Pro-T★第334号★できない子からできる子へ「塾と家庭教師の利点と欠点（２）」

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第334号

毎週1回発行

＝ご挨拶＝

こんにちは。Professional-Teacherです。

来月から高校になるお子さんは、そろそろこのメルマガも卒業という感じ
でしょうか。

大学受験は、全国から来る受験生が相手であるばかりでなく、高校受験とは
まったく違う受験になります。

１）大学受験は、大学ごとに問題傾向があり、それに合わせていかなければ
　　合格はしない。

２）求められる事は、学校で習うこと≠受験科目内容。

３）内申書など、学校の重要性はまったく０。
　　（ただし、推薦を考えない場合）

高校受験とは大きく違う大学受験。
しっかりと備えていかないと、取り返しが付かないことにもなってしまいます。

特に、学校についていけば大丈夫・・と思っていると、OUT.

しっかりと大学受験って何？という点、押さえて行ってください！


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◆今回のテーマ＝「塾と家庭教師の利点と欠点（２）」
◆今回のポイント！
●編集後記
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今回は、前回に引き続き、「塾と家庭教師の利点と欠点」がテーマです。


特に、今回は家庭教師についてスポットを当てます。

Professional-Teacherも、プロ家庭教師として１０年程度教えてきました。

今回は、その経験からも、プロとそうでない家庭教師（大学生）の違いや
どんな子が合うのか？などをお伝えしたいと思います。


みなさんは、家庭教師を頼まれた事が、おありでしょうか？

家庭教師も、実は、利点と欠点、そして注意点があります。
知らないと、やっぱり、効果が上がらない。


１）　家庭教師の利点と欠点

　＜注意点＞
　
　まずは、注意点から。
　
　家庭教師を頼んだ方は、どのようにして頼まれたでしょうか？

　おそらく、その多くの方は、家庭教師を派遣してくれる会社に頼まれた
　のではないでしょうか？
　結構高かった覚えがあるのではないでしょうか？

　時間当たり５０００円程度が相場。

　実は、たいていの企業は、家庭教師をだいたい２０００円程度で雇います。
　ですが、雇う企業は、通常５０００円程度。
　
　ほとんど、何もしないのに、企業側が持っていってしまうんです。

　きちんとしたサポートをするのならば、よいのですが、通常は無いに
　等しいのが現実。

　お金をせっかくかけるのです。
　最大限の効果が上がらないのは、納得できません。


　そして、ここからが、一番重要。

　そのようにして来た家庭教師が問題です。
　ほとんどが、プロとしてやっている専門家ではありません。
　
　　
　え？知っているって？
　では、なおさら問題です。
　
　それは、何が駄目かというと、人にモノを教えるという事は、学歴がいいとは
　必ずしも関係がないという事。

　東大・早稲田・慶応・・など一流であれば、大丈夫！　と思うのは、
　ご家庭の常なのでしょうが、実際やった方であれば、わかると思います。
　
　成績がそれで伸びるかというと、そうは限りません。

　それは、なぜでしょうか？

　
　それは、Pro-Tもそうですが、人にモノを教えるというのは、自分がやって
　きた方法が基本になるからなんです。みなさんが、他の人に何かを教える時を
　考えてみて下さい。

　そして、その方法ですが、自分で見つけ、考えてきた人は、その苦労から、
　さまざまな暗記のやり方も多く、多角的に、知っているんですね。

　苦労したから、こそ、なんです。

　
　逆に、苦労してきてない人ほど、人に教えることは
　できない・へたくそということもいえます。
　　

　実は、うわさの東大。（例に挙げてしまいますが）
　一番向いてません。

　どうしてか？

　それは、彼らが教える時、教えるものは、彼らが学校で習ってきた事。
　
　つまり、彼らのような中高一貫校では、学校のことをやっているだけで
　東大に合格してきました。

　彼らは、つまり、レールの上を走っただけなのです。

　そんな彼らは、勉強を教えようと思っても、彼らが自然にできた事、
　自然にやっていたこと、は、意識してないので、教えられないのです。

　もちろん、攻略法を多角的に持っているわけがありません。
　考えずに、学校の通りやってきましたから。

　教える勉強方法は、学校で習ったものになるし、それまで自分が当然できた部分
　は、できない目の前の子にはなかなか教えられない。

　苦労した経験こそが、重要だという典型なんですね。
　　


　教育。
　人にモノを教えるという事は、実は、とても難しいこと。

　学生のアルバイト感覚で、やるには、あまりにも荷が重い事でも
　あります。

　その子の未来を託される、ある意味、とてもとても重要な仕事
　です。


　少なくても、長年、教育に携わってきたProfessional-Teacherは、そう思います。
　
　その子の未来への可能性が秘められているのですから。
　
　注意点、として、はじめに挙げておきたいと思います。

　
　是非、参考にしてみてください。


　＜利点＞

　利点としては、やはり、個別対応ができるということでしょう。
　その子の苦手なところだったり、その子の得意なところであったり、
　その子にあわせた対応を選べます。

　家庭教師のレベルにもよるのですが、家庭教師によっては、その子の
　先駆者的な存在にもなり、とてもよい方向へ導いてくれもします。
（しかしながら、当然、人格的に優れているという人でなくてはなりませんが・・）

　もちろん、家庭教師でも高レベルになると、その子にとって本当に必要な事を
　選択し、何をやればよいかを指示することをしていきます。

　一般には、学校の補習やら、一科目だけ・・というのが通常ですね。

　できれば、総合的に何でも教えられる方、そして、その子を見抜ける経験がある
　方がベストです。


　＜欠点＞

　情報が、ありません。これは、自分で調べなくてはなりません。

　しかし、それよりの欠点は、これ。
　
　やはり「当たりはずれが多い。」
　
　学生よりかは、プロの人の方が、まだいいでしょうけれど・・・。

　実は、もっといいのが、企業が雇っていない家庭教師。
　
　どうしてでしょうか？
　
　家庭教師にとっては、先ほど言ったように、何もしない仲介業者に、ほとんど
　持っていかれてしまいます。
　そんな状態に、甘んじなくても、それなりに評判があがると、口コミで自然に
　広まります。
　
　通常、困っている子がいるんだけれど・・と紹介される。

　なかなか見つけることが難しいのが現状だと思いますが、実際にはそれで
　やっている方というのは、プロ中のプロという事ができると思います。


ざっと、家庭教師について、裏の事情からも、見てきましたが、いかがでしょうか？

大事なお子さんの未来です。

その子に着目し、可能性を見抜き、その子が最大限の可能性を発揮できる方法を
選択してあげてください。
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◆今回のポイント！

家庭教師には、当たりはずれがある。雇われ家庭教師は、特にいまいち。

いいのは、苦労している人で成功した人が、一番家庭教師に向いている。

塾よりも、その子にあった勉強をできるが、情報は入らない。
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●編集後記

今回は、家庭教師の注意点としても、いい家庭教師をつける重要性をお伝え
しました。

人にものを教える時、大切なことは、その子に合った教え方を複数から
アプローチして教えるということなんです。
　
　一つ目の方法で、その子が理解し、わかればOKです。
　しかし、たいていの場合は、複数の方法で教えたほうが有効です。
　その後、忘れにくくなるという面もあります。

そんな教え方一つにしても、複数もち、その子にあった教え方をする。

Professional-Teacherの信条でもあります。


教育荒廃が言われている昨今、現実問題、学校の先生がより質が良くなり
教え方がうまくなる教師が増えてくれる事が第一です。

みんながみんな、良い家庭教師にめぐり合えるわけではないからです。

何か、その子の可能性が、偶然的に出会う先生に大きく左右されてしまうことが
少し腹立たしくもあるこのごろです。

微力ながら、お助けできればと考えています。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
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