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願望実現に補助線を引こう
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・・・━ 第2861号 ━ ・・・
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おはようございます、佐藤正遠（さとうしょ〜おん）です。
このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から9年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。
その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年にはキャリアアップ部門で一位と3年連続で受賞しました。
私がどんな人間なのか？はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
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ので活用して下さい。
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付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。
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◆ 今日の前フリ ◆◇
「ふたりの人生は、何がちがったの？」。格差社会にメッセージを投げた漫画
http://tabi-labo.com/280195/on-a-plate
というのがツイッターで回って来まして、これはみなさんに読んでもらって、感想を聴き
たいくらいなんですがね。
こういう出自による人生の違いってあると思うんですよ。実際に私の家だって、本棚なん
てありませんでしたし、親が本を読んでいるのを見たことがない、そんな家庭で育ちまし
たから。家に百科事典があるところで育っていたらどういう人生になっていたんだろうと
思います。
趣味に関しても同じで、芸術関係の仕事に就く人って、家が、家庭が芸術に興味を持って
いるわけですよ。家にピアノがあるから、子供はピアノに興味を持つわけですから。私も
親がギターをやる人だったら、もっと前に上手になっていたと思うんですよ。（逆に嫌い
になっている可能性もありますけどね）
こういう格差って昔からあったわけで、そこに文句を付けてもダメだと思うんです。これ
は太古の昔から、洋の東西を問わずずっと存在していた話なんですから。
だからこそ、どこかの段階で自己認識をしなきゃならないんです。自分を取り巻く環境が、
所謂世間とどの程度ズレがあるのかをね。そのズレを認識出来たら、下の方にズレている
項目をどうやって引き上げて世間並みにするのか、という戦略を考えなきゃならないんで
す。
私の場合で言えば、我が家は知的水準と、芸術に関する感度は偏差値で言えば40以下の家
だと高校を卒業する前に理解していました。だからどこかでこのビハインドを補わなけれ
ばならないだろうと考えていたんですね。その結果、本好きになりましたし、クラシック
音楽も絵画も楽しめるようになりました。これを意識せずにこの歳になっていたら、全く
異なった人生を過ごす事になったでしょうね。
ビハインドがあれば、アヘッドもあるわけで、それは我が家の労働とか勤勉とか、経済に
関する概念はかなり良質のもので、仕事から人生の喜びを得ることが大事なんだというこ
とは、小学生の頃に認識していました。そして人におカネを借りないようにする、万一借
りたら必ず返す、ここで不義理をしたらいけないのだ、ということは子供の頃から何度も
親に刷り込まれました。その結果、この点で人に不義理をしたことはありません。
この事を理解していない残念な大人が散見される現代に於いては、本当にありがたい教え
だったと思います。これが理由で人間関係が破綻することだってあるんですから。
格差って実はその程度のことでカバー出来たりもするんです。（もちろん自助努力ではど
うしようもない項目もあるんですけどね）
大事なことは、自分を知るということと、その上でどうやってリカバリーするのかという
思考なんです。格差を言い訳にするから、未来が悲惨なモノに固定化されちゃうんだと思
うんですよね。
本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2017/11/2861_1130.jpg
☆ 意志と意図を行為に込める
願望実現の続きの話をします。
行動のウラには思考が必要だと書いたんですけど、この思考には種類の異なる2つの概念
が存在します。
ひとつが「意志」で、もうひとつが「意図」です。
意志は精神で、意図は論理です。この2つはどちらも同程度に必要です。
体育会系の人にありがちなのが、「意志」に偏った計画で、
▼ チームのために、みんなのためにやり抜くぞ
▼ オレたちには出来るんだ！
▼ みんなの喜ぶ顔がみたい！
▼ 成功した時の感動をイメージしよう
▼ 毎日休まず頑張るぞ！
みたいな精神論は得意なんですよ。ところが、
▼ まずどういう順序でやるべきか
▼ 現在地とゴールとの差分はどれくらいか
▼ 最も効率の良いやり方はどれか
▼ 締め切りから逆算しているのか
▼ 今のペースで間に合うのか
▼ 最新のメソッドは何か
▼ 競合とはどれくらいの差があるのか
みたいな理屈はからっきしだったりします。
例えば、どういう順序でやるべきかというのは、全体図を見据えた計画で、理屈が積み重
なった上で、最初にこれをやるべきだ、その理由はこれこれとなるはずなんです。そうや
って背後に理屈が存在する行動を「意図」のある行動と呼ぶのです。意図とは簡単に言う
と、
● なぜいま、このタイミングでそれをやらなければならない理由
が、人に説明出来る形で存在するかという問いなんです。
あなたが今日身に付けている装いは、ホントにそれでなければいけなかったんでしょう
か？もっとふさわしいものは無かったんですか？
今日の朝食はあれがベストだったんですか？その理由はなんですか？もっと目標達成のた
めに改善出来なかったんでしょうか？
今日の目覚めから今までの行動は、あなたの目標達成にどの程度直結していますか？
これ全部「意図」を考えなれば振り返れないものなんです。
こんな問いが必要なのか？はあなたのセットした目標に依存するわけです。全ての目標に
この問いが当てはまるとは言えませんが、最後は24時間すべての行動に、意味と意図を求
めるようになるはずです。そうなった時にはどんな高い目標も達成出来ると言えるでしょ
う。
目標が高くなくても、時間的締め切りに追われた場合にも同様に24時間すべての行動に意
味が必要となります。
意図を考え出したら、これがクセになったら意図無き行動、行為が全部ムダであるかのよ
うに感じて来ます。正確に言えば、
● 何も考えずに行動して、後で後悔する結果になったらどうしよう？
という恐怖心が生まれてくるんです。
頭を捻って考えた末にやるのなら、それが上手く行かなかったとしても後悔はしないので
すが、そこを無意識に意図を込めずにやってしまい、それが原因で失敗したらメチャメチ
ャ後悔しそうじゃないですか。
だから目標が少しずつ近づいて来て、段々と形になってくると、次から次へとあなたの日
常の行動で意図が込められることが増えてくるんです。そのレベルになると頭の中は、そ
の目標が達成された時のイメージで満たされます。このレベルになると人生は充実して、
毎日が活き活きと楽しくなって来ます。人間ってこのレベルになって達成出来ない目標な
んてそんなにありませんから。
ところがここで挫折してしまう人がたまにいるんです。
次回はそんな人を解説してみましょう。
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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。
佐藤正遠（さとうしょ〜おん）
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