こんにちは。中村僚です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
突然ですが、
あなたは昔より便利な時代になって
嬉しいですか?
私は大学で科学を学んだんですが、
科学が進歩して便利な生活になっても、
なぜか人の幸福感は、そんなに変わらないんですね。
そこで今回は、苦しみの痛み止めと、
さらに根本治療についてです。
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10月23日345号
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■苦しみの痛み止めの結果
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あなたは毎日何かにせき立てられているような
気がしませんか?
昔は手紙を書いたら、ポストに投函して、
届くのに2〜3日かかったのが、
今は電子メールで送信ボタンを押したら
一瞬で届くようになりました。
便利になったのですが、その分、パソコンをひらくと、
電子メールがやたらとたくさん届いていて、
返信も必要です。
昔は電話をかけるのに、家に帰るか公衆電話まで
行かないといけなかったのに、今は携帯で
好きな時に電話がかけられます。
その分、緊急の電話がかかってきたら、
いつでもバシッと出なければなりません。
たまに、携帯電話がふれている筋肉がピクピク痙攣して、
着信していないのに、着信したような気がしませんか?
携帯メールやラインでメッセージを受け取った場合、
スルーするとかなりまずいので、
リアルタイムで対応しなければなりません。
現代では、ミスが許されない上司からのプレッシャーや、
ライバルとの競争もあります。
江戸時代には考えられなかったストレスです。
こんなに科学が進歩して便利な時代になり、
物質的にも豊かになったのに、
心からの安心や満足はあるでしょうか?
内閣府の発表している、日本人の生活満足度は、
ここ50年間横ばいで、変わっていません。
その間、科学も医学も進歩して、経済発展もしたのに、
一体どうしてなのでしょうか?
▼実はその答えは、科学の進歩は、
不満に対する表面的な治療だからです。
肉体でいえば痛み止めです。
痛いという症状を緩和する対症療法で、
根本的な原因を見つけてそこを治療するのではなく、
痛いと感じる神経を麻痺させているだけだったりします。
頭が痛いとか
足が痛いとか
お尻が痛いとか
色々痛くなることがありますが、
極端なことをいえば、麻酔を打つと痛みがなくなります。
でもそれは一時的で、
麻酔が切れたらまた痛くなります。
そういうとき、凄腕のはり師の所へ行くと、
全然痛くないところに針を刺し始めるときがあります。
「頭が痛いんですけど」というと
足とか腹とか、とんでもない所に針を刺し始めます。
「本当に大丈夫なんですか?」と思っていると、
しばらくして本当に痛みがなくなることがあります。
びっくりして、理由を聞くと、
「邪気がどうのこうの……」
という単語も聞き取れないような
東洋的な説明をしてくれるので、
「科学的にいうとどういうことなんですか?」
と聞くと、急に
「交感神経と副交感神経が……」
という言い方をしてくれたりもして、驚きます。
要するに、普通は、痛いというと、
痛いところを治療してくれるんですが、
それでは対症療法です。
人体に精通しているはり師になると、
この人の痛みどこから来てるのかを的確に診断して、
その根本原因を治療するんですね。
根本原因が解決すれば、
一時的な痛み止めと違って、
もう痛みは起きなくなるので、ベストです。
続けて通院する必要もなくなります。
▼これは、私たちの心も同じです。
何か不満や不便なことがあったとき、
科学やお金の力で解決するのは、
一時的な対症療法なんですね。
その結果、一時的には喜べるんですが、
またしばらくすると、新しい不満が起きてきます。
これではどこまで行ってもきりがありません。
どんなにお金持ちでも、
どんなに科学が進歩しても、
心からの安心や満足はないんですね。
これは政治でも経済でも科学でも医学でも全部同じです。
みんな対症療法なので、不満や苦しみの根本原因が
分かっているわけではないのです。
そこで、私たちの心の奥底にある、苦しみの根本原因を教えて、
それを断ち切って、本当の幸せにするのが
仏教なんですね。
しかし科学もちょっと擁護しておくと、
科学では、心からの安心も満足もないのですが、
科学が進歩しても、幸せになれないということが
多くの人の心に自覚されてきたとすれば、
科学も有意義だったというものです。
痛いときは痛み止めも必要ですが、
仏教を聞いて、根本治療を試みてみてください。
お体くれぐれも大切になさってくださいませ。
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発行:中村僚(長南瑞生)
生きる意味は仏教に学びなさい
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