2023年5月14日日曜日

今月の経営格言 井深大(ソニー株式会社創業者)

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2023年5月14日 VOL.5589
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5月20日はローマ字の日。訓令式ローマ字を発案した、
物理学者の田中舘 愛橘(たなかだて あいきつ)の
命日にちなんで創設された記念日です。


続きは編集後記で

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今月の経営格言 井深大(ソニー株式会社創業者)
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◆今月の経営格言

 「トライ・アンド・エラーを繰り返すことが、
『経験』と『蓄積』になる」

  井深大(ソニー株式会社創業者)

  出所:「井深大語録 天衣無縫の創造家」
     (ソニー・マガジンズ)
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冒頭の言葉は、

「まず挑戦してみることが重要だ。もし失敗したとしても、
 そこから何かを得て次に生かせば失敗は無駄にならない」

ということを表しています。

1953年、日本で初めてのテレビ本放送が始まり、1960年には
カラーテレビの本放送が始まりました。当時、カラーテレビ
にはシャドーマスク方式という技術が使用されていましたが、
井深氏は、クロマトロン方式という新しい技術に着目して
いました。クロマトロン方式には、シャドーマスク方式に
比べて画面が鮮明であるという利点がありました。それまで
にも、日本初のテープレコーダーやトランジスタラジオなど、
他社に先んじて画期的な商品を次々に開発・発売してきた
井深氏とソニーの技術者たちは、クロマトロン方式のカラー
テレビの開発に挑戦することを決めました。

しかし、実用化は困難を極めました。クロマトロン方式は
非常に高度な技術を必要とし、故障の多い点が問題でした。
しかも、なんとか発売までこぎつけたものの、製造コストが
かさんだため、「売れれば売れるほど損をする」こととなって
しまいました。

このような状況に、井深氏は社長として責任を感じ、一度は
他社と同じシャドーマスク方式への転換に気持ちが揺らぎ
ました。しかし、技術者としての意地がそれを許さず、結局
は自身が開発リーダーとなって現場の最前線に立ち、クロマ
トロン方式に代わる新しい技術を探ることにしました。

その後、開発チームは研究を重ね、「1本の電子銃で受像管内
に3本の電子ビームを走らせること」を考案しました。その後、
この新しい電子銃をクロマトロン方式の受像管に入れてみた
ところ、これまでにないしっかりとした映像が現れました。
開発チームはその後さらに研究を重ね、新しいカラーテレビ
「トリニトロン」が誕生しました。トリニトロンは、1968年に
発売されるやいなや世界的な発明として大きな注目を集めまし
た。そして、1973 年には、優れた性能が認められて米国テレビ
芸術アカデミーから放送業界のアカデミー賞ともいわれるエミー
賞を贈られることとなりました。

クロマトロン方式の研究によって、ソニーにはカラーテレビ
の土台が築かれていました。つまり、それまでの失敗があった
からこそ、トリニトロンが生まれたのです。

ソニーは、常に他社に先がけて新しいものをつくってきました。
しかしそれ故、ソニーが先鞭をつけた分野に可能性があること
が分かると、後から大企業が大きな資本を投じてその分野への
参入を図り、ソニーのシェアを奪おうとしました。

このことを指して、「ソニーは大企業のモルモットである」と
いわれたことがありました。ソニーは大企業のための実験台的
な役割を果たしているとして、実験動物の代表であるモルモット
にたとえられたのです。

この発言に、当初、井深氏は憤慨しましたが、後に次のように
述べています。

「ゼロから出発して、産業と成りうるものが、いくらでも
 転がっているのだ。これはつまり商品化に対するモルモット
 精神を上手に生かしていけば、いくらでも新しい仕事が
 できてくるということだ」

モルモットという言葉は、先駆者という言葉に置き換えること
ができます。先駆者である以上、挑戦と失敗は避けられません。
そして、そこから得られる経験を蓄積していくことこそが、
先駆者であり続けるためには必要なのです。

井深氏の言葉には、挑戦を恐れず、失敗からも粘り強く成果を
得ようとする先駆者としての姿勢が強く表されているといえる
でしょう。

【本文脚注】
本稿は、注記の各種参考文献などを参考に作成しています。本
稿で記載している内容は作成および更新時点で明らかになって
いる情報を基にしており、将来にわたって内容の不変性や妥当
性を担保するものではありません。また、本文中では内容に即
した肩書を使用しています。加えて、経歴についても、代表的
と思われるもののみを記載し、全てを網羅したものではありま
せん。

【経歴】
いぶかまさる(1908〜1997)。
栃木県生まれ。早稲田大学卒。
1946年、盛田昭夫(もりたあきお)氏とともに東京通信工業
株式会社(現ソニー株式会社。本稿では「ソニー」)設立。
1950年、社長就任。

【参考文献】
「井深大語録 天衣無縫の創造家」
(井深精神継承研究会(編)、ソニー・マガジンズ、
1994年12月)
「ものづくり魂 この原点を忘れた企業は滅びる」
(井深大(著)、柳下要司郎(編)、サンマーク出版、
2005年9月)
「ソニー自叙伝」
(ソニー広報センター(著)、ワック編集部(編)、
ワック、1998年3月)

(中川コメント)
 本日の記事は弊社が有料会員となっている「中小企業福祉
事業団」が提供する情報を転載しました。

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編集後記      
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5月20日はローマ字の日。訓令式ローマ字を発案した、
物理学者の田中舘 愛橘(たなかだて あいきつ)の
命日にちなんで創設された記念日です。

ローマ字表記には、先述した訓令式と、ヘボン式の
2種類があります。小学校の授業で私たちは訓令式
ローマ字を習いましたが、パスポートの表記や
駅名表示などはヘボン式が多く使われています。

例えば「愛知」のつづり方は、訓令式の"Aiti"より
ヘボン式の"Aichi"の方が、「岐阜」は"gihu"より
"gifu"の方が馴染む、という方が多いのではないでしょうか。
英語を意識して作られたヘボン式の方が、国際化が進んだ
現代の社会に即しているのかもしれません。

ただ、「丹波」の場合は、ヘボン式の"Tamba"より
訓令式の"Tanba"の方が多用されるなど、現状では
単語によって複数のつづり方が混在しています。
この点については、今後数年をかけて考え方が整理される
ようです。

この機会に、普段仕事で使用するキーボードの入力や
何気なく眺める街中の案内標識などに、どのような綴りが
使われているか、意識を向けてみるのはいかがでしょうか。


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