2020年3月4日水曜日

【労務管理】在宅勤務でパソコンを使って業務する場合

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2020年3月4日号 VOL.4422
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「企業は株主のもの」という株主資本主義はやや勢いを失っている

(続きは編集後記で)


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【労務管理】在宅勤務でパソコンを使って業務する場合
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新型コロナウィルスの拡大で在宅勤務を検討されているあるいは
実施している会社があろうかと思う。
在宅勤務の情報漏えい対策を記載する。


1.情報漏えい対策としてのセキュリティ対策

在宅勤務者の中には、自宅だけではなくカフェ、ファミリーレストラン、
図書館、漫画喫茶などで、ノートパソコンや携帯電話を利用しながら
業務遂行するモバイルワーカーもいる。
最近では、英語で遊牧民を意味する"ノマドワーカー"と呼ばれることも
ある。

こうした働く場所を特定のオフィスに固定せず、カフェやレンタル
スペースなどで業務に従事することを認める場合、最もリスクとして
意識づけしなければならないのはセキュリティ対策である。


2.パソコン等の社外利用に関する規程を定める

外部にノートパソコン等を持ち出す場合、情報漏えいの危険性が高まる
ケースとして、カフェやファミレス等にノートパソコンを置き忘れる、
トイレや電話対応で席を離れた隙に盗難に遭う、電車の網棚等にノート
パソコン等を置き忘れる、車上荒らしによってノートパソコン等の
盗難に遭う、外出先でノートパソコンをインターネットに接続する
ことによるウイルス感染などが考えられる。

ノートパソコン等を外部に持ち出す場合の情報漏えいに対するリスクの
軽減措置として、次のような規程を定めておくことが求められる。

[ノートパソコン等の社外利用に関する規程例]

第1条 パソコンの盗難防止対策
 ノートパソコンは盗難防止のために、必要に応じて以下の対策を
施すものとする。

(1)ワイヤーチェーン等による固定
(2)不使用時の施錠保管
(3)外部に持ち出す際のBIOSパスワード等による起動制限

第2条 ノートパソコン等の持ち出しによる業務上の利用は、
 原則として禁止とし、「パソコン等持出・持込申請書」にて
 該当部門の長および情報システム管理者が認めた場合にのみ、
 これを許可する。

第3条 持ち出しの際には以下の保護対策を行う。
(1) 持ち出しパソコンには、必要な情報以外を保存しない。
(2) 外部に持ち出す際のBIOSパスワード等による起動制限措置を講じる。
(3) 重要な情報は暗号化またはパスワード付きとする。

第4条 離席時のモニター画面からの漏えい防止(クリアスクリーン)
 利用者は、離席時にパソコンを他者に操作されたり、画面をのぞかれ
 たりすることにより情報が漏えいしないよう以下の措置を講じる。
(1)離席と同時にパスワードの入力または物理的キーによってのみ
 復帰できる方法で画面ロックを行う。
(2)前号の措置をし忘れても問題がないように、パスワード付き
 スクリーンセーバの設定時間を5分以内とする。


(中川コメント)

在宅勤務でパソコンを使って業務する場合、情報漏えいを防ぐ方法として
ノートパソコン等の持ち出しに際して、社外利用に関する規程を作成し、
周知するなど盗難、情報漏えい等について注意喚起をしましょう。

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    編集後記      
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「企業は株主のもの」という株主資本主義はやや勢いを失っている

「企業は株主のものだ」という意見が幅を利かせる一方で、「いや、企業は
社員や顧客のものでもある」という意見もあって、どちらかというと、
「株主のもの」という投資家の立場での意見が優勢だったように記憶しています。

しかし、近年、この議論は静かな形で再燃し、「企業は株主のもの」と
いう株主資本主義はやや勢いを失っている感があります。

たとえば、ヤフーの人事の哲学に影響を与えてくださっている慶応義塾
大学の前野隆司教授(大学院システムデザイン・マネジメント研究科)は、
「幸福学」を提唱し、短期的な売り上げや利益を重視する企業経営より、
長期的な視点で企業を経営していく方が社員は幸せになる、右肩上がり
偏重の企業経営は人を幸せにしない、などと主張されています。

前野教授によると、幸せには、長続きしない幸せと長続きする幸せが
あって、金、地位など他人と比べられる「地位財」による幸せは長続き
しないといいます。

長続きする幸せは、「非地位財」による幸せであり、それは、
「やってみよう!」因子(自己実現と成長)
「ありがとう!」因子(つながりと感謝)
「なんとかなる!」因子(前向きと楽観)
「あなたらしく!」因子(独立とマイペース)
という四つの因子から成っており、企業もこの四つを意識して改革を
進めれば、社員が幸せになれる組織をつくれる、というのが
同教授の考え方です(『幸せのメカニズム』講談社現代新書、2013年)。

(残業の9割はいらない 本間浩輔著 光文社新書より)

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