令和7年4月1日から高年齢雇用継続給付の支給率が変更されます

　　　　　　　　　　
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社長、上司が「あの人はすごい！」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし！大企業20年、中小企業13年　
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者：　中川清徳 　2024年12月11日 VOL.5805
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ミスコミュニケーションが起こる理由

（続きは編集後記で）

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令和7年4月1日から高年齢雇用継続給付の支給率が変更されます
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「雇用保険法等の一部を改正する法律（令和2年法律第14号）」
により、高年齢雇用継続給付の支給率が、「最高15％」から
「最高10％」に引き下げられることになっています。

その施行期日（令和7年4月1日）が近づいてきたこともあり、
厚生労働省からお知らせが公表されています。

今回はおさらいも兼ねて、お知らせの内容の一部を以下にご紹
介します。

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■高年齢雇用継続給付とは
　60歳到達等時点に比べて賃金が75％未満に低下した状態で働
　き続ける60歳以上65歳未満の一定の一般被保険者の方に支給
　される給付です。


■変更内容
　支給率の上限が15％から10％に引き下げ


■対象者
　令和7年4月1日以降に60歳に達した日（その日時点で被保険者
　であった期間が5年以上ない方はその期間が5年を満たすこと
　となった日)を迎えた方

※令和7年3月31日以前に60歳に達した日（その日時点で被保険
　者であった期間が5年を満たすこととなった日）を迎えた方は
　令和7年3月31日までの支給率（15％）から変更はありません。


■令和7年4月1日以降の支給率
　各月に支払われた賃金の低下率によって異なります。

〇64％以下の場合
⇒支給率：賃金額×10％

〇64％超75％未満の場合
⇒支給率：賃金額×0〜10％の間で、賃金の低下率に応じ、賃金
　　　　　と給付額の合計が75％を超えない範囲で設定される率

〇75％以上の場合
⇒不支給

[中川のコメント]
例えば、60歳到達時の賃金月額が30万円で、現在の賃金が
18万円（60％に低下）である場合を考えます。

変更前（支給率15％）: 18万円 × 15％ = 27,000円
変更後（支給率10％）: 18万円 × 10％ = 18,000円

この例では、支給額が月額9,000円減少することになります。


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編集後記 　　　　　
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ミスコミュニケーションが起こる理由

部下指導の問題として、上司と部下とのミスコミュニケー
ションがあげられるケースがあります。
コミュニケーションのトラブルが起こる原因として、話し手
側（上司側）では、情報を省略（削除）したり、個人のフィル
ターで見るために事実が曲がられたり（歪曲）、1つのサン
プルをあたかも全部のように伝える（一般化）ことが
起こります。
つまり、体験を言葉に翻訳する時点で、多くの情報は
失われて、変形され、抽象化されてしまうのです。

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