------------------------
渋柿の渋がそのまま甘みかな
------------------------------------------------------------

渋柿は、渋をとって甘くなるのではありません。
渋がそのまま甘みになります。
渋い柿ほど甘くなります。
渋みのほかに甘みはありません。

渋柿が干し柿になるには、時間がかかるのですが、
転悪成善は、同時ですので、その点は違います。

ただ、渋がそのまま甘みになるという
「転ずる」とか「即」 ということの一面を
よく表しています。

このように、色々の苦しみが、
そのまま喜びに転じてしまい、
仏教に説かれる絶対の幸福は、
絶対に崩れることがないのです。

絶対の幸福になったとき、
人間に生まれたのはこれ一つのためであった
とハッキリしますので、
ぜひそこまで仏教をお聞き頂ければと思います。

∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞
■編集後記
∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞

さて、今回のたとえで紹介した干し柿は、
秋の味覚なのですが、
春の味覚でいえば、知る人ぞ知る、
タケノコです。

なんと昆布で煮ると、
アクがそのまま甘みになります。

うまくできると、タケノコにもかかわらず、
ほくほくしたトウモロコシのような香ばしい味になるので、
初めてやったら驚きますよ。

しかも30分か40分でできるので、
こちらのほうが、渋柿より速いです。

作り方は、以下のユーチューブに出ているのが分かり易いです。
https://youtu.be/gTUSPltVztc

ただ、このビデオでは分かりやすく昆布を最初にほぐしていますが、
実際にはタケノコを1回目に煮ている間にほぐせば大丈夫です。
昆布の量はふんだんに必要で、
タケノコ2本に対して、1袋くらいです。

タケノコの時期でないとできないので、
ぜひやってみてください。

ちなみに、煩悩即菩提については、
以下のビデオにも撮ってみました。
音声を聞かれたほうがもっとよく分かると思います。

煩悩即菩提
https://youtu.be/Hti4TT5AdIo

最近ワンポイントレッスンをビデオにとっているのですが
チャンネル登録すると、
新しいビデオが公開されたときに案内が届くので、
ぜひチャンネル登録しておいてください。

それではお体くれぐれも大切になさってくださいませ。


----------------------------
┌──┐
│\/│
└──┘
発行:長南瑞生(中村僚)
生きる意味は仏教に学びなさい
日本仏教アソシエーション株式会社
URL : http://japan-buddhism.co.jp
Email : support@all.buddhism.ne.jp
----------------------------
Copyright (c) Mizuki Osanami All rights reserved.

◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます
※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです

◎生きる意味は仏教に学びなさい
のバックナンバーはこちら
https://archives.mag2.com/0001575646/index.html?l=hbp03fe602

◎生きる意味は仏教に学びなさい
の配信停止はこちら
https://www.mag2.com/m/0001575646.html?l=hbp03fe602

0 件のコメント:

コメントを投稿