2016年12月24日土曜日

【ライフワークは人生の目的じゃないよ】(仏教を現代へ)

こんばんは。中村僚です。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。


年の瀬も迫って参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今日はよくある人生の目的の勘違いについて。

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12月24日345号
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■ライフワークは人生の目的じゃないよ
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▼あなたは何のために生きていますか?

この問いは、就職活動のときに

考えた人もいるかもしれませんし、

大学受験のときに考えた人もいるかもしれません。

中には中学校や小学校のときから考えたことがある、

という人もあります。


もう70を過ぎたけど、

若い頃からずーっと考え続けている、

という人もあります。

難問なんですね。


特に、就職活動のときに考えるという人は、

これからいよいよ社会に出るという時に、

どんな仕事を選ぶは、

そうやって仕事をして生きていく目的が分からないと

決めようがないからでしょう。

社会に出れば、普通は一日の大部分の時間を

仕事に費やすのですから、

ワクワクするような仕事に就きたいと思います。

大好きなことを仕事にして、

それに時が経つのを忘れて熱中しているうちに、

他の人にも喜ばれる。

自分の才能に目ざめて、それを開化させると、

自分らしく普通にやっているだけなのに、

他の人に価値を提供できる。


それだと生計が立たなかったり、

会社ではやりたくない仕事が回ってきたりして、

そんな仕事についているわけではない人が大半ですから、

もしそんな仕事が見つかったら、

一生のライフワークになりますね。


▼ところが、気をつけないといけないのは、

ライフワークは、人生の目的ではない、ということです。

だって、ライフワークに熱中していて、

後悔している人たくさんいるでしょ。


美術の教科書に必ず出てくる

ダビデ像のような彫刻や絵画で、史上最高クラスの

芸術家とされるミケランジェロさんは、

絵や彫刻がライフワークで、

あれだけ一生懸命頑張ってみんなに喜ばれていたのに、

最後はこう言っています。

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いまやわたしは知った、芸術を偶像とも
君主ともみなしたあの迷妄の情熱がいかに誤っていたかを。
人間にとってその欲望がいかに災厄の源泉であるかを。
(ミケランジェロ)
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ピカソさんもそうですね。

ピカソの絵といえば、理解不能なものの代名詞ですが、

分かる人には分かる、

百億円を超す作品もあるほどの

とてつもない芸術家です。

作品数も10万点以上あるので、

生涯平均して3日に1つ以上は何かしら作ってますね。

すごいスピードで、ものすごい価値を生み出しています。


それだけ熱中してライフワークに打ち込んでいたのに、

最後はこんなことを言っています。

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すべて終わった。絵はわれわれが信じていた
ようなものではなかった。
それどころか正反対だった。(中略)
誰にも何の役にも立たないではないか。
絵、展覧会──それがいったい何になる?
(ピカソ)
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このように、ライフワークを思う存分やって、

あれだけみんなに喜ばれたのに、

後悔している人はたくさんあります。


▼そして、年を取るとだんだん衰えてくるので、

ライフワークができなくなるときが

やがて必ずやってきますよね。


きれいな人物画をたくさん書いた、

印象派のルノワールは、晩年にリウマチで指が

変形してしまいました。


それでも包帯で筆を手に固定して

執念で絵を描き続けているのですが、

さすがに、もはや才能を発揮できず、

ライフワークを続けられない

無念さを、こう言っています。

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手足がきかなくなった今になって、
大作を描きたいと思うようになった。
ヴェロネーゼや、彼の『カナの婚礼』のことばかり夢みている!
なんて惨めなんだ!(ルノワール)                             
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廣松渉という日本の有名な哲学者がいます。

東大哲学科に入った人が、廣松渉を見て、

「自分に哲学は無理だ」と理解し、

別の学者になった人がいるほどのものすごい哲学者です。


ところが、主著の『存在と意味』全3巻を書いているうちに

病に倒れ、2巻を出したところで

「望むらくは寧日よあれ!」

という悲痛な言葉を残して

60歳の若さで亡くなってしまいました。


みんな、せっかく死ぬまでライフワークをやったのに、

人間に生まれてよかったという満足がない……

どうしてなんでしょうね。

怖くないですか?


▼なぜかというと、それは、

ライフワークは人生の目的ではないからなんですよ。

人生の目的というのは、

生まれてから死ぬまでに、これ一つ果たしたならば、

人間に生まれてよかったと大満足できるものです。


あなたが生まれてきたのは、

ライフワークのためではありません。

ライフワークがあなたのためにあるんですよ。

仕事は生きる手段ですから。


ここがみんな勘違いしているところなので、

よくよく理解しておいてください。


じゃあ、人が生きるのは何のためなのか、

本当の生きる目的、

それは仏教に教えられています。


ぜひ本当の生きる目的を知り、

それを達成して、人間に生まれてよかったという

大満足の身になるところまで

仏教をお聞き下さい。

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■編集後記
∽…∞…∽…∞……∽…∞…∞

いよいよ今年も残りわずかなので、

一年間の反省がてら、実家の大掃除をしていたら、

大学1〜2年の時の成績表が出てきました。


見てみると、系統ごとに全科目の成績が

驚くほど同じでした。

たぶんみんなそうなんじゃないですかね。

ちょっと公開してみます。


まず、体育とか実験のような

「試験のないもの」は、全部A(笑)

これは出席すればAなので、

授業には訳も分からずひょこひょこ出席する

律儀な性質を表してますね。


次に物理、例えば

力学、電磁気学、熱統計物理学、

振動・波動論、相対論、みたいなものはA

もともと物理学者になろうと思っていたので、

B以下だとちょっと無理でしたね。


ところが、同じ理科の部類なのに、

化学系は構造化学も物性化学もB

平衡・反応論に至ってはC

物理と化学は脳の使う部分が違うんですかね?

(物性に進んでいたら危なかった……怖い怖い)


そして法律系は全部B

民法とか。

自分ではまあまあ納得できた気がしてたのは、

単なる自己満足で、他の人より分かってないですね。

こりゃ法律は、知り合いの法律家たちに任せて

自分では近寄らないほうがいいわ……。


そして、今回初めて気づいた意外なことに、

経済系はミクロとかマクロ、計量社会学など、

なぜかみんなA

当時、本人は気づいてないですね。


大学の勉強自体は、研究者とか技術者にならない限り

社会に出るとあまり使わないと思いますが、

少しでも役立てないともったいないですね。


これらのことから今現在、

皆さんに喜んで頂くための本質的な強みを考えると、

本当の生きる意味をお伝えするうえでも、

現代の経済のルールにのっとって、

論理的に理解できる分かりやすさを出すといい、

ということかな?(笑)

そんな分かりやすいコンテンツを配信していきたいと思います。


共に今年1年をよく反省して、

来年の目標を考えて、

本当の人生の目的達成に向かいましょう。


それでは今年も1年間どうもありがとうございました。

よいお年を。



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発行:中村僚(長南瑞生)
生きる意味は仏教に学びなさい
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