Pro-T★第202号★できない子からできる子へ「中学生は、導くこと。」

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Professional-Teacher
　　　　　
　　　　　　　〜できない子からできる子へ〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中学生向け講座
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第202号
毎週火曜発行
＝ご挨拶＝

こんにちは。Professional-Teacherです。

これからの時期、夏が終わるあたりから、高校受験を向かえるお子さんにとっては、
とてもナーバスな時期になってきます。

昔ながらのジョークで「落ちた」「すべった」は禁句・・なんて事はありませんが、
ただでさえ本人がプレッシャーがかかっている中で、

「やっているの？」「大丈夫なの？」「やらなきゃダメじゃない」は、禁句です。

学校もまさに受験モードで、本人は誰よりも「やらなきゃ！やらなきゃダメだ」と
思っています。

そんな中、火に油を注ぐように、言ってしまっては、本人の反発は必至。

「やってるよ！」とだけ帰ってくる。

そんな時は、「つらいのはみんな同じだからね。お母さんもつらかった時があったんだよ。
そういう時は、まず目の前のことを、あせらず一つ一つしっかりとやることから
始めてみたらよかったよ」とちょっとしたアドバイスをつけてあげてください。

相談されたら、その時こそ、体験を交えて、一緒に考えてあげてください。

頑張っていきましょう。

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◆今回のテーマ=「中学生は、導くこと。」
◆今回のポイント！
●編集後記
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子供の教育で大切な事。

皆さんは何だと思いますか？

「教えること？」

「とにかくやらせること？」

いえいえ。

大切なのは、「導くこと」です。

教える・・・のは、実は小学生まで。

小学生までは、親がしっかりと「教えなければ」なりません。

何が正しく、何が間違っているのか？

何がマナーで、何が失礼なのか？

小学生までは、「教える」が正しい。

でも、中学生からは、違います。

中学生になると、本人達に「自我」が芽生えてきます。

自分で考えるという力。自分というもの。

それらが安易に「教えられてきた、教えられる」ことに反発するようになります。

これは、成長には欠かせない大切な過程で、コレなしには大人になり、一人前に
なることはできません。

しかし、いくら自我が芽生えたからといって、まだまだ教えなければならないことは
たくさんある。

そんな時、大切なのが「教える」ではなく、「導く」という姿勢なんです。

この教えると導くは何が違うのでしょうか？

教えるというのは、文字通り、「これはこうやらなきゃダメなのよ」「こうしなさい」
という言い方です。

知らないことを、大人の立場で教えるんです。

でも、導くは違います。

彼らが自分で歩くことを前提にします。

歩かせて、その歩くちょっと先に、「こっちだよ」というように道しるべをおいておく。
それが大切なんです。

「俺がどんなに飛んでいっても、所詮、お釈迦様の手の中かよ」という孫ゴクウでは
ありませんが、つまりは、彼らが自分で歩くことには変わりなくても、そのちょっと
先に、大人としての親としての正しいやり方や道を置いておいてあげる。

もちろん、そこで、親はじっと待つことが大切になってきます。

来る途中、崖に落ちそうになることもあるかもしれません。

失敗することもあるかもしれません。

でも、そうだとしても、ちょっと先でじっと待つ。

彼らが助けを求めない限りは。

彼らが自分の力で掴み取って、初めて彼らの自信になります。

転べば、その分、彼らの成長に繋がります。

中学生という過程は、それが最も大事な時期。

小学生までとは違うんです。

もし、「教える」ことで、いう事を聞かなくなってきたら、姿勢を変えてみてください。

彼らが、目標に自分の力でたどり着いたとき、彼らはとってもいい笑顔で笑うんですよ。

「教える」ではなく、「導く」。

是非、試してみてください。

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●編集後記

少なからず、私達はこれまで生きてきた経験から、子供にモノをそういうものだと
語りたくなります。

しかし、もしかしたら、お子さんにはお子さんの理屈があるのかもしれません。

もしかしたら、新しい道があるのかもしれません。

子供が「わからない！」と思ったら、是非、話をいろいろ聞いてあげてください。

もしかしたら、新しい道なのかもしれません。

理解しようとしてあげてみてください。

彼らの目線で改めて捉えるようにしてみてください。

そうすると、「今、その位置にいるんだね。じゃ、こうしたらどう？」と、うまく

アドバイスしていくことが出来ると思います。

きっとお子さんを輝く道へと導いてあげてください。

まずは、忍耐強く理解しながら聞いてあげること。

頑張ってみてください。

応援しています。
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