2018年7月22日日曜日

No.17【3法鏡・今明かされるあなたの姿+仏教が衰退するもう一つの原因】(仏教を現代へ)

こんにちは。長南です。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。


小池龍之介さんのインタビューは

もう聞かれましたか?

昨日はさらっと終わってしまったので、

もしまだの方はぜひ聞いておいてください。

http://meaning.main.jp/modules/pico/index.php?content_id=64


さて今回は、あなたの輝く未来へ向かって

生きる意味に最短最速で近づく21のステップ、

第17ステップをお届けです。


あなたの心のすがたが

ついに解き明かされます。


━━━━━━━━━━━━━━
7月22日446号 ステップその17
━━━━━━━━━━━━━━
∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞
■3法鏡・今、明かされるあなたの姿
∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞

▼この世に、心をうつす三枚の鏡があります。

------------------
┌─┐┌─┐┌─┐
│仏││自││他│
└┬┘│分││人│
 │ └┬┘└┬┘
------------------

1他人という鏡

2自分という鏡

3仏という鏡

一体どれを使えばいいのでしょうか?

今までで、最初の2つは本当の私をうつしだしては

くれないことがお分かりいただけたと思います。


では、本当の私をうつす鏡はないのでしょうか?

ご安心下さい。

「仏という鏡」だけが、

本当の私のすがたをうつして見せてくれます。


「仏という鏡」とは、

あなたの

体でやっていること、

口で言っていること

心で思っていること

それを

知っておるぞ、

聞いておるぞ

見ておるぞ

という「仏様のまなこにうつったあなたの姿」です。


だから徹底して

ごまかしを一切排除して、

ありのままのあなたのすがたをうつし出して見せてくれます。

それがこの「仏という鏡」です。


では、「仏という鏡」とは一体何のことでしょうか?


▼仏教とは、お釈迦様が今から2600年前に説かれた教えです。

お釈迦様は80才でお亡くなりになりましたが、

その釈迦一代で教えられたことを、

今日仏教と言われます。


その釈迦一代教えられたことは今日

一切経に書き残されています。

この七千余巻の一切経というものは、

一体そこに何が教えられているのか。

お釈迦様の臨終にあるお弟子が、

「仏教とは一体何を教えられたものですか。」


と尋ねています。

その時、お釈迦様は、このように答えられました。

「私が今まで教えて来たことは、法鏡(ほうきょう)である」


仏教は「法鏡(ほうきょう)」だと言われています。


『法』とは、「ダルマー」ということで、真実のこと。

ありのままということです。


『法鏡』とは、

ありのままの人間のすがたをうつす鏡ということです。

ですから仏教とは、

あなたの本当の相をうつす鏡だと

お釈迦様がいわれています。

仏という鏡とは、真実をうつす「法鏡」なのです。


ですから、仏教を聞くということは、

本当の自分すがたを見せて頂くということです。

Aのところを聞き始めた時だとすると、

聞けば聞くだけ、左へ左へと進みます。

------------------
/┃
/┃ A
/┠←─←─←─←
/┃
/┃
------------------

太線が鏡とすると、

聞けば聞くだけその鏡に近づくということです。

鏡に近づくと、

Aの所にいた時には見えなかった自分が

進めば進むだけ見えてくる。

だんだんだんだんと今まで見えなかった自分のすがたが

見えてくるということです。



▼法律とか、倫理・道徳とかと、法鏡は全く違います。


▼法律はごく粗い悪を取り締まります。

人のものをとったり、人を傷つけたり殺したりする悪です。

しかし、

「殺してやる」と

言ったり、

思ったりしただけでは逮捕されません。

たとえれば「肉眼」みたいなものです。


▼倫理・道徳になりますと、

「いじわるしてはいけません」

「挨拶をしましょう」

もっと細かい善悪を問題にします。

たとえれば、「虫眼鏡」のようなものです。


▼仏教の法鏡は、それに対して

「電子顕微鏡」みたいなものです。

倫理道徳で問題にされないような悪でも

法鏡では、悪だとされます。


肉眼で見えないようなものでも、虫眼鏡を使うと見えます。

虫眼鏡で見えなかったものでも、顕微鏡で見えてくるということです。


▼あ、あなたの足もとに、まむしがいる。

まむしがおそってくる!

大変怖いですが、

まむしにかまれて死ぬ人は、年間、何人くらいでしょうか?

あっても少ないです。


それより電子顕微鏡でなければ見えないような

ウイルスで命が奪われることがあります。

「あなたの部屋にインフルエンザウイルスがいる!」

なんて目に見えたらいいのですが、

小さすぎるがゆえに、見えません。

小さくて見えないからといってバカにできないのです。


目に見えるまむしやさそりは逃げられますが、

目に見えない小さいもの、

気づかないもので私たちは死ぬのですから

大変怖るべきものです。


こうして法律や道徳でわからなかったものでも

法鏡で見えてきます。

これは、法の鏡に近づけば近づくだけ、

仏教を聞けば聞くだけ

今まで悪だと知らなかったことが悪と知らされてきます。


▼鏡から遠い時は、

「自分もまんざらでもないな」と思っていますが、

鏡に近づいてゆくと、今まで見えなかった

しわやらあざやら見えてきて、

「これはあまりいい男ではないな」と知らされます。


それが、もっと進んでゆくと、

「これは見たくないな」

という醜い自分が見えてきます。


だから、仏教を聞けば、本当の自分が見えてくるということです。

そして、本当の自分の相が知らされるのは、あの縦の線と交わった

この時です。

------------------
/┃
/┃ A
/┠←─←─←─←
/┃
/┃
------------------


この時に、真実の自己とはどういうものかということが

ハッキリ知らされます。

それで、お釈迦様は、

「仏教というのは、法鏡ですよ」

と教えられ、

微尽の悪も見逃さず、あなたの

ありのままのすがたを映し出すのです。


この仏という鏡に、

あなたのすがたはどのように

うつっているのでしょうか?


お釈迦さまが、

「これが、法の鏡にうつったあなたの姿だ」

と説かれた衝撃のお言葉もあるのですが、

これについては深いので長くなってしまい、

メルマガでは書ききれませんが、

通信コースでは詳しくお話しいたします。


ステップの関係で、明日からは新展開です。


∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞
■21ステップ 17日目 終了
∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞

本日もお読み頂き、どうもありがとうございました。


ところで、150年前から衰退している仏教が、

なぜ戦後になると、滅亡へ向かって

よりスピードアップしているのか、

という問題が残されていました。


それは、仏教学者に引き続き、

今度は僧侶が大きな失敗をしてしまったのです。


そもそも江戸時代、幕府が宗教勢力をおさえ、

同時に人々を支配するために、

戸籍などと一体化した檀家制度を作りました。


それによって僧侶たちは、檀家の葬祭供養を

独占的に行うようになり、寺の経営は安定したものの、

日本の仏教は教えを伝えようという活力をどんどん失い、

葬式仏教・法事仏教になってしまったのです。

やはり300年間の安逸をむさぼってしまったんですね。


そこへ明治の廃仏毀釈の弾圧が行われ、

大正時代に学者たちが仏教の大前提を破壊してしまったのは、

以前にお話しした通りです。


では、この50年の劇的な衰退は何かというと、

戦後、僧侶たちは、(学校でも歴史で習った)

「農地改革」で、寺の所有していた土地を失いました。


「民法改正」では、家制度がなくなり、

檀家制度が崩壊しました。


これに驚いた僧侶たちが、

何とか生活できるように、

とった対策が大きく3つあります。


ところがどれも、

「そりゃ楽かもしれないけどそれやったらまずいだろう」

というものすごいものです。


それが、

1 葬式の布施の値上げ

2 戒名、法名の布施の値上げ

3 寺院補修費用の割り当て

です。


いかがでしょうか。

確かにこれなら仏教の教えが説けなくても、

葬儀で少しお経を読めば数十万、

戒名や法名をつければ数十万、

少し長い戒名や法名なら数百万です。


そして寺院が壊れてきたら、

補修費用を割り当てます。


しかも、仏教の教えは説きません。

僧侶でも、たまに短い話をすることがありますが、

仏教と関係ありそうで関係なかったり、

あまり意味が分からなかったりしたのでは

ないでしょうか。


▼富裕層相手のビジネスをしている

知り合いの話によれば、

今も、高額所得者の2%は、

なぜか僧侶だそうです。


そして、ある町の僧侶は、

寺に加えて、

病院を経営し、

ホスピス(終末期ケアを行う施設)

も経営しています。


何だかこの3つのグループ企業は、

確かに関連は深いのですが、

何だかベルトコンベアー的な流れが見えていて、

その病院に入ったらどうなってしまうのか………


「経営者は、全部のサービスを

使ってもらったほうが儲かるよな」

なんて想像すると、何となく背筋がヒンヤリ

涼しくなりますよね。


そして、日本が世界に誇る、

安くて燃費のいい日本車に乗っているのではなく、

やたら高い海外ブランドの高級車に乗っているわけですが、

よほどお金の使いみちがないのでしょうか。


(ただしご近所は走れないので、

 普段は奥のガレージにしまってあり、

 お経を読みに回る時は安いスクーターです)


こんなことをされたら、

当然、みんな仏教嫌いになってしまいます。

これが仏教界の現状なのですが、

仏教の衰退が加速するわけですよね。


寺と檀家(門徒)のつながりは、本来、

葬式や法事、戒名(法名)や墓ではなく、

仏教の教えを伝えることが唯一の関係です。

それがなくなってくると、

本当の関係はなくなってしまうんですよね。


もちろん自分が楽してぜいたくするために、

葬式や法事、補修費用の際限ない負担を強いるような人たちに

あなたは何百万ものお金を支払う必要は

一切ありません。


彼らは、仏教が衰退し始めたとき、

楽して儲けようとするのではなく、

みなさんの幸せのために、

「今こそ尊い仏教の教えを明らかにしよう」

と立ち上がるべきだったのではないでしょうか?


私の大学の先輩にあたり、

仏教関連の本を沢山書いている、

ひろさちやさんは、こう書いています。

------------------
仏教は決して古くさい教えではない。

ただ、仏教を現在の言葉で説こうとする努力が

足りないから、古くさい印象をあたえてしまうのだ。

(ひろさちや『仏教の常識』)
------------------

まったくその通りです。

今こそ本当の仏教を現代に

明らかにするときではないでしょうか。


欧米では、

「貧しさから抜け出して、豊かな社会になったのに、

 満たされないのはどうしてか?」

「科学技術はこのまま限りなく進歩していいのか?」

という不安から、

ベトナム戦争の頃から

仏教への関心が高まっています。


新しい社会に、仏教が示す救済の道が

待望されているのです。


そこで、全国いつでもどこでも

分かりやすい言葉で体系的に仏教が学べる環境を作るには、

今の時代では、様々な技術革新の結晶である

ウェブ上の通信コースがベストかと思ったのです。


仏教の新しい時代は、もうすぐそこまで来ています。

仏教の言葉を出して、自分の人生でいえばどういうことなのか

分かりやすくお話ししますので、

仏教に説かれる、すべての人が幸せになれる教えは、

私たちが未来に伝えていきましょう。



全ステップ終了まで、あと4回です。

1日5分、「人類の到達した最深の思想」

にふれることを習慣化してください。


宣伝広告より内容に力を入れて行きますので、

もしお友達やご家族にもこのメルマガを紹介して頂ける場合は、

こちらのアドレスに空メールを送れば登録できます。

↓ ↓ ↓

add@all.buddhism.ne.jp


それではまたメールします。

お体くれぐれも大切になさって下さいませ。


----------------------------
┌──┐
│\/│
└──┘
発行:長南瑞生(中村僚)
生きる意味は仏教に学びなさい
日本仏教アソシエーション株式会社
URL : http://japan-buddhism.co.jp
Email : support@all.buddhism.ne.jp
----------------------------
Copyright (c) Mizuki Osanami All rights reserved.

◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます
※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです

◎生きる意味は仏教に学びなさい
のバックナンバーはこちら
https://archives.mag2.com/0001575646/index.html?l=hbp03fe602

◎生きる意味は仏教に学びなさい
の配信停止はこちら
https://www.mag2.com/m/0001575646.html?l=hbp03fe602

0 件のコメント:

コメントを投稿