今年も夏の甲子園の地方予選が沖縄、南北海道・函館支部で開幕しました。高校野球が始まると夏がやってきた!と感じますよね。そこで今回は、一足早く全国の注目投手をご紹介します。今年は春と夏の甲子園を制覇した2投手、さらには投球数で注目をあびた怪物まで、とてもレベルの高い選手が揃っています。 まず最初に紹介するのは、前橋育英(群馬)の高橋光成投手。MAX148kmというストレートを武器に2013年の甲子園を制したピッチャーです。188cmという高身長ながら安定した制球力はさすがの一言。 甲子園ではアウトコースが広めにストライク判定されるのを理解したうえでか、昨年の夏の大会では意識的にボール一個分外側に投げ込んでいる様子がうかがえました。おそらく地頭もすごくいいのでしょう。 そこで今大会のカギとなるのはインコース。インコースとアウトコースの投げ分けができているかに注目です。アウトコースを広く使える高橋投手がインコースの制球を1年かけて磨いてきたそうなので、去年からの進化が期待できそうですね。 次に、2013年のセンバツを制した浦和学院(埼玉)の小島和哉投手。昨夏、今春は調子を崩し、特徴であるインコースへの制球が甘くなり打ち込まれていましたが、春の県大会ではしっかりと修正できていました。 MAX143kmのストレートをリズムよく右バッターのインコースに投げ込んでいくピッチングスタイルは、見ていてとても気持ちがいいもの。今大会もインコースの制球力には注目ですよ。さらに進化している点として、左バッター対策のスライダーのキレがさらに増しているとの情報も。左打者がバッターボックスで尻もちをついてしまうほどのキレを手に入れたということで、こちらも要チェックです! さらに昨年の選抜で772球を投げて注目された済美(愛媛)の安楽智大投手が怪我から復帰しました。右ひじ痛で昨年9月から戦線を離脱していましたが、4月に復帰し、5月のスポーツ新聞の記事によれば練習試合で150Kmに近いストレートを投げ込んでいたようです。本当に復帰できてよかったと心から思います。また甲子園で躍動感あふれるピッチングを見せてくれることを期待します。 最後に、今年の選抜で4強入りした佐野日大(栃木)の田嶋大樹投手。左投げスリークォーターから繰り出されるMAX145kmのストレートが魅力。右バッターの懐を抉ればまず引っ張られることはないでしょう。さらにスライダーの曲りも素晴らしく、右バッターには膝元にズバリ、左バッターには遠ざかっていく魔球となっています。 今年も熱い戦いを見せてくれるであろう高校野球!県大会は7月の初旬には全国で開催されますので、ぜひ観に行ってみてはいかがでしょうか。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿