こんにちは。私は「子供たちの道は開ける!勉強のコツと学習計画!」を
書いている渡辺かざんです。
ここでは私の20年の指導経験をもとに、子供たちが失敗を克服しながら、
これから進む道を切り開いていけるよう、いっしょになって考えます。
何かひとつはみなさんの参考になることがあるかもしれません。
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<117回、夏休みに気づいた事>
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<ミスしてもあわてない心が次のミスを防ぐ。>
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この夏、わが塾の模擬試験がありました。試験中、ミスをしてそれに気づき、
あわててさらにミスをしてしまう経験は、誰にでもあると思います。これは
あわてると情緒が不安定になり、知性の働きが鈍ってしまうからです。これを
防ぐにはミスをしてもあわてないことです。
確かにはじめてみる問題、むずかしい問題が出題されていたり、簡単な問題
でもひとつミスをおかしてしまうと、やたらあせってしまうことがあります。
しかしそこであわててしまってはいけません。あわてると知性が働かなくなり、
さらにミスをおかしてしまう悪循環に落ちいってしまいます。
スポーツの試合を見ていると、ひとつのミスから形勢が逆転して、さらに
ミスを連発し、自滅してしまう事がよくあります。これと同じようなことが
試験中にもおこってしまうのです。
これを防ぐには、はじめから見たことがない問題、むずかしい問題がある事や
自分のミスは20%くらいはあるということを自覚することです。どんな問題でも
100%完璧に仕上げようとすると、あせりやあわてる心が生まれます。しかし
はじめから80%くらいの達成を目標にすれば、そんなにあせったりあわてる
こともありません。
つまり日ごろから100%の事を完成することをねらわず、80%完成を目指す
のです。いつもあせらず、あわてず、あきらめずを心がければよいのです。それが
ひとつのよい習慣となり、よい結果をうむ事につながります。
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<文章を正確に読まず、試験問題のミスにも気づかない。>
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この夏休み、わが塾では恒例の試験を実施しました。しかしその試験の国語の
問題にミスプリントがありました。そのミスは設問では1〜4の波線部とあるのに、
問題の文章中には記号だけが示され、肝心の波線部がないのです。
確かに問題文に記号がふってあれば、こちらで大体どの部分が波線部分なのか
察知することができるかもしれません。しかしそれが判断できるのはごく一部の
人だけです。実際には大部分の人が1〜4の記号だけをみて波線部分という問題の
指示を無視し、あいまいに解答してしまっています。
ふつうこういう問題は設問を正確に読んでいれば、解答できないことに気づきます。
しかしいまの学生たちはふだんから文章、特に問題文を正確に読む習慣が身について
いません。そのため、設問をいい加減に読み飛ばし、そして解答しようとします。
最近の科学・技術の進歩のなかで、特にテレビ,ゲーム,アニメ、漫画などの影響から
活字離れが、かなりすすんでいます。そして本を読まない子どもたちが増えています。
そのため文章だけでなく問題文の設問さえも、じっくり読まないようになってきている
ようです。 これが設問の中でも、特に長文読解ともなればなおさらです。
現代のようなインターネットをはじめとする情報化社会の中、文章が正確に読めない
ことは、実は情報処理能力を弱めとても不利な事なのです。やはりいつの時代でも、
日ごろから本を読む習慣だけはつけておきたいものです。これはとても大切なことです。
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<夏休もあとわずか。算数・数学学習の、一学期と2学期のちがいに注意しよう。>
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夏休みも、あと2週間あまりです。そして9月から2学期が始まります。小・中学生の
一学期、算数・数学は計算が主流です。それが2学期になるとその計算を使って文章題を
解くようになります。夏休み残りわずかですが、計算はしっかりできるようにしておき
ましょう。
確かに公文式、そろばんなどをおこない、計算が得意な子にとっては、計算問題は
なんでもないように思えるでしょう。しかし実際、テストで計算問題が出題されると、
ことごとくミスしてしまう人も多いのです。
これはなぜそうなるかというと、練習量が足らないからです。計算練習は反復繰り返す
ことで、ミスを少なくすることができます。ある一定の計算パターンを覚えるのに、少し
時間をかけるのです。
小学生では足し算、引き算のくらいどり、掛け算、割り算の小数点のつけ方、特に割り算の
余りの小数点のつけ方など、注意が必要です。
中学生では方程式の計算、因数分解、平方根など反復復習していないと、計算ミスを頻繁に
起こしてしまうものが、たくさんでてきます。
高校1年生は因数分解、平方根、確率などの計算はしっかりできるよう、その繰り返し学習は
欠かせません。一見難しそうにみえる因数分解でも解法パターンを一度身につければ、
いつでもできるようになってきます。
残りわずかな夏休に宿題を含めて、計算だけはしっかり自分のものにしておきましょう。
そうすれば2学期からの文章題の学習に難なく進めるはずです。
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<高校生!数学の対外模試対策はどうするのか?>
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校内実力・定期テストの成績はよいのに、対外模試の成績がいまいちの人は、参考書の例題を
中心に学習していくと力はついてきます。
まずは学校の授業中心に学習計画を組み立てるほうが効率的です。そこで今現在学習している
ところは教科書と副教材の問題集だけでなく、新たにチャートなどの参考書も取り入れる事に
します。しかし既習の分野は参考書の例題を克服していくほうが力はついてきます。
普通の人が難しく感じる数学を、教科書と問題集だけでこなせる人は、少ないと思います。
数学の上達者は、解法の指針やパターンが多く記載されている参考書を並行して使っています。
その証拠に多くの学校がチャートなどの参考書を副教材として生徒に与えています。
この夏休みの宿題はチャートからという学校も多いはずです。なかには日ごろから数学の
チャート丸暗記の宿題が出される学校もあるほどです。生徒の中には数学を暗記することに
抵抗を感じている子もいるようですが。。。。。
しかしこの暗記は認知心理学で言われる知識の枠組み(スキーマ)を形成するのに有効なのです。
知識は構造化してはじめて使うことができます。知識を構造化するために暗記をおこなうのです。
昔から、高校生になれば、チャート丸暗記する事くらいは常識のようです。
以上
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<編集後記>
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このお盆休みに日本のてっぺん、最北の地である『宗谷岬』へ行ってきました。なぜか私の
年老いた母親が行ってみたいと言いだし、私も一度は行こうと思っていたので、この休みを利用して
行く事になりました。
宗谷岬には間宮林蔵の像が立っています。かつてテレビで、夏休みを利用し日本一周のサイクリングを
計画した小学生が、この地を訪れた映像が、まざまざとよみがえりました。ここはまさにその場所です。
「ついに北の果てまでやってきたんだ…」となぜか感慨ひとしおでした。
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<間宮林蔵とは>
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間宮林蔵とは最北の地である蝦夷地を測量した人物です。また『樺太』が島である事を自分の足で、
確かめた人物でもあります。
江戸時代に日本地図を完成させた伊能忠敬は有名です。伊能忠敬は55歳になっての挑戦です。
その伊能忠敬の弟子が間宮林蔵です。伊能忠敬は間宮に測量の技術を教授し、さらに間宮の測量の
精度があがったと言われます。
そして忠敬がスケジュールの都合上全ての蝦夷地を測量できなかったとき、残りの蝦夷地測量を
間宮が代わりに測量して測量図を作りました。その結果、蝦夷以北の地図は最終的に忠敬の測量図と
間宮の測量図を合体させたものになったと言われています。
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